今、世代を問わずに人気沸騰中のゴルフ。その魅力はなんといっても大自然のなかで繰り広げられるドラマティックな体験や非日常のおしゃれ、豊かな社交にあります！
雑誌『Precious』9月号では「この秋、ラグジュアリーなゴルフを楽しむ！」と題し、ゴルフにまつわる最旬トピックスを特集。
今回は、美容ジャーナリストの齋藤 薫さんによる『ゴルフをする人が、幸せな理由』をテーマにしたコラムをお届けします。
ゴルフをする人が、幸せな理由。それは「心と体に革命が起きるから」
世界初の「女性ゴルファー」は、意外にも16世紀のスコットランド女王メアリー・スチュアートだった。宮廷に仕える貴族の子弟（cadet）たちを取り巻きにゴルフをしたことが、現在のキャディーの語源とか。
やがて上流階級の女性の間でもゴルフが流行し、最初の女子競技会で優勝した18歳の貴族の令嬢が絶世の美女だったことで、彼女は社交界の花形に、ゴルフは一躍憧れのスポーツになっていく。もともと貴族の嗜たしなみであったことが、ゴルフだけの美意識と品格を生んだのだ。
そうした意味からも、ずばりゴルフほど多彩な美容効果を持ったスポーツは他に無いのだろう。ゴルフを始めた人がまず気付くのは、それが究極の全身運動であること。アフターゴルフも含め毎回がイベントであり、小旅行であること。そしてまたお洒落がこの上なく楽しいこと……。
ミニスカートやショートパンツを臆せずに履けたり、これまでの服の遍歴にはなかったキュート系カジュアルに、レパートリーを一気に広げる快楽が命を若返らせてくれるから。
もちろん新しいことを始める時は幸せホルモンのひとつドーパミンが多く分泌され、良いスコアが出るほど意欲も高まり、人は内側から若返る。何かを一から教わり、学ぶことで気持ちが浄化されるのもまた、上質なエイジングケアとなるはずなのだ。
さらに言うなら、何歳で始めようと遅くない、長いブランクがあっても難なく再開できる、そして何より一生楽しめる……そんなスポーツって他にあるだろうか。
ブームの再燃はコロナ禍ばかりか、人生折り返し地点にいる世代にとっては、人生100年の健康寿命を全うする上で、紛れもなく最強の趣味になるのではないかという見方から。
実際コースデビューすれば、ゴルフにしかない喜びの数々で、胸も頭もいっぱいになり、生き方の密度が俄然高まるはず。言うまでもなく、美しい自然の中を歩きながらの社交は、他のことでは絶対置き換えのきかない贅沢すぎる時間となる。それを人と共有する喜びも、未体験にして極上のものだろう。
細かなルールも、要は誰にも迷惑をかけないという精神性が根底にあり、実に清々しい人間関係が育まれるのだ。
ゴルフをする人が、押し並べて幸せな理由。それは、ゴルフを始めるって、人生においてじつは自分の心と体に、また自分の社会性にもちょっとした革命を起こすことに他ならないから。事実少なからず人生が変わる。後半人生を溌剌としたものにするための強力なスイッチとなるはずである。（齋藤さん）
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- 大政 絢（Precious専属）
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- 兼信実加子、安村 徹（Precious）
