2023年2月5日、51歳の誕生日を迎えたデンマーク王室のメアリー皇太子妃。2000年にオリンピック観戦のためシドニーを訪れていたフレデリック皇太子にパブで見初められ、王室入り。21世紀で最もマジカルなシンデレラストーリーとして、そのロマンスは大きな話題になりました。
2004年にコペンハーゲン大聖堂で執り行われたウエディングの際は、デンマーク人デザイナー、ウッフェ・フランクのゴージャスなアイボリーのドレスをまとい、ファッショナブルなロイヤルとしての地位を確立。独身時代は、タスマニア大学で法律と商業を学んだ後、シドニーの広告会社などに勤務したキャリアウーマンだっただけあって、その装いは知的で洗練されています。イギリスのキャサリン皇太子妃に似ている、と言われることも多いエレガントな美貌で着こなす、最新スタイルを紐解いていきましょう。
■1:半袖ベストがブラックワントーンをリズミカルに演出
2023年1月12日、コペンハーゲンにある癌協会の、ビジターセンターの公式オープニングでの装いです。デンマーク人デザイナーによるツイードの半袖ベストに、黒のAラインミディスカートを合わせて。グレートーンのベストがオールブラックにプレイフルなアクセントをプラス。フレアシルエットのフェミニンなスカートの甘さをピンヒール+ポインテッドトゥのブーツがシャープにまとめています。
■2:好感度抜群!グレー+ベージュのリッチカジュアル
2022年3月8日、コペンハーゲンで開催されたイベントに出席した際は、グレーとベージュをミックスしたパンツルックをセレクト。足元もグレーを選び、強い色味を排除した配色がソフトで優しげな佇まい。上質さ漂うニュートラルトーンのグラデーションが皇太子妃のエレガンスを際立てています。
■3:冷たい空気に凛と映えるホワイトツイード
2022年2月23日、コペンハーゲンを単独で訪問中のキャサリン皇太子妃とアマリエンボー宮殿の中庭を歩いた際のスナップです。白いツイードのコートを主役に、インナーは黒のワンピース、タイツ、パンプスで仕上げています。コートは襟なしのラウンドネックでフェミニンなムード。フロントをあけて纏うことでIラインが強調され、スッキリ見え効果が期待できます。
デンマーク「メアリー皇太子妃」の最新スタイルをご覧いただきました。シックなトーンにさりげない洒落感が漂い、オフィスファッションとしても真似したくなる彼女のスタイル。ぜひ参考にしてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子