エッジー過ぎずどこかクラシカル、タイムレスで気品をたたえた着こなしが大人気のキャサリン皇太子妃。対してメーガン妃は、ミニマルで程よくトレンドを取り入れた、モードなコーディネートが支持されています。

実はそれぞれ、同じ服を違うカラーでも揃えていることも多い2人。しっくりくる一着を異なる色味で揃えておけば、コーディネートがキマりやすいうえ、着こなしの幅も広がります。今回はそんな愛用服の色違いコーデにフォーカス。同じデザインのコートやワンピースを、まるで別の服のようにスタイリングした、センス光る8ルックをご覧ください。

キャサリン皇太子妃は…オケージョンで色の明暗を使い分けて

■1・2:カラーの魅力を堪能!一枚で着映えるロングコート

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左は2022年12月1日ボストン訪問にて、右は2022年11月5日のラグビーワールドカップの際。

パッドが入ったしっかりとしたショルダーラインがエレガントな、アンクル丈のダブルブレストコート。お気に入りのロンドンブランドの一着は、美しいラインを引き立てるようにボタンを留めてコートドレス風に着こなしています。ブラウンは襟元からオレンジニットと、コートと揃いの色のマフラーをのぞかせて、落ち着いたなかに温かみのある配色でクラシックな雰囲気。右のレッドも同じくフロントを閉じ、同様にブーツを合わせていますが、面積の大きいコートである分、色の印象は絶大。同じ型でもグッと華やかでフェミニンなムードを漂わせています。

■3・4:色のキャラクターで違う表情を見せるワンピース

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左は2021年12月8日にロンドンでクリスマスコンサートで、右は2021年4月17日ウィンザー城でのエディンバラ公フィリップ王子の葬儀の際のスナップです。

緩やかにフレアなシルエットのコートドレスは、ボウタイが華やかに襟元を飾るデザイン。首元がやや開き、フォーマルななかにも軽やかさやフェミニンさも併せ持つロンドンブランドのものです。鮮やかなレッドは、ハッと目を引く明るいムードを引き立てるように、パンプスも同じ色で統一してクリスマスイベントらしく、楽しげな佇まいに。一転して端正なブラックはハットやパールを合わせて、フォーマルなシーンにふさわしい装いにまとめています。

メーガン妃は…服のポテンシャル高める配色&小物使い

■5・6:大胆なカラーコーデを小物でシックなスタイルに昇華

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左は、イギリスのバーケンヘッドでのイベントで。右は、ロンドンのロイヤル・ランカスター・ホテルで開催されたイベントに出席したとき。

見るからの着心地のよさそうなベビーアルパカ素材のロングラップコート。袖口のリブデザインとワイドカラーが特徴です。レッドはパープルのワンピースと合わせて、強い色同士の思い切った配色に。ちょっと冒険、の組み合わせもコートのラグジュアリー感とクチュールなデザインのバッグでエレガントに仕上げています。その一方、ベーシックなキャメルはミニマル好きな彼女らしいスタイリングに。シックなグリーンのワンピースコーデに、スカーフのハンドルがあしらわれたバッグで捻りを加えて小粋な装いに。

■7・8:手元の表情際立つケープワンピース

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左は、故エリザベス女王の誕生日パーティでロイヤルアルバートホールにて。右は、女王の国葬に参列したとき。

ケープスリーブが特徴的なミディ丈ワンピース。ネイビー、ブラックと2着ともにダークトーンで地味見えしてしまいそうなところ、スタイリッシュな袖のデザインで印象的な装いを演出します。左はゴールドトーンのブレスレットを重ねた手元に、スワロフスキーのクリスタルが光るアクリル製バッグを持って。輝きが全身をさらに洗練された佇まいに導いています。ブラックはロンググローブを合わせ、よりエレガントかつフォーマルに仕上げています。


キャサリン皇太子妃とメーガン妃の「愛用服の色違いコーデ」をご紹介しました。カラーが異なるだけで、全く違った雰囲気になるので、コーディネートのパターンが似ていても「いつも同じ」といった印象を回避できます。「なかなか気に入ったデザインに出合えない!」とお嘆きの人はとくに、しっくりする服を見つけたら、色違いで揃えるのもいいかもしれませんね。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子