「蕪」ってなんと読む?…この時期、おいしい野菜です!

明日、1月12日『いいにんじんの日』。これは、漢方薬の素材として有名な「高麗人参(こうらいにんじん)」をアピールする記念日です。ということで、本日は「野菜」にまつわる日本語クイズをお送りします。

【問題1】「糵」ってなんと読む?

「糵」の、野菜の名称としての正しい読み方をお答えください。

ヒント:「豆類、穀類などの種子を、光を当てずに発芽させたもの」です。

<使用例>

「糵は通年手に入るし、価格も安定していて、ありがたい野菜よね」

読み仮名3文字です。
読み仮名3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 糵(もやし)です。

お馴染みの野菜「もやし」は、こんな字なのです!

炒め物やナムルなど、さまざまな料理の材料としてお馴染みの「もやし」、「糵(もやし)」のほか「萌やし(もやし)」という表記もございます。「萌やし(もやし)」は「なるほど!」ですね。「栄養がない」とカン違いされる事もある「糵(もやし)」ですが、実はカリウムやカルシウム、ビタミン、食物繊維と、さまざまな栄養素を含んだ食材です。日々の食卓に大いに活用したいですね。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「蕪」ってなんと読む?

「蕪」の、野菜の名称としての正しい読み方をお答えください。

ヒント:「アブラナ科の二年草」で、野菜としては、根を中心に食しますが、茎や葉もおいしくいただけます。

<使用例>

「京都に行ったら必ず、このお店の蕪の漬物を買って来るの」

冬野菜の代表格ですよ!
冬野菜の代表格ですよ!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 蕪(かぶら/かぶ)です。

こちらは読めた方も多いのでは?
こちらは読めた方も多いのでは?

漢字辞典では「蕪(かぶら)」の読み仮名のみが掲載されておりますが、国語辞典では「蕪(かぶ)」という読み方も掲載されており、こちらの呼び名のほうが、現在はポピュラーですね。煮物や炒め物、漬物と、いろいろなメニューに活用できるお野菜で、栄養的にも優秀です。根に含まれるアミラーゼという栄養素には、胃もたれや胸やけの解消・整腸などの効果があり、茎と葉の部分は「緑黄色野菜」に分類され、発癌予防効果で名高いベータカロテンやビタミンC、鉄などを含む、栄養素の宝庫です。茎や葉も、ぜひ活用したいですね。

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本日は、1月12日『いいにんじんの日』にちなんで、「野菜」にまつわる日本語クイズから、 

・糵(もやし)

・蕪(かぶら/かぶ)

などについておさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/一般社団法人日本educe食育総合研究所ウェブサイト/『漢字辞典オンライン』(株式会社ジテンオン)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱