ここ数年の我慢のときを経て、レストランでの食事を楽しめる機会も増えてきたこの頃。東京のレストランシーンにも新しい名店が次々と誕生しています。『Precious』3月号・別冊付録『最旬「東京モダンレストラン」17』では、2022年オープンの新店を中心に、美味しいもの好きが通っているお店17軒をピックアップ。

今回ご紹介するのは、フードライター・小石原はるかさんがおすすめする、勝どきの「ダイナーヴァン 勝どき」です。

おすすめしてくださったのは…小石原 はるかさん
フードライター
健啖でマニアックな気質から食の世界にハマり続け、いつしか文筆業に。食以外のトレンドにも精通し、日常を楽しむ視点でのレストラン評も人気。著書に『東京最高のレストラン』(共著/ぴあ)など。

ダイナーヴァン 勝どき[勝どき]|クセになるベトナム郷土料理とワイン

ベトナム人が「ベトナムより美味しい」と絶賛する清澄白河の「ダイナーヴァン」の2号店。ホーチミンの人気店での経験豊富なシェフのヒエンさんは、フォーのスープもメニューごとに数種類を丁寧にとっている。カニのだしが効いた「ブンリュークア」(蟹汁麺)などをはじめ、一品料理は現地風ながら洗練された味わい。

パリのベトナム料理店をイメージした店内は、店主で空間プロデューサーの石井りかさんが選んだ骨董のバッチャン焼、美濃焼の美しいタイルなどが異国情緒を誘う。

「郷土色の強い料理も食べやすく、カジュアルに楽しめます」(小石原さん)

レストラン_1,東京_1
「ブンボーフエ」¥1,200

「ブンボーフエ」は、もちもちの太麺を使った辛めの味。牛骨やパイナップルでとったスープに、牛肉や牛すじ、ベトナム風ハムなどがたっぷり。もやしやパクチー、アオラムなどのハーブ、赤唐辛子やにんにくの酢漬けを好みで加え、調味しながら食べるのがベトナムスタイル。

レストラン_2,東京_2
「揚げ豆腐」¥750

人気の「揚げ豆腐」。マムトムという塩辛のようなクセのある発酵エビソースをつけ、ミントやキンツァイ(芹菜)などと共に。

レストラン_3,東京_3
店内の様子

●「ダイナーヴァン 勝どき」の推し酒

酒_1,ワイン_1
「ドメーヌ・ロッシュ・ビュイシエール」の『コート・デュ・ローヌ ロゼ』

香草や発酵食品たっぷりのベトナム料理には、「ドメーヌ・ロッシュ・ビュイシエール」の軽やかな『コート・デュ・ローヌ ロゼ』を。

※掲載価格は、すべて税込みです。

※掲載している料理や商品は、時期によって変更となる場合があります。
※定休日や営業時間など、最新情報は各店舗へお問い合わせ、またはHPやインスタグラムをご参照ください。

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EDIT&WRITING :
松田亜子、安村 徹(Precious)