2023年 Precious 1月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

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『Precious』1月号(2022年12月7日発売)の表紙、カバーモデルは女優・大政 絢さん

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、ドラマティックに揺れて冬のおしゃれ心を刺激する「着映えフレアスカート」の装いが満載でした。主役となるフレアスカートの魅力を最大限に引き出し、今っぽく着こなすためには、ほかのアイテムとの配色バランスや、靴やバッグなどの小物使いも重要です。ランクインしたスタイリングには、そんなヒントの数々が散りばめられています。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

【10位】黒ボウタイブラウス×ネイビーのタイトスカート

バレンシアガのネイビータイトスカートを着た女性
スカート¥190,300・ブラウス¥276,100/参考価格・バッグ¥346,500(バレンシアガ)、ピアス¥869,000(フレッド)、時計¥374,000(オメガ)、タイツ¥4,620(ステッラ〈ピエールマントゥー〉)[Precious2023年1月号80ページ]撮影/熊澤 透

今回のランキングで唯一フレアスカートではなかったのが、こちらのコーディネート。直線的なカッティングが冴えるネイビーのタイトスカートにオーバーシルエットのボウタイブラウスを合わせた、大人の余裕を感じさせる着こなしです。

フロントの左に入ったシャープなスリットや、確かなテーラリング技術で仕上げた美しいシルエットがすっきりとした都会的な印象を導き、「知的なムード」を好きな理由にあげる方が多くいらっしゃいました。

【9位】モカブラウンのピーコート×ベージュのタートルニット×ブラウンのプリーツスカート

スカート_1,コート_1,ニット_1,サングラス_1,ストール_1,バッグ_1,靴_1
スカート¥71,500(チェルキ〈サンドロ フェローネ〉)、コート¥72,600(カオス表参道)、ニット¥51,700(サン・フレール〈プロタット〉)、サングラス¥39,600(グローブスペックス ストア〈カトラー・アンド・グロス〉)、ストール¥80,300(ボーダレス〈ベグ アンド コー〉)、バッグ¥176,000(エリオポール代官山〈ザンケッティ〉)、靴¥106,700(トッズ・ジャパン)[Precious2023年1月号67ページ]撮影/小林美菜子

「グラデーショントーンの色合わせが素敵」と票を集めたのは、シャイニーなブラウンのプリーツスカートを軸に、すべてを微差のブラウントーンで重ねた装い。オーバーサイズのピーコートとプリーツスカートの組み合わせが、旬のリラクシーなムードを授けます。

秋冬のトレンドシューズであるビブラムソールのローファーを合わせているのもポイント。「正統派のコーデに重めの靴を合わせたバランスが新鮮」というコメントが寄せられました。

【8位】グレンチェックのノーカラーコート&フレアスカート×黒タートルニット

スカート_2,コート_2,ニット_2,ブレスレット_1,バッグ_2,靴_2
スカート¥288,200・コート¥356,400(マディソンブルー)、ニット¥14,300(エリオポール代官山)、ブレスレット¥310,200(TASAKI)、バッグ¥407,000(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴¥212,300(JIMMY CHOO)[Precious2023年1月号66ページ]撮影/小林美菜子

モノトーンのチェック柄が品よく着映えるコーディネートには、「チェックがかわいい」「無難すぎない通勤着にもよさそう」という声が。大柄のグレンチェックが一歩攻めたおしゃれを実現しています。

世界屈指のツイードメーカーとして知られる「リントン」社の生地を使用したフレアスカートは、ふんわり広がるシルエットが優美。同素材のノーカラーコートには、カレッジリングをモチーフとした淡水パールのボタンが輝いて。コートとスカート以外は黒で徹底することが、洗練された着こなしに仕上げる鍵です。

【7位】黒ニット×グリーンのフレアスカート

スカート_3,バッグ_3,靴_3,ニット_3,ジャケット_1,ブレスレット_2,指輪_1,サングラス_2,ネックレス_1
スカート¥33,000(エストネーション)、ニット¥37,400(アナイ)、ネックレス¥1,092,300・ブレスレット¥968,000・リング¥396,000(TASAKI)、バッグ¥460,900・靴¥204,600(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、タイツ/私物[Precious2023年1月号62ページ]撮影/生田昌士(hannah)

昨年から人気継続中のトレンドカラーといえば、グリーン。おしゃれの喜びを再認識させてくれるような鮮やか色をメインで取り入れるなら、スカートがおすすめです。「モノトーンに映えるスカートのグリーンが今っぽい」と好評だったこちらの着こなしのように、ほかのアイテムを黒で統一することがポイント。落ち着きと洗練が生まれると共に、スカートの着映え効果もアップします。

さらに大粒のパールネックレスやビジュー付きの小物を合わせれば、ディナーやイベントシーンにもふさわしい‟印象力”が備わった装いに。足元のボリュームローファーを「上品だけど抜け感がある」と着目した読者もいらっしゃいました。

【6位】黒タートルニット×ピンクのフレアスカート×黒フラットシューズ

スカート_4,バッグ_4,ニット_4,ピアス_1,靴_4,ブレスレット_3,指輪_2
スカート¥52,800(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ハーヴェル スタジオ〉)、靴[ヒール2.5cm]¥116,600・バッグ¥259,600(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、ニット¥33,000(トヨダトレーディング〈アスペジ〉)、ピアス¥473,000・ブレスレット¥1,738,000・リング¥671,000(メシカ ジャパン)、タイツ/私物[Precious2023年1月号71ページ]撮影/生田昌士(hannah)

優美なシルエットのフレアスカートは、ともすれば甘さが強い印象になることも。頑張りすぎず、大人にちょうどいい理想バランスを叶えるには、フラットシューズの掛け合わせが決め手です。

「ピンクのスカートをモダンに着こなしている」と評価されたこちらのコーディネートは、鮮やかな発色のピンクのスカートにポインテッドトウのフラットシューズを合わせて甘辛バランスを調整。「少し長めのスカート丈が新鮮」という声が寄せられたのも、靴がヒールではなくフラットだからこそ。程よい抜け感がある‟自然体”のエレガンススタイルに仕上がります。

【5位】キャメルコート×白タートルニット×シャイニーなフレアスカート

スカート_5,バッグ_5,靴_5,ニット_5,指輪_3,コート_3,ピアス_2
スカート¥49,500(サードマガジン)、コート¥286,000(エストネーション)、ニット¥80,300/店舗限定(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス¥638,000(メシカ ジャパン)、バッグ¥176,000(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴¥258,500(セルジオ ロッシ)[Precious2023年1月号65ページ]撮影/生田昌士(hannah)

タイムレスに愛せるキャメルのベルテッドスカートは、王道だからこそスタイルがマンネリ化しがち。そんな難点を鮮やかにクリアしたのが、こちらのコーディネート。艶めきが美しいシルク混のフレアスカートを合わせることで一気に特別感がアップし、「コートが素敵」と注目度が高まる結果に!

また、配色バランスにも鮮度を高める秘訣が。スカートにしっかりとボリューム感があるぶん、トップスは白のタートルニット、足元は白のロングブーツを合わせることで軽やかかつすっきりとした印象に。「白をポイント使いしながらもまとまり感がある」と高評価でした。

【4位】黒タートルニット×チャコールグレーのフレアスカート

スカート_6,バッグ_6,靴_6,ニット_6
スカート¥385,000・ベルト¥75,900・ニット¥170,500・バッグ¥451,000・靴¥242,000[仕様変更あり]/すべて予定価格(プラダ)[Precious2023年1月号60ページ]撮影/生田昌士(hannah)

「フレアスカートなのにキリっとした印象」と注目されたのは、潔い配色でフォルムの美しさを引き立たせたコーディネート。主役のフレアスカートは、一見するとチャコールグレーがシックな印象ながら、たっぷりとした量感のプリーツやアシメトリーなヘムラインのバックスタイルがドラマティックな一枚です。

黒のタートルニットを合わせてミニマルに徹したら、シャープなアクセントを授ける艶やかな黒ベルトでモダンなエッセンスをプラス。バックやブーツも艶めくブラックでリンクさせれば、切れ味と迫力のあるスカートスタイルが完成します。

【3位】モカブラウンのシアリングコート&タートルニット×チェック柄のフレアスカート

スカート_7,バッグ_7,靴_7,ニット_7,ジャケット_2,指輪_4,コート_4,イヤリング_1
スカート¥485,100・コート¥1,618,100・ニット¥264,000・イヤリング¥382,800・リング¥502,700(ブルネロ クチネリ ジャパン)、バッグ¥495,000(ヴァレクストラ ジャパン)、靴¥94,600(シューズ・ファースト〈ロレンツォ・マシェロ〉)[Precious2023年1月号63ページ]撮影/生田昌士(hannah)

ピュアシルクのオーガンザ素材のスカートは、クラシカルな「プリンス・オブ・ウェールズ」柄のチェックが見せる大人にちょうどいい可愛げな表情が魅力。シアーな質感が抜け感と洗練をもたらします。

このスカートを軸に、シアリングコートとタートルニットはモカブラウン、バッグとブーツもこっくりとまろやかな色でまとめた着こなしは、「温かみがあって上品な色合わせ」「頑張りすぎていない印象で好感がもてる」など多くの支持を集めました。

【2位】黒ライダースジャケット×黒ニット×白フレアスカート

スカート_8,バッグ_8,靴_8,ニット_8,ジャケット_3,イヤリング_2,ブレスレット_4,指輪_5,サングラス_3
スカート¥264,000(ブラミンク)、ジャケット¥151,800(チンクワンタ)、ニット¥24,200(エストネーション)、イヤリング¥737,000・ブレスレット¥1,595,000・リング¥407,000(ポメラート)、サングラス¥33,000(プロポデザイン)、バッグ¥955,900(デルヴォー・ジャパン)、靴¥38,500(ビームス ハウス 丸の内〈パスクッチ〉)[Precious2023年1月号61ページ]撮影/生田昌士(hannah)

「ライダースジャケットを着こなす参考にしたい!」という声が多数寄せられたのは、オフホワイトのロングフレアスカートに辛口のレザージャケットを合わせてメリハリを効かせたコーディネート。

歩くたびに翻るスカートは、織地にやわらかな表情のあるウールシルクをたっぷりと使い、裾は透け感の美しいセンシュアルな素材で切り替えたデザイン。スカート以外をオールブラックで統一したモノトーンスタイルを、優しげな印象に導きます。

【1位】千鳥格子柄のジャケット×ギンガムチェック&千鳥格子柄のフレアスカート

スカート_9,ジャケット_4,イヤリング_3,バッグ_9,靴_9
スカート¥830,000/参考価格・ジャケット¥710,000・イヤリング¥94,000・バッグ¥770,000・靴¥141,900(クリスチャン ディオール〈ディオール〉)、タイツ/私物[Precious2023年1月号59ページ]撮影/生田昌士(hannah)

『Precious』1月号の好きなコーディネート1位に輝いたのは、ギンガムチェックと千鳥格子からなるパターンミックスが、モノトーンスタイルにポジティブなムードをもたらすコーディネート。「エレガントさとかわいさが共存している」「上下の丈バランスでスタイルアップして見える」「洗練された柄の組み合わせバランスが絶妙」など、さまざまな理由で多くの読者の心を射止めました。

フレアスカートは、プリーツ仕立て&アシメトリーなデザインで、見る角度によって表情がドラマティックに変化。ボリュームのあるローファーを合わせれば、「着映えフレアスカート」の最旬バランスが完成します。

こちらのスタイリングも含め、今回のランキングにはチェック柄が複数登場する結果に。ワードローブに眠っているチェックのアイテムがあれば、この機会にぜひ着こなしに取り入れてみてはいかがでしょうか?

以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』1月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?

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ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。

Precious 2月号<ファッション大特集>【癒やしのリトリートへ!美食のオーベルジュへ!「冬旅カジュアル」の贅沢】
2022年12月号表紙
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2023年1月7日発売 ¥990(税込)

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。


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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious1月号』小学館、2023年
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