「樏」って、読み仮名4文字だと、なんと読む?今、注目されているモノです!

明日・1月25日『ホットケーキの日』です。これはホットケーキミックスのメーカーでもある森永製菓株式会社が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されている記念日ですが、なぜ1月25日が『ホットケーキの日』に選ばれたのでしょうか?実はこの日は、「日本の観測史上もっとも寒かったという記録をもつ日」なのです。1902(明治35)年のこの日、北海道の旭川気象台で記録された気温は、なんと-41.0℃!…ということで、「とくに寒くなるこの時期に美味しいホットケーキを食べて、心も体も暖めてほしい」との願いが込められているそう。

今年は、まさに今週、大型の寒波の到来が予想されていますので、みなさま、特にご自愛くださいね。ということで本日は「寒い日」にまつわる日本語クイズをお送りします。

【問題1】「樏」ってなんと読む?

「樏」の、読み仮名4文字の読み方をお答えください。

ヒント:「雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴などの下につけるもの」のことで、昨今では「スノーシュー」とも呼ばれています。

<使用例>

「この時期のアクティビティなら、樏で雪山を歩く『スノーシューハイク』もおすすめよ」

昨今は「スノーシュー」とも呼ばれる、日本古来のアイテム…なんでしょう?
昨今は「スノーシュー」とも呼ばれる、日本古来のアイテム…なんでしょう?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 樏(かんじき)です。

「樏(かんじき)は、左のような古来の牧歌的なものから、右のように現代的・スポーティーなデザインのものもございます。
「樏(かんじき)は、左のような古来の牧歌的なものから、右のように現代的・スポーティーなデザインのものもございます。

「樏(かんじき)」とは、雪深い地域で用いられる「雪上歩行のための器具」で、画像のように、靴に取り付けることが出来ます。「樏(かんじき)」を装着すれば、雪に足を取られることなく歩くことが可能になります。昨今では、西洋版の「樏(かんじき)=スノーシュー」を装着して楽しむアクティビティ(スノーシューハイク、スノーシュートレッキング)も注目されているようです。ガイドのアテンドによる体験ツアー等もあるようなので、スキーやスノーボードは難しそう…と心配な方でも挑戦できそうですね。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「霙れる」ってなんと読む?

「霙」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「溶けかけの雪と雨が混ざって降る」という意味の言葉です。

<使用例>

「明日は、夕方から霙れるかもしれないわね…」

「○○れる」。
「○○れる」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 霙れる(みぞれる)です。

雨冠に「英」と書いて「霙(みぞれ)」と読みます。
雨冠に「英」と書いて「霙(みぞれ)」と読みます。

「霙れる(みぞれる)」は、「霙(みぞれ)が降る」を意味する動詞です。「霙(みぞれ)」は、溶けかけの雪と雨とが混ざって降りますが、「英」という字は「英(はなぶさ=房状で咲く花)」も意味する字なので、雨粒よりも、ひとつひとつの粒が大きく白い「霙(みぞれ)」が、花に似ている事からできた字だといわれています。

*** 

本日は、1月25日『ホットケーキの日』のトリビアと、「寒い日」にまつわる日本語から、 

・樏(かんじき)

・霙れる(みぞれる)

の読み方をおさらいいたしました。

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/気象庁ウェブサイト/photo AC
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
ILLUSTRATION :
小出 真朱