「田螺」ってなんと読む?「たむしるい」ではなく、小さな生き物です!

明日・10月6日は『石油の日』です。株式会社燃料油脂新聞社が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されている記念日です。106の数字を並べ替え、アルファベットに見立てたりすると0(オ)1(イ)6(ル)との語呂合わせになること、1973年10月6日に起きた「第一次オイルショック」の経験を教訓に…との思いが込められ、「社会のインフラとして無くてはならない石油の重要性や、石油販売拠点としてのガソリンスタンドの社会的意義を再認識してもらいたい、という目的で定められました。

石油と言えば油田、ということで、本日は「油」「田」という字が入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「油井」ってなんと読む?

「油井」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「石油を採取するために掘った井戸」という意味の言葉です。

<使用例>

「日本でも、新潟県には油井がたくさんあるのよね」

読み仮名3文字です。
読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 油井(ゆせい)です。

「井」という字、音読みに「セイ」がございます。
「井」という字、音読みに「セイ」がございます。

「油田(ゆでん)」が、「地下に採掘可能な石油を埋蔵している地域」…つまり、人工的でない石油の埋蔵地域を指すのに対し、「油井(ゆせい)」「石油を掘るために整備された井戸」…人工的に整備された石油採掘用の施設を指します。一般名詞としては「油井(ゆせい)」としか読みませんが、苗字や地名などの固有名詞では「油井(ゆい)」「油井(あぶらい)」という読み方もございます。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「田螺」ってなんと読む?

「田螺」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:池や池沼に生息する巻貝の名称です。

<使用例>

「実家のそばの池で、子どものころはよく田螺をとったわ」

読み仮名3文字です。
読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 田螺(たにし)です。

※「田螺(たつぶ)」「田螺(たつび)」という読み方も採用している辞書がございます。どちらも意味は同じです。

「田螺(たにし)」は、淡水に棲むタニシ科の巻貝の総称です。「螺」の字は、「巻貝」や「らせん状のもの」を意味しています。ちなみに、大仏様の髪型は髪の毛を縮れさせて右巻きの螺旋状になっているため「螺髪(らはつ/らほつ)」と呼びます。

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本日は、10月6日『石油の日』にちなんで、「油」「田」という字が入った日本語から、 

・油井(ゆせい)

・田螺(たにし)

の読み方をおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
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小出 真朱