「仕立てのいいスーツやオーダー靴など、身だしなみには気を使っているのに、何かが足りない」と思ったら、それはきっと匂いだ。海外に目を向ければ、男も女性のように各々に合った匂いを振りまいている。実際どの香水が自分のイメージに合うのか、悩ましい問題ではあるが、まずは使ってみないことには始まらない。そこで、メンズプレシャスが厳選した10の香水をご紹介。この中から選べば、満員電車で遺憾ながら密着した淑女の反応も、敵意から尊敬の念へと豹変すること確実だ!

タイプ別、男が身にまとうべき香水ブランド10選【目次】

オード パルファム

【1】トム フォード ビューティが提案する野性味溢れる男のためのフレグランス

 スーツやファッションアイテムで男を魅了しているトムフォード。そんなトム フォード から、男の二面性を表現したオリエンタルでセンシュアルな香り登場した。こちらのアンスラサイトはその新作。シダーウッドやサンダルウッドなど、お香のようなリッチなブラックウッドの香りに、ベルガモットやスパイスなど鮮烈なアクセントがプラス。暗闇のなかの光をイメージしたような香りに昇華。トップノートのきらめきから、ラストノートの夜の深遠にいたるまでドラマティックなストーリーを奏でる。

トム フォード ビューティ『トム フォード ノワール アンスラサイト オード パルファム スプレィ』●50ml ¥14,000(トム フォード ビューティ)

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【2】肉感的香りは男女兼用!英国王室御用達「ペンハリガン」

 英国王室御用達のフレグランスメゾン「ペンハリガン」が手がける香水は、女性用のターキッシュバス、「サボイ ターキッシュバス」からインスパイアされた香りだ。フレッシュなローズの香りを含んだスチームミストや水面で揺れる花びら、ほんのりと香り立つグリーンノートに、スチームの香りを表現。アロマティック ローズの香調ながら、男性でも活用できるセンシュアルな香り。

ペンハリガン『サボイ スチーム オードパルファム』●100㎖ ¥22,000(ブルーベル・ジャパン)

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【3】老舗香水ブランド「クリード」が提案するエレガントな香り

 250年以上の歴史を誇る、パリで歴史を刻んだ老舗フレグランスメゾン。そのなかでも、上質な香料だけを用いた最高峰シリーズとなるのがクリード『オードパルファム アクア セードル ブラン』だ。少し憂いを含んだベルガモットやカルダモン、ローレルのクールな香りから、繊細なグリーン調のクライマックスへと移りゆく、ウッディフローラルの香調。ミドルノートはリリーやジャスミンなど、白い花が顔を出す。また、ボトルにはかつて王族が愛したフォンテーヌブローで産出された砂が使用されており、それらをフランスのガラス職人が伝統技術により製品化。光を複雑に反射するエレガンスな曲線美を作り出した。

クリード『オードパルファム アクア セードル ブラン』●100ml ¥38,000(ブルーベル・ジャパン)

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【4】好き通った水をイメージ!日本を代表するデザイナー集団「イッセイミヤケ」の新作フレグランス

 デザイナーとして有名なイッセイミヤケ。日本を代表するデザイナーが手がけたフレグランスは、水をインスピレーションに作られた香水だ。発売以来、世界的にヒットした「ロードゥ イッセイ プールオム」。その続編として発表された今作がこれだ。「海の力強さ」から着想を得てつくられた。トップノートではベルガモットやグレープフルーツのアロマが海風のような爽やかな印象を表現。その後に、ウッディノートやミネラルを含んだムスクの一種、アンバーグリスが、雄大な波や潮の香り、肉感的な力強さを表現している。スタイルやT.P.O.を問わない、透明感のある香調が魅力。

イッセイ ミヤケ『ロー マジュール ドゥイッセイ オードトワレ』●100ml ¥10,500(ブルーベル・ジャパン) 

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【5】女王陛下も認める 「モルトンブラウン」からロシアの山小屋を彷彿させる香りが登場!

 モルトンブラウンから登場した新作のフレグランスは、成熟した皮革の香りに、くすぶった火の香り、シベリアの森に生い茂る松、温かみや深みを感じさせる香りなど。ロシアンレザーとその周囲の環境もイメージ。新作を手がけたロイク氏が選んだ素材は、エイジド・レザーアコードに、ロシアの森をイメージしたシベリアモミ由来のシベリアン・パイン・オイルや、野性味やセンシュアリティを表現する、ジンの香り付けに使用される英国の針葉樹ジュニパー由来のケード・ウッド・オイル。さらに、17世紀のロシアで、ブーツやスーツケース、ブックカバーをつくる際に、レザーをひたして耐久性や香りを付けるオイルとして活用されていた白樺由来のバーチ・オイルも加えた。ロシアの山小屋を彷彿させる要素で構成された香りは、濃密でダークなレザーノートと、暖炉を焚いているかのような温かみが交差する、スモーキーで深みのある香調。ジェントルマンが使うに相応しいフレグランスと言えるだろう。

レザーノートをオードトワレとして製作。トップノートにブラックティーやパープルバジルを添えて、フレッシュで温かみのある表情がアクセント。スーツスタイルにもよく似合う。ロシアンレザー オードトワレ●50ml ¥9,000(モルトンブラウン ジャパン)

【6】マリンリゾートをイメージした「モルトンブラウン」のフレグランス

 ブルーのパッケージから爽やかな印象が感じられるモルトンブラウンのフレグランス「サイプレス」。オーストラリアの最北端に位置する半島、ケープヨークからイメージを受けている。フレッシュなグリーン調のサイプレスに、海辺にたたずむハーブであるシーフェンネルが出合うことで、躍動感あふれるマリンノートが誕生。海の潮風にハーブやカルダモン、シダーウッドがなびいているようなイメージ。

サイプレス&シーフェンネル オードトワレ 50㎖ ¥9,000(モルトンブラウン ジャパン)

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コロン

【7】高級フレグランスの代表格「ジョー マローン ロンドン」

 ジョー マローン ロンドンの最高峰フレグランスコレクション「レア ティー コレクション」。数ある香水の中でも高級品に部類する最上級フレグランスだ。香りの特徴は日本の丘陵地帯から中国、ヒマラヤと多岐に至る産地で手摘みした新芽の茶葉から、6種類の希少茶のフレグランスを製作。なかでも、「シルバー ニードル ティー」は、かすかなフローラルを感じる、しなやかでやわらかい香りで紳士に相応しい。

ジョー マローン ロンドン『シルバー ニードル ティー コロン』●175ml ¥43,000(ジョー マローン ロンドン お客様相談室) 

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【8】イタリアの老舗香水ブランド「アクア ディ パルマ」

 1916年にイタリアの小さな工房で誕生した老舗ブランド「アクア ディ パルマ」。ハンフリー・ボガードやケーリー・グラント、エヴァ・ガードナーなど多くのハリウッドスターに愛用されてきた歴史を持つ。日本にはフルラインナップで、本格的な上陸を果たした。ここで紹介しているコロニア クラブはシトラスノートにハーブのアクセントが加わった、フレッシュな香り。ミントやベルガモット、ネロリが清涼感を演出してくれる。

アクア ディ パルマ『コロニア クラブ オーデコロン』●100ml ¥18,500(インターモード川辺 フレグランス本部) 

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【9】歴史ある香りを身にまとう! 世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」

 オーデコロンのルーツになっているサンタ・マリア・ノヴェッラの香水。その歴史は1221年にまで遡り、世界最古の薬局として有名である。ここの修道僧たちは栽培した草花を調合し、植物が持つ薬理的効果から、薬剤などを処方し作られていた。すべて天然香料が用いられているため、本物を知る紳士が顧客リストに名を連ねるのも頷ける。

同社が展開する40種類のオーデコロンのなかから、ブランドの名を冠した500年以上継承される歴史的な香り『サンタ・マリア・ノヴェッラ』をはじめ、『サンダーロ』(白檀)、『メログラーノ』(ザクロ)、『ポプリ』等、メンズプレシャス世代に人気の高い6点を厳選した。メンズグルーミング用品からオーラルケアまで、幅広い商品がそろう。100ml各¥14,000・『シチリア』のみ¥16,000(サンタ・マリア・ノヴェッラ丸の内)

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【10】シチリアから日本人が好む柑橘系の香りをお届け!イタリア生まれの「アトリエ・コロン」

 一口に香水と言っても、パルファン、オーデパルファン、オーデトワレとさまざまな種類がある。香水選びでもっとも重要なのが、香りの濃度と持続時間だ。そのなかでもオーデコロンは香りが軽やかで、香水初心者でも使いやすいのが特徴。最初の香水選びにふさわしいと言えるだろう。ただし、香りが飛びやすいので注意が必要だ。そのなかでも弱点を最新技術でクリアしたのが、アトリエ・コロンの香水だ。フレッシュ感ある香りをキープしながらも、従来のオーデコロンより香料濃度を高めることに成功したことで、持続性と奥行きある表情が実現。その革新的な香りは多くの人々を魅了し、現在20か国以上で発売されるまでに成長を遂げた。製品ラインナップは、3種のシリーズから構成される全17品。柑橘を駆使した香りは間違いなく日本人好み。あなたのファッションを引き立てる香りが、必ず見つかるはずだ。

手前から・ベルガモットの木々に太陽が降り注いでいるイメージ。カラブリアのベルガモットやプロヴァンスのラベンダーが香る。ベルガモット・ソレイユ●100㎖ ¥16,000・グリーンシトラスの香調。トレフル・ピュール●100㎖ ¥17,500・フルーティシトラスの楽園。ポメロパラディ●100㎖ ¥16,000・レザー、ムスク、ウッディの表情を秘めたシトラス。ウーロン・アンフィニ●100㎖ ¥17,500・フランスで人気のカクテル、French75にインスパイアされた香り。セドラ・エニヴロン●100㎖ ¥16,000(フォルテ〈アトリエ・コロン〉)

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以上、男がまとうべき香水ブランドを10種類紹介しました。身だしなみに気を使いつつ匂いにも敏感になることで男としての株が上がるものだ。

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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