表紙キャラクター大政 絢さんの“花上手になりたい!”

雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが、「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わる人気連載「“花上手”になりたい!」。

8月号では「夏の定番花でもある、向日葵を涼やかに楽しむコツを知りたい」と大政さん。今回は、鮮やかな向日葵に枝物を組み合わせてシックに楽しむアレンジ術を「malta」主宰の布山 瞳さんに教えていただきました。

布山 瞳さん
「malta」主宰
(ふやま・ひとみ)東京・羽根木にある店舗は、足繁く通う人も多い心地よい空間。住所/東京都世田谷区羽根木1-21-27 亀甲新#ろ-59

This Month's Flower:「流線を描く枝で夏の風物詩に意外な表情を」

太陽のように鮮やかな向日葵に枝物を組み合わせて。インテリアになじシックな楽しみ方を伝授します。

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Flower Data:向日葵「サンリッチオレンジ」、ウンリュウヤナギ

「『ウンリュウヤナギ』は、枝色の変化や新芽が出たりと、季節の変遷を楽しめます。高さのある枝物には、安定感のある花器を。写真の花器は、ガラス作家・鈴木伊美さんへの注文品」(布山さん)


AYA's Question:「夏の定番花でもある、向日葵を涼やかに楽しむコツを知りたい」

「夏の訪れを知らせてくれる向日葵は特に好きな花のひとつ。地元・北海道で過ごしていた頃は、北竜町の向日葵畑に出かけるのが毎年の恒例でした。果てしなく向日葵が続く景色は圧倒されるほどに美しくて…。

今年の夏は、思い出の花でもある向日葵を品よく飾りたいです」(大政さん)。

Florist's Answer:「枝物を合わせて、季節感がありつつ、落ち着きある佇まいに」

「発色のいい向日葵には、枝物を組み合わせるのがおすすめです。

『ウンリュウヤナギ』のように有機的な曲線を描く枝を添えると、変化が生まれて。ギフトだけでなく、“自分のために花を買う”習慣が根付いたからか、最近は大ぶりの枝物に人気が集まっています。夏場でも日持ちして、水替えを頻繁に行わなくていいのもメリットです。

また、枝物に合わせる向日葵は、大胆に長さを出すのも、センスよく見せる秘訣です。横顔や後ろ姿を見せることで、溌剌なイメージの裏に隠れた、向日葵の奥ゆかしさを垣間見ることができます」(布山さん)。


「春先に桜を飾ったことがきっかけとなり、枝物の魅力に開眼したところ。慣れ親しんだ向日葵に枝物を加えるだけで、今までにない表情に。無限に広がる花の楽しみ方を再認識せずにはいられません」(大政さん)

問い合わせ先

malta

TEL:03-6265-8966

PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
川口夏希、小林桐子(Precious)
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