「齧る」ってなんと読む?「ちぎる」ではありませんよ!
明日・8月24日は『歯ブラシの日』です。8(は)2(ぶ)ら4(し)の語呂合わせですね。この日には「歯ブラシでの歯みがきをもっと普及させて、口腔ケアへの関心を高めてもらうこと」が目的に掲げられています。おいしくお食事し、健康に過ごすためにも、ていねいなオーラルケアは欠かせませんね。
本日は「歯」を部首に持つ漢字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「齷齪」ってなんと読む?
「齷齪」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「細かいことを気にして、落ち着かないさま。目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。」という意味の言葉です。
<使用例>
「どうも彼女って、いつも齷齪しているイメージよね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 齷齪(あくせく)です。
「齷齪(あくせく)」…日常的にもしばしば使われる言葉ですが、このような難しいな字が使われているのですね。歯偏の漢字は、「歯」そのものに関連するもののほか、歯が小さいものだからか、「こまかい」「せまい」などの意味をもつものが多いようです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「齧る」ってなんと読む?
「齧る」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「かたい物の端を歯でかむ。かみとる。」「物事のほんの一部分だけを学ぶ。また、知る。」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「齧った程度の知識で口をはさむのはやめてほしかったわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 齧る(かじる)です。
歯で噛みとる行為が、聞き「齧る(かじる)」など、知識についての表現にもなるのは、日本語の妙ですね。
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本日は、8月24日『歯ブラシの日』のトリビアと、「歯」を部首にもつ字の入った日本語から、
・齷齪(あくせく)
・齧る(かじる)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱