「計が行く」って何と読む?「けいがいく」ではありません!
明日から11月ですね。
11月1日は『計量記念日』です。1993(平成5)年のこの日、現在使用されている新「計量法」が施行されたことを記念して制定されました。「計量法」は、経済産業省の所管する法律で、以前の計量法は、取引が統一基準のもとに行われることを目的とした法律でしたが、現在は、国際単位系の採用により、国際的に計量基準を統一することなどを主な目的としています。
本日は「計」「量」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「計が行く」ってなんと読む?
「計が行く」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「作業などが順調に進む」という意味の言葉です。
<使用例>
「今日は過ごしやすい気候だから、庭仕事の計が行ったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 計が行く(はかがいく/はかがゆく) です。
「計」という字には「計る(はかる)」という読み方がございますが、「計」一文字で「はか」という名詞系の読み方もあるのです。「計が行く(はかがいく/はかがゆく)」という言葉、慣用的に使用しますよね。「計(はか)」という読み方も、知識としてインプットしておきましょう。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「度量衡」ってなんと読む?
「度量衡」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「長さと容積と重さ」また、「長さ・容積、重さ等をはかる道具のこと。ものさし、枡、秤などの総称」という意味をもつ言葉です。
<使用例>
「度量衡が正確でなければ、お話にならないわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 度量衡(どりょうこう)です。
「度量衡(どりょうこう)」は今でも使用されている言葉ですが、昔よりは使用頻度が減っているため、「衡(コウ)」の字を「衝(ショウ)」と誤読してしまう例もあるようです。「度量衡(どりょうこう)」という3文字熟語になりますので、ひとつながりで覚えておきましょう。
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本日は、11月1日『計量の日』にちなんで、「計」「量」という字の入った日本語から、
・計が行く(はかがいく/はかがゆく)
・度量衡(どりょうこう)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/経済産業省ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱