肌寒さが残る春は、洗練されたアウターがおしゃれの基軸になります。特に、ゆったりとしたボリューム感のあるシェイプが主流の今、すっきりとバランスよく、大人の女性を美しく見せるために、アウターの真価が問われるのです。

『Precious』3月号の特集「『今』が香り立つアウター、3つのシルエット」では、象徴的な3つの最旬シルエットを提案。リラックス感や大人の余裕を感じさせて、羽織るだけで今年らしさを印象づける、ラグジュアリーな一着を探しました。

今回はその中から、今どきのボリューム感を備えたシャープなIラインの「レクタングルコート」をご紹介します。

【RECTANGLE(レクタングル)】今どきのボリューム感を備えたシャープなIライン

トップキャリアたちがその“知性”と“存在感”をアピールしながら、羽織るだけで“今”の空気をまとうことができるのが、長方形の「レクタングル」シルエットのアウターです。

適度に量感があるのに、Iラインですっきりとスタイルアップが叶うのも大きな魅力。膝下丈からフルレングスまで、スクエアなロング丈ならではの凛としたかっこよさを、春夏のオンスタイルに取り入れたいものです。

季節の移ろいと共にコートからロングジレにシフトして、薄手の素材や爽やかな色味を選べば、より軽やかに「レクタングル」アウターが楽しめます。

構築的でクリーンなレクタングルコートで知的な美しさを演出

コート_1,トップス_1,パンツ_1,ピアス_1,バッグ_1,靴_1,大人コーデ_1,春コーデ_1
ウールギャバジンのコート¥413,600・トップス¥77,000・パンツ¥140,800・ピアス¥93,500・バッグ¥247,500・靴¥193,600(ジルサンダージャパン<ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー>)

スモーキング調の品格を漂わせる「レクタングル」のノーカラーコートは、後ろ姿にも見せ場があり、腰まで入った深いスリットや袖のプレス加工が印象的。シンプルなのに構築的なIラインで、曖昧になりがちな大人の体型を美しく包み込んでくれる。

●RUNWAYでは…

コート_2
(C)JIL SANDER

シンプルなシルエットで、辛口の女らしさを極めるふたつの人気ブランドでも、春夏コレクションを飾ったのが「レクタングル」アウターでした。

「ジル サンダー」はジェンダーレスな佇まいのロングジレで。

コート_3
(C)THE ROW

「ザ ロウ」はダブルのチェスターコートをオフホワイトのフルレングスで爽やかに。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
曽根将樹(PEACE MONKEY)
STYLIST :
大西真理子
HAIR MAKE :
三澤公幸(Perle)
MODEL :
立野リカ(Precious専属)
COOPERATION :
大手町ビル
EDIT&WRITING :
藤田由美、池永裕子(Precious)