世界的デザイナーのジョルジオ・アルマーニ氏が監修をつとめるイタリアンレストラン「アルマーニ / リストランテ」。コンセプトのモダンイタリアンをベースとし、東京・銀座の「アルマーニ / リストランテ」では、日本の旬の食材との融合が特徴的なメニューが提供されています。季節の食材を使用したコース料理になっており、春、夏、秋、冬、と内容が変わるため、いつ行っても四季を感じられるお料理を楽しめます。
本記事では、新メニュー「サステナビリティ」(¥12,000/税・サービス料込)で提供される全6皿のお料理を紹介します。
再度フードロスバンクとタッグを組んだ新メニュー「サステナビリティ」
昨年、フードロスバンク協⼒のもと、フードロス⾷材を主役としたコースメニュー「ロスフードメニュー」を展開した「アルマーニ / リストランテ」。この取り組みの反響が大きかったことから、再度フードロスバンクとタッグを組み、新メニュー「サステナビリティ」が作り上げられました。
今回の「サステナビリティ」メニューは、3つの「サポート」をテーマに掲げているのがポイントです。それは、⽇本国内での需要低下でロスが生まれている「⽇本⽶のサポート」、料理を通して地⽅のパワーと豊かな可能性を感じられる「地⽅のサポート」、⾒た⽬の問題で通常ルートでの出荷ができない⾷材を⼀部の料理に使⽤する「フードロス⾷材のサポート」の3つ。
どんなメニューになっているのか、チェックしましょう。
■1:一期一会のアミューズ「⾼農園のサラダ」
コース料理は、アミューズの「⾼農園のサラダ」からスタート。使われる野菜は、その⽇におすすめの野菜を20種類以上使っており、日によって内容の違う“⼀期⼀会”の⼀⽫です。パセリを使った「サルサヴェルデ」ソースと野菜のハーモニーを楽しむことができます。
■2:未利⽤⿂を使用した「スモークハマチ」
前菜となる「スモーク ハマチ」は、福井県のプライドフィッシュでもあるハマチを使⽤した⼀⽫です。スモークしてうまみを閉じ込めたハマチにスライスしたラディッシュを巻き、ポロネギのフリットをトッピングした一品にセビーチェソースがベストマッチ。
サイズの問題や、⾷⽤としての需要が少ない「未利⽤⿂」が使⽤されています。
■3:“れすきゅう米”を使用した「スナップえんどうのリゾット」
「スナップえんどうのリゾット」は、⽇本⼀の⽣産量である新潟県産⽶からリゾットに合う米を厳選して配合した「れすきゅう⽶」が使用されています。出汁も、野菜の切れ端からとっているなどロスがでないように考えられています。
グリーンピースのピューレ、パルメザンチーズを絡めたリゾットの上にはオーガニック卵のポーチドエッグをトッピング。パルメザンチーズのソースとスモークしたスナップえんどうを添えた、見た目も華やかなリゾットです。
■4:福井県のプライドフィッシュを使用した「鰆の炭⽕焼きクレソンソース」
メインの「鰆の炭⽕焼き クレソンソース」では、前菜同様、福井県のプライドフィッシュに選ばれている鰆が登場します。グリーンアスパラのスライスの上には、炭⽕で焼いた後藁焼きで⾹りをつけて⾹ばしく仕上がった鰆がのせられています。⾹り豊かに仕上げられたソースをかけていただきます。
■5:通常ルートでは出回らない素材を活用した「とみつ⾦時」
プレドルチの「とみつ⾦時」は、福井県フィールドワークス産のとみつ⾦時を使⽤したなつかしさを感じさせるスティックタイプのアイスキャンディです。形や⼤きさの理由で通常ルートでは出荷できないとみつ⾦時をペースト保存していたものが使用されています。
■6:形を理由に出荷できないいちごを使用した「いちご酒粕」
デザートの「いちご酒粕」は、⽯川県の紅ほっぺと福井県産の⿊⿓の酒粕が使用されています。中には、形を理由に出荷できないいちごのピューレをシャーベットにしたものと、酒粕のジェラートが入っています。
廃棄されるはずの食材や地域の可能性を感じられる新メニューは、新たな発見をもたらしてくれます。ぜひ自分の舌でそのおいしさを感じてみてください。
問い合わせ先
- アルマーニ / リストランテ
- 営業時間/ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)、ディナー 18:00~23:00 (L.O.20:00)
- 定休日/月曜日
- TEL:03-6274-7005
- 住所/東京都中央区銀座5-5-4 アルマーニ / 銀座タワー 10階&11階
- TEXT :
- Precious.jp編集部