このところ、また気温の低い日が続いていますね。
かつては“伊達の薄着”とばかりに
いち早く春物を着てがんばっていましたが、
年齢を重ねた今、無謀なことはできなくなりました。
そんな冬に逆戻りしたようなある日、
長年愛用しているカシミヤの薄手タートルネックに、
暖かく、なおかつシルエットの美しい
キルティングのフレアスカートを合わせました。
ファッションディレクターの萩原輝美さんが
プロデュースされたブランド“ten.(テン)”の
展示会で、ひと目惚れしたスカートは、
理想的なフレアのために中綿の量まで計算した
オリジナルの生地でつくられているそう。
それだけに適度なハリ感があり、
ふんわりと、とても軽やかに広がって、
「わ、かわいい」と心が躍ってしまいます。
最高気温が10℃に届かない予報だったので、
足元は保温性もある“ピエールマントゥー”の
コットン混の黒タイツで暖かさも確保しました。
防寒を意識しつつ、防寒に見せない
そんなおしゃれができたら…という願いを、
このキルティングのスカートが
かなえてくれたように思っています。
この日は、トップスもボトムスも黒でまとめた
ともすると重くなりがちなコーディネートを、
スポーツテイストをミックスすることで
軽快に見せられないかと考えてみました。
帽子もキャップタイプ、バッグもデイパックにし、
さらにフレアスカートという甘いアイテムの足元に、
私としては冒険の、ちょっとダッド系スニーカー。
ただ、黒が主体のスニーカーにしてしまうと
重く、暗くなるだけでなく、
冴えない印象を与えてしまいそうなので、
白ベースのデザインを選んでみました。
今まで黒ボトムには、あたりまえのように
黒スニーカーを合わせていましたが、
小さな分量でも、足元に白を加えることで
抜け感が出て、見違えるように表情豊かに。
春らしさも少し出せたように思っています。
白髪を染めないことで楽しみが広がった
黒の着こなし…このスニーカーをパートナーに、
春からの黒を軽やかに着てみたいと思っています。
(写真/エディターH&J 文/エディターJ)
「152cmだっておしゃれはできる!小さな天才、エディターJ『ワンパターンでうまくいく』」好評発売中
何度でも読み返したくなるこの1冊があれば、おしゃれに悩むことも少なくなるはず。
書籍やインスタ、WEB連載とさまざまなコンテンツを通して、エディターJのコーディネートを参考にすることで、日々のファッションをさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。
エディターJのInstagramにもご注目ください!
エディターJのコーディネートをもっと見たい!という方も多いはず。書籍販売に合わせて、待望のインスタもスタートしています。
いますぐに取り入れたくなるファッションTipsをくまなくチェックできます。通勤時間や日常のスキマ時間の楽しみに、インスタフォロー(ユーザー名:152editorj)もお忘れなく!