2023年 Precious 1月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、ドラマティックに揺れて冬のおしゃれ心を刺激する「着映えフレアスカート」の装いが満載でした。主役となるフレアスカートの魅力を最大限に引き出し、今っぽく着こなすためには、ほかのアイテムとの配色バランスや、靴やバッグなどの小物使いも重要です。ランクインしたスタイリングには、そんなヒントの数々が散りばめられています。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】黒ボウタイブラウス×ネイビーのタイトスカート
今回のランキングで唯一フレアスカートではなかったのが、こちらのコーディネート。直線的なカッティングが冴えるネイビーのタイトスカートにオーバーシルエットのボウタイブラウスを合わせた、大人の余裕を感じさせる着こなしです。
フロントの左に入ったシャープなスリットや、確かなテーラリング技術で仕上げた美しいシルエットがすっきりとした都会的な印象を導き、「知的なムード」を好きな理由にあげる方が多くいらっしゃいました。
【9位】モカブラウンのピーコート×ベージュのタートルニット×ブラウンのプリーツスカート
「グラデーショントーンの色合わせが素敵」と票を集めたのは、シャイニーなブラウンのプリーツスカートを軸に、すべてを微差のブラウントーンで重ねた装い。オーバーサイズのピーコートとプリーツスカートの組み合わせが、旬のリラクシーなムードを授けます。
秋冬のトレンドシューズであるビブラムソールのローファーを合わせているのもポイント。「正統派のコーデに重めの靴を合わせたバランスが新鮮」というコメントが寄せられました。
【8位】グレンチェックのノーカラーコート&フレアスカート×黒タートルニット
モノトーンのチェック柄が品よく着映えるコーディネートには、「チェックがかわいい」「無難すぎない通勤着にもよさそう」という声が。大柄のグレンチェックが一歩攻めたおしゃれを実現しています。
世界屈指のツイードメーカーとして知られる「リントン」社の生地を使用したフレアスカートは、ふんわり広がるシルエットが優美。同素材のノーカラーコートには、カレッジリングをモチーフとした淡水パールのボタンが輝いて。コートとスカート以外は黒で徹底することが、洗練された着こなしに仕上げる鍵です。
【7位】黒ニット×グリーンのフレアスカート
昨年から人気継続中のトレンドカラーといえば、グリーン。おしゃれの喜びを再認識させてくれるような鮮やか色をメインで取り入れるなら、スカートがおすすめです。「モノトーンに映えるスカートのグリーンが今っぽい」と好評だったこちらの着こなしのように、ほかのアイテムを黒で統一することがポイント。落ち着きと洗練が生まれると共に、スカートの着映え効果もアップします。
さらに大粒のパールネックレスやビジュー付きの小物を合わせれば、ディナーやイベントシーンにもふさわしい‟印象力”が備わった装いに。足元のボリュームローファーを「上品だけど抜け感がある」と着目した読者もいらっしゃいました。
【6位】黒タートルニット×ピンクのフレアスカート×黒フラットシューズ
優美なシルエットのフレアスカートは、ともすれば甘さが強い印象になることも。頑張りすぎず、大人にちょうどいい理想バランスを叶えるには、フラットシューズの掛け合わせが決め手です。
「ピンクのスカートをモダンに着こなしている」と評価されたこちらのコーディネートは、鮮やかな発色のピンクのスカートにポインテッドトウのフラットシューズを合わせて甘辛バランスを調整。「少し長めのスカート丈が新鮮」という声が寄せられたのも、靴がヒールではなくフラットだからこそ。程よい抜け感がある‟自然体”のエレガンススタイルに仕上がります。
【5位】キャメルコート×白タートルニット×シャイニーなフレアスカート
タイムレスに愛せるキャメルのベルテッドスカートは、王道だからこそスタイルがマンネリ化しがち。そんな難点を鮮やかにクリアしたのが、こちらのコーディネート。艶めきが美しいシルク混のフレアスカートを合わせることで一気に特別感がアップし、「コートが素敵」と注目度が高まる結果に!
また、配色バランスにも鮮度を高める秘訣が。スカートにしっかりとボリューム感があるぶん、トップスは白のタートルニット、足元は白のロングブーツを合わせることで軽やかかつすっきりとした印象に。「白をポイント使いしながらもまとまり感がある」と高評価でした。
【4位】黒タートルニット×チャコールグレーのフレアスカート
「フレアスカートなのにキリっとした印象」と注目されたのは、潔い配色でフォルムの美しさを引き立たせたコーディネート。主役のフレアスカートは、一見するとチャコールグレーがシックな印象ながら、たっぷりとした量感のプリーツやアシメトリーなヘムラインのバックスタイルがドラマティックな一枚です。
黒のタートルニットを合わせてミニマルに徹したら、シャープなアクセントを授ける艶やかな黒ベルトでモダンなエッセンスをプラス。バックやブーツも艶めくブラックでリンクさせれば、切れ味と迫力のあるスカートスタイルが完成します。
【3位】モカブラウンのシアリングコート&タートルニット×チェック柄のフレアスカート
ピュアシルクのオーガンザ素材のスカートは、クラシカルな「プリンス・オブ・ウェールズ」柄のチェックが見せる大人にちょうどいい可愛げな表情が魅力。シアーな質感が抜け感と洗練をもたらします。
このスカートを軸に、シアリングコートとタートルニットはモカブラウン、バッグとブーツもこっくりとまろやかな色でまとめた着こなしは、「温かみがあって上品な色合わせ」「頑張りすぎていない印象で好感がもてる」など多くの支持を集めました。
【2位】黒ライダースジャケット×黒ニット×白フレアスカート
「ライダースジャケットを着こなす参考にしたい!」という声が多数寄せられたのは、オフホワイトのロングフレアスカートに辛口のレザージャケットを合わせてメリハリを効かせたコーディネート。
歩くたびに翻るスカートは、織地にやわらかな表情のあるウールシルクをたっぷりと使い、裾は透け感の美しいセンシュアルな素材で切り替えたデザイン。スカート以外をオールブラックで統一したモノトーンスタイルを、優しげな印象に導きます。
【1位】千鳥格子柄のジャケット×ギンガムチェック&千鳥格子柄のフレアスカート
『Precious』1月号の好きなコーディネート1位に輝いたのは、ギンガムチェックと千鳥格子からなるパターンミックスが、モノトーンスタイルにポジティブなムードをもたらすコーディネート。「エレガントさとかわいさが共存している」「上下の丈バランスでスタイルアップして見える」「洗練された柄の組み合わせバランスが絶妙」など、さまざまな理由で多くの読者の心を射止めました。
フレアスカートは、プリーツ仕立て&アシメトリーなデザインで、見る角度によって表情がドラマティックに変化。ボリュームのあるローファーを合わせれば、「着映えフレアスカート」の最旬バランスが完成します。
こちらのスタイリングも含め、今回のランキングにはチェック柄が複数登場する結果に。ワードローブに眠っているチェックのアイテムがあれば、この機会にぜひ着こなしに取り入れてみてはいかがでしょうか?
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以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』1月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中の『Precious』2月号の<ファッション大特集>は癒やしのリトリートへ!美食のオーベルジュへ!「冬旅カジュアル」の贅沢。少しずつ行動範囲が広がったこの冬、私たちが心から求める旅は、日常とまったく異なる空間に身をおく特別感に溢れたもの。そんな旅には、ステイ先での楽しみの数だけの装いを。心身を解き放ちリラックスする「リトリート」では、マチュアなラウンジスタイルがベース。洗練された空間で美食を楽しむ「オーベルジュ」では、きれいめカジュアル。特集では、イメージがふくらむ新しいラグジュアリースタイルを提案します。そのほか、鈴木保奈美さんが旅する五島列島、春を先取る新定番「キトゥンヒール」、真冬のコートの中は「薄軽レイヤード」でいく、中谷美紀さんインタビュー「挑戦とワーク・ライフ・バランス」、幸福に満たされる「贅沢なバスタイム」、木村拓哉さんスペシャルインタビューなど、充実のラインナップです。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』2月号を是非、お買い求めください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious1月号』小学館、2023年