2022年9月8日に英国・エリザベス女王(エリザベス2世)がご逝去され、国葬が終わるまでの約10日間、英王室メンバーは悲しみに包まれながらも公務に奔走しました。キャサリン妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)も、もちろんその一人。平時でも大人女性のお手本のようなエレガントスタイルで熱烈な支持を受けているキャサリン妃ですが、ブラックスタイルでも洗練された姿を披露しました。
今回は服喪期間中の9月10日から国葬が営まれた9月19日までの、キャサリン妃の凛としたブラックスタイルを日付順にまとめてご紹介します。
■9月10日:ダイアナ元妃から譲り受けたリングが際立つ!ミニマルシルエットなワンピース
ウィンザー城に現れた際、まとっていたのはタイトスカートの長袖&膝下丈のワンピース。ベルベットのような素材違いのベルトディテールが控えめなアクセントを添えています。アクセサリーはダイアナ妃の形見である指輪のみでシンプルに。足元はブラックのストッキング&同色のポインテッドトウですっきりとまとめています。
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■9月15日:サンドリンガム・ハウスのフラワートリビュートでは…風に揺れる裾がエレガント!しなやか素材のワンピース
サンドリンガム・ハウスの外で一般の人々と挨拶を交わした際には、リブトップにプリーツスカートがドッキングしたワンピースに、構築的なショルダーのコートを羽織って。繊細な素材のスカートがフェミニンな印象を高めています。胸元にはクロスネックレス、手にはスモールサイズのワンハンドルバッグでノーブルに。足元はキャサリン妃の定番アイテムであるヒールのパンプスですっきりと仕上げています。
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■9月16日:国葬に従事する軍人との面会では…端正さ際立つミリタリー調コート
国葬に従事する軍人と面会するためギルフォードの陸軍訓練センターを訪問した際には、肩にエポレットが付いたミリタリー調コートで凛とした装いに。足元は安定感あるブロックヒールで、マニッシュな印象に。耳元には女王から譲り受けたとみられる「シルバー・ジュビリー」イヤリングを身に着けていました。
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■9月17日:バッキンガム宮殿でのランチでは…美しいジュエリーが映えるAラインワンピース
この日は、英連邦諸国の総督を招いたランチに出席。シャーリングのボディ&Aラインスカートが特徴のミディ丈のワンピースに、3連パールのネックレスのシンプルな装いです。16日から続けて着用しているイヤリングと同様に、ネックレスは女王から譲り受けたもの。女王のお気に入りで、英王室が発表した女王の最後のポートレートでも着用していました。また、パールブレスレットは、以前ダイアナ妃が所有していたものです。
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■9月19日:日本でも話題!女王から譲り受けたパールを身につけて
国葬当日、キャサリン妃はブラックのコートドレスにベール付きの帽子を着用。6月初めに女王の在位70年を祝う祝賀行事のなかで着用していたものと色違いです。身につけたパールのチョーカーやブレスレットは女王から譲り受けたもの。さらに、イヤリングは1947年にエリザベス女王が結婚式の日に贈られたパールを用いているそう。パールのまろやかな艶めきとダイヤモンドの強い輝きがキャサリン妃の存在感をさらに際立たせました。
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以上、服喪期間から国葬当日に至るまで、キャサリン妃が披露したブラックスタイルをまとめてご紹介しました。世界中から注目された故・エリザベス女王の国葬。それに伴う装いは厳格なエチケットに則る必要がありますが、そのうえで故人に対する敬意や愛情を表現したキャサリン妃。英王室のファッションアイコンとしても活躍した女王の遺志を継ぎ、これからも品格に溢れたエレガントな姿を見せてくれることでしょう。
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- Precious.jp編集部