シンプルでいて機能性とエレガンスを宿したエルメスのホームコレクションは、日常に彩りをもたらしてくれるもの。”アール・ド・ヴィーヴル”(暮らしの芸術)を提案するエルメスのオブジェは、上質な素材と職人技を大切にし、タイムレスに愛せるのも人気の理由です。
ギリシャ神殿の象徴となる、伝統的な建築の柱がデザインソース!新作『イターク』のクッション&プレード
今回ご紹介する、ギリシャ神殿からインスピレーションを受けた『イターク』のクッションとプレード(ブランケット)は、深みのある色合いとグラフィカルなデザインで、インテリアに洗練をもたらします。上質なメリノウールとカシミアへのこだわりも、素材の本質を探求し続けるエルメスならでは。
日常に溶け込みながらも、見ているだけで楽しくなり、触るたびに幸せ感をもたらすクッション&プレードで、寒い冬こそ、心地よく、快適に!
■1:グラフィカルな柄が浮かび上がるクッション
直線的なライン使いに、「H」のイニシャルが密かに浮かぶジャカード織のクッションが、インテリアにモダンな彩りをもたらします。コレクション名の『イターク』は、ギリシャ神話の英雄オデュッセウスが居を構えていたといわれるギリシャの島に由来するもの。伝統的なギリシャ神殿の柱を彷彿とさせる、直線的なライン使いは、個性的でありながら時代に左右されない普遍性も備えています。
絶妙なハーモニーを奏でる色の調和もエルメスならでは。テラコッタ&タンジェリンのこっくりとした色合いが、温もり感を演出します。クッションのエッジを飾る、手作業であしらわれた「ア・シュヴァル」ステッチ仕上げも、リズミカルなアクセントに。
■2:ギリシャ神殿の柱が着想源のプレード(ブランケット)
ギリシャ神殿の柱のような「H」のイニシャルが大胆に浮かぶ、ジャカード織のプレード(ブランケット)。肉厚な素材感となめらかなタッチが心地よく、上質な素材に包まれることの喜びを教えてくれる逸品です。
ジャカード織のパターンは、表からも裏からもくっきりとした絵柄が浮かぶのが特徴です。写真のプレードを裏返すと、大きな「H」のイニシャル部分はテラコッタ色に、ストライプ部分はタンジェリン色となり、表情の違いを楽しむことも。
また、毎日触れるものだからこそ、上質なメリノウールとカシミア素材を吟味。メリノウールは、17.5ミクロン程の細い羊毛が、ふんわりとした質感と保温性を誇ります。カシミアは、モンゴル大平原に散在する、カシミア山羊の15〜16ミクロンの柔毛を使用。厳しい冬を乗り越えるためにもつ驚くほどに細い柔毛を、4〜5月の期間に櫛で梳いていきます。
素材の吟味や手仕事を惜しまず、時間をかけて作り上げることこそが、エルメスのホームコレクションの真髄です。インテリアを一新するような、エスプリが宿るデザイン性や、センスが光るカラーバランスも魅力的。ギリシャ神殿からインスピレーションを受けて誕生した『イターク』のクッション&プレードには、日々の生活にこそ、豊かな彩りを…というエルメスの願いが込められています。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 大原敏政(aosora)
- WRITING :
- 川口夏希(NTK CREATIONS)