基本のきから最新トレンドまで…ハイジュエリーにまつわる、気になるTopics
ハイジュエリーとは何かが、少しでもわかってくるとさらに深掘りしてみたくなる不思議。定義から着こなし、流行と、ハイジュエリーについての気になるトピックスを名品とともにご紹介します。
【Topic1】実はハイジュエリーに、明確な定義はないのです
そもそも“ハイジュエリー”とは、どんなものを指すのでしょう。稀少な宝石を使ったもの?カラット数の大きいもの?それとも高額なもの?実は「メゾンによって、ハイジュエリーの定義は違う」が正解です。
しかしながら、各メゾンが創造性を発揮し、実現できる限りの高度な技術をもって完成させた、類まれなる作品であることは事実。美しいだけでなく、芸術的だったり、資産価値としての側面ももち合わせているものが、一般的にハイジュエリーと呼ばれています。
【Topic2】今やハイジュエリーは、ドレスアップだけのものではありません
レッドカーペットや舞踏会の印象が強いハイジュエリーですが、一生にいくつも手に入れることのできない貴重なものを、しまっておくのは、あまりにも残念。だから『Precious』では、「もっと身近にハイジュエリーが楽しめたら…」という願いを込めて、白いTシャツや黒いニットとのコーディネートを提案しています。
シンプルなトップスに映えるハイジュエリーは、とても洗練された印象。こういった上級な組み合わせができたら、素敵です。
【Topic3】マルチに身につけて!トランスフォーマブルなデザインが楽しい
ひとつのジュエリーが姿を変えるマルチウェイなデザインは、ハイジュエリー伝統のひとつですが、技術の進歩により、それはさらに進化。例えば次の「シャネル」のネックレスは、カメリアのモチーフがブローチになるだけでなく、留める場所によって、ネックレスの形がさまざまに変わる構造になっていました。
例えばこのネックレスが…
ブローチにも!こんな形にも!
【Topic4】既成概念にとらわれないクリエイティブ・ディレクターに注目
昨年、「エルメス」が驚きのハイジュエリーを発表!人体内部の構造に発想を得たという本作は、クリエイティブ・ディレクターのピエール・アルディらしい大胆さが話題となりました。
【Topic5】今注目すべきデザインは、個性豊かなカラーストーン
ハイジュエリーの新潮流のひとつに、色やカットの組み合わせが斬新なカラーストーンが挙げられます。近年、ハイジュエリーの関心が世界中で高まっているなかで「今までとは違うもの」が求められる傾向に。
自然界から生まれた彩り豊かな輝きは、それだけで心が沸き立ち、神秘的で多幸感に溢れて。身につけると自分を守ってくれるよう…そんなハイジュエリーが増えています。
※文中の表記はPT=プラチナ、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、RG=ローズゴールド、PG=ピンクゴールドを表します。
※この特集に登場するジュエリーは、過去のPreciousに掲載した記事からの転載のため、現在では購入できないものも含まれています。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
- PHOTO :
- 武田正彦、生田昌士(hannah)、戸田嘉昭(パイルドライバー)、
- COOPERATION :
- 福田詞子(英国宝石学協会 FGA)
- EDIT&WRITING :
- 湯口かおり、古里典子(Precious)