「噴雪花」ってなんと読む?なんの花?「ふんせつか」とも読みますが…
明日・8月21日は、『噴水の日』です。
1877(明治10)年のこの日、東京・上野公園で行われた『第一回内国勧業博覧会』が開催され、会場中央の人工池に、日本初となる噴水がつくられはじめたことに由来します。当時の日本は、西洋文化を取り入れる動きが盛んな時期。噴水も、西洋文化の象徴的アイテムの一つだったのです。
本日は「噴」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「噴雪花」ってなんの花?
「噴雪花」の「ふんせつか」以外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:バラ科の落葉低木で、可憐な白い花をたくさん咲かせる植物です。
<使用例>
「噴雪花が風に吹かれて花を散らせると、本当に雪が舞うようね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 噴雪花(ゆきやなぎ)です。
「噴雪花」という表記は漢名からです。日本では「雪柳」という表記のほうがポピュラーですが、「雪を噴く花」と書く「噴雪花(ゆきやなぎ)」も、この植物の特徴を、詩的に表現していて美しいですね。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「噴嚏」ってなんと読む?
「噴嚏」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「くしゃみ」のことです。
<使用例>
「今日は何度か噴嚏をなさっているようですが、お体の不調でしょうか?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 噴嚏(ふんてい) です。
「噴嚏(ふんてい)」の2文字目は「嚏(くしゃみ)」とも読む漢字で、こちらの音読みが「テイ」なのです。音読みの熟語は文語的でフォーマルな印象になる言葉ですが、「嚏(くしゃみ)」を「噴く(ふく)」と書いて「噴嚏(ふんてい)」とは…ていねいな言葉ながら、ちょっと笑ってしまいそうですね。
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本日は、8月21日『噴水の日』のトリビアと、「噴」という字の入った日本語から、
・噴雪花(ゆきやなぎ/ふんせつか)
・噴嚏(ふんてい)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『SUUMOジャーナル』(株式会社リクルート)
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- Getty Images
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱