いい意味でストイック、そして質実剛健なウォッチメイキングと、洗練されたファッション性を併せ持つ「IWC」。そのコレクションのなかでも、しばしば女性に向けたモデルをリリースしてきた“ポートフィノ”に、待望の新作が登場しました!

ワンランク上の洗練を約束する、エレガントな本格機械式ウォッチがここに!

名品_1,時計_1,高級時計_1
今回発表された新作のなかでも、ひと際エレガンスが漂うのが“ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ 37”。

多くのマニュファクチュールが毎年レディスの新作をリリースするなか、このブランドは「おもねらない」というか「媚びない」のです(笑)。 そんなスタンスも魅力のひとつだったりするのですが、40mm径以下のサイズでダイヤモンドをあしらった新作は本当に久しぶり! 今回、いかにも「IWC」らしいラウンド形ケースに、研ぎ澄ましたシンプリシティが光る名品“ポートフィノ”から誕生したのは、ケース径37mmと34mmの2サイズ。それぞれ2モデルずつで、全部で4タイプの展開です。

37mm、34mm共に目を惹くのが、ベゼルにダイヤモンドをセッティングしたモデルの華やぎ!

時計_2,高級時計_2,名品_2
37mmモデルのベゼル、そして文字盤にセッティングされたダイヤモンドは66個で1カラット近く! ジュエリーウォッチの表情も漂わせて。

従来よりも大粒の1.7mmのダイヤモンドをセッティングするために、ケースの形状から最適化。さらにダイヤモンドへの光の反射をより高めるためにセッティングも改善し、キラキラとした透明感ある輝きが強まりました。

また、今回採用された新しいカーフストラップは、ラグジュアリーウォッチ界で初めて完全なトレーサビリティを備えたもの。すべてのストラップには独自のコードが付属されており、これを「IWC」のアプリに入力すると、レザーの調達源について詳しく知ることができます。兼ねてから積極的にさまざまな社会貢献に取り組んできた「IWC」らしい透明性の追求は、改めて私たちに「ラグジュアリー」の真意を教示してくれるかのようです。

さらに全モデルにクイック交換システムが備わり、付属の小さな工具を使って簡単にストラップとブレスレットを付け替えることも可能になり、手元コーディネートの楽しみ方が広がりました!

程よいボリューム感が旬の手元へと導く37mmサイズ

シンプルな三針と、ムーンフェイズ搭載のプチ・コンプリケーションの2モデルで展開される“ポートフィノ・オートマチック 37”。今回の新作では、ムーブメントをアップグレード! 搭載されている自社製ムーブメントは5日間のパワーリザーブを誇り、実用性もさらに高まりました。

時計_3,高級時計_3,名品_3
「ポートフィノ・オートマティック 37」¥1,716,000 ●ケース:レッドゴールド ●ケース径:37mm ●ストラップ:カーフスキン ●ムーブメント:自動巻き 
時計_4,高級時計_4,名品_4
サファイアガラスのケースバックから目で楽しむことができる自社製ムーブメント。ブルー仕上げのネジやゴールドメッキのローターなど、細部にもマニュファクチュールの美学が宿る。

■1:しなやかな強さとエレガンスを秘めた三針モデル

時計_5,高級時計_5,名品_5
「ポートフィノ・オートマティック 37」左/¥1,424,500・右/¥2,425,500 ●ケース:右/レッドゴールド×ダイヤモンド・左/ステンレススティール×ダイヤモンド ●ケース径:37mm ●ストラップ:カーフスキン ●ムーブメント:自動巻き

■2:ロマンティックで詩的な表情のムーンフェイズ

時計_6,高級時計_6,名品_6
「ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ 37」左/¥1,144,000右/¥2,821,500 ●ケース:右/レッドゴールド×ダイヤモンド・左/ステンレススティール ●ケース径:37mm ●ストラップ:カーフスキン ●ムーブメント:自動巻き

34mm径は華奢な手首にも違和感なくマッチ!

「IWC」の現行モデルのなかで、最も小ぶりな34mm径の“ポートフィノ”が登場したのは2019年。このモデルの誕生によって、「IWC」と女性たちの距離が一気に縮まったエポックメイキング的なモデルです。今回は従来の三針モデルに加えて、デイ&ナイト表示という複雑機構搭載モデルがリリースされ、より魅力的にコレクションを拡充しました!

■1:まさに「働く手元にふさわしい」知的でエレガントな三針モデル

時計_7,高級時計_7,名品_7
「ポートフィノ・オートマティック 34」左/¥781,000・右/¥1,358,500 ●ケース:右/ステンレススティール×ダイヤモンド・左/ステンレススティール ●ケース径:34mm ●ブレスレット:ステンレススティール ●ムーブメント:自動巻き

■2:デイ&ナイト表示が静かに主張するフェミニンコンプリケーション 

時計_8,高級時計_8,名品_8
「ポートフィノ・オートマティック・デイ&ナイト 34」左/¥1,435,500右/¥2,519,000 ●ケース:右/レッドゴールド×ダイヤモンド・左/ステンレススティール×ダイヤモンド ●ケース径:34mm ●ストラップ:カーフスキン ●ムーブメント:自動巻き

「IWC」とは、「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」の略。1868年にその歴史がスタートしたときに創業者が名づけたブランド名は、自らの氏名ではありませんでした。創業者の名前を冠する名門が多いなかで、自分の名前を残すことよりも大きな志を託したこのシンプルな社名からも、このブランドの真摯なウォッチメイキングを感じることができます。

そんな逸話からも伝わる気高い硬質さに、しなやかなエレガンスをひと匙加えた新しい“ポートフィノ”は、時計の真価を知る女性たちの新たな選択肢として熱い視線を集めています。

※掲載商品の価格は公開時点のもので、すべて税込みです。

問い合わせ先

 

IWC

TEL:0120-05-1868

この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿