【目次】
プロフィール
名前：ケヴィン・スペイシー（Kevin Spacey）
出生地：アメリカ合衆国ニュージャージー州サウスオレンジ
生年月日：1959年7月26日
スタンダップ・コメディアンとして活動した後、舞台出演などを経て1986年に『心みだれて』でスクリーンデビュー。1991年舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』でトニー賞を受賞し、注目を浴びました。1995年『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞助演男優賞、1999年には『アメリカン・ビューティー』で同賞主演男優賞を受賞している名俳優です。
しかし、2017年にセクシュアルハラスメントの告発を受けたことをきっかけに、主演映画やドラマが打ち切りに。一部の訴訟は取り下げられたものの、問題はすべて解決してはおらず事実上の引退状態となっています。
「若いころ」「昔」の写真20選
まず、ケヴィン・スペイシーの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。
1989年９月（30歳）ドーヴィル・アメリカ映画祭
1995年３月（35歳）映画『アウトブレイク』プレミア
1996年（37歳）第68回 アカデミー賞授賞式
1996年（37歳）映画『アルビノ・アリゲーター』より
1996年（37歳）映画『評決のとき』より
1997年（38歳）第39回 グラミー賞授賞式
1998年（39歳）映画『キャスティング・ディレテクター』より
1999年（40歳）ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム
2000年（41歳）第72回 アカデミー賞授賞式
2001年（42歳）A Night for John Lennon’s Words＆Music
2001年（42歳）第58回 ゴールデングローブ賞授賞式
2003年（44歳）サンダンス映画祭
2004年（45歳）トロント国際映画祭
2004年12月（45歳）第47回 グラミー ノミネーションズ
2005年２月（45歳）第55回 ベルリン国際映画祭
2006年７月（47歳）映画『スーパーマン リターンズ』イギリスプレミア
2007年４月（47歳）舞台『日陰者に照る月』オープニングナイト
2007年５月（47歳）Jazz At Lincoln Center’s ６th Annual Spring Gala
2007年６月（47歳）第21回 Stars In The Alley
2008年６月（48歳）ドラマ『リカウント』プレスカンファレンス
「映画」代表作８選
ここからは、チェックしておきたいケヴィン・スペイシーの代表出演「映画」を厳選してご紹介します。
『セブン』（1995年）
デヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス映画。主演はブラッド・ピット。ケヴィン・スペイシーは猟奇的な殺人犯役をを演じた。
あらすじ：新人刑事デビッド・ミルズ（ブラッド・ピット）と退職を間近に控えたウィリアム・サマセット（モーガン・フリーマン）はある連続殺人を捜査することに。おぞましく猟奇的な殺人が続くなか、犯人に翻弄されるふたり。ついにミルズはジョン・ドウ（ケヴィン・スペイシー）という男を容疑者として割り出すが…。
『ユージュアル・サスペクツ』（1995年）
ブライアン・シンガー監督のクライムサスペンス映画。ケヴィン・スペイシーは、この作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。
あらすじ：カリフォルニアで麻薬密輸船が爆破され、多くの犠牲者を出したうえ現金9100万ドルが消えてしまった。ただひとり、無傷で生き残ったキント（ケヴィン・スペイシー）は警察の尋問を受けることに。キントによって前科がある5人の男たちが関わった事件が明らかになっていく。
『L．A．コンフィデンシャル』（1997年）
ジェイムズ・エルロイの小説『L.A.四部作』の第3部を映画化した作品。
あらすじ：1950年代のロサンゼルス。元刑事を含む、6人の男女が惨殺された事件の捜査をしていた刑事バド（ラッセル・クロウ）は、娼婦リン（キム・ベイシンガー）の存在に辿り着く。バドは、野心家のエド（ガイ・ピアース）とテレビドラマのアドバーザーをしているジャック（ケヴィン・スペイシー）と共に、警察内部の汚職に立ち向かっていく。
『交渉人』（1998年）
F・ゲイリー・グレイ監督のサスペンス映画。
あらすじ：シカゴ警察のエリート交渉人であるローマン（サミュエル・L・ジャクソン）は、相棒殺害と横領の濡れ衣を着せられてしまう。自身の無実を証明するため、人質をとり立てこもったローマンは、交渉人としてセイビアン（ケヴィン・スペイシー）を指名する。エリート交渉人ふたりによる駆け引きが行われるなか、セイビアンも徐々にローマンの無実を信じるようになる。
『アメリカン・ビューティー』（1999年）
サム・メンデス監督の人間ドラマ。ケヴィン・スペイシーはこの作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
あらすじ：シカゴ郊外に住むレスター・バーナム（ケヴィン・スペイシー）は、妻と娘の3人暮らし。一見、幸せそうに見える家庭だが、妻キャロライン（アネット・ベニング）との仲は冷え切っており、娘には嫌われている。ある日、バーナムは娘のチアリーディングを見に行き、娘の親友アンジェラ（ミーナ・スヴァーリ）に恋をしてしまう。
『シッピング・ニュース』（2001年）
E・アニー・プルーの小説『港湾ニュース』を原作とした作品。ラッセ・ハルストレム監督。
あらすじ：ニューヨークの新聞社で働くクオイル（ケヴィン・スペイシー）は、幼いころの心の傷が影響し無気力な人生を送っていた。ある日、突然両親が自殺してしまい、さらに妻も交通事故死してしまう。さまざまな不幸が重なったクオイルは、異父妹のアグニス（ジュディ・デンチ）に勧められ祖先の地であるニューファンドランド島に向かうことに。現地の新聞社で働きながら、クオイルは娘と共に暮らすことになる。
『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』（2004年）
ケヴィン・スペイシーが、監督、脚本、主演を務めた作品。歌手ボビー・ダーリンの半生を描いた伝記映画。
あらすじ：幼いころから音楽の才能を発揮していたボビー・ダーリン（ケヴィン・スペイシー）は、抜群の歌唱力で瞬く間にスター歌手となる。世界最高のナイトクラブであるコパカバーナに出演し、大成功を収めたボビー。なにもかもが上手くいっているかに見えたが、多忙により妻サンドラ（ケイト・ボスワース）は酒浸りに。さらに、自身の出生の秘密を知ってしまったことで、ボビーは大きなショックを受ける。
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』（2013年～2017年）
マイケル・ドブズの小説『ハウス・オブ・カード』とイギリスのテレビドラマ『野望の階段』を原作とした政治ドラマ。ケヴィン・スペイシーは、全6シーズンの内シーズン5まで出演している。
あらすじ：フランク・アンダーウッド下院議員（ケヴィン・スペイシー）は、支援していた大統領から裏切られ国務長官の職に就くことができなかった。フランクは、妻クレア（ロビン・ライト）と共にあらゆる策略を巡らせ、ホワイトハウス入りを狙う。フランクは記者のゾーイ（ケイト・マーラ）と関係を持ち、偽の情報を掴ませ国務長官を陥れる。
「男前遍歴」20選
次に、50代からの「男前遍歴」をお届けします。カメレオン俳優と称された名俳優のオーラがたっぷり。
2009年７月（50歳）トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』
2010年５月（50歳）イタリア ポルトフィーノにて
2010年９月（51歳）トロント国際映画祭
2010年10月（51歳）ドーハ トライベッカ映画祭
2010年11月（51歳）AFI Fest 2010
2011年１月（51歳）第16回 クリティクス・チョイス・アウォード
2011年２月（51歳）『Done In 60 Seconds』 Media Day
2011年６月（51歳）第10回 ARK Gala Dinner
2011年７月（52歳）The Veuve Clicquot Gold Cup Polo Final
2012年11月（53歳）Grey Goose Winter Ball
2013年４月（53歳）テレビシリーズ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』For Your Consideration Q＆A
2013年12月（54歳）Moments In Motion，An Exclusive Unveiling Of Never Before Seen Photos
2014年１月（54歳）第71回 ゴールデングローブ賞授賞式
2014年４月（54歳）The 2014 Revlon Concert For The Rainforest Fund
2015年４月（55歳）第４回 Annual Reel Stories，Real Lives Event Benefiting Motion Picture ＆Television Fund
2016年１月（56歳）第22回 全米映画俳優組合賞授賞式
2016年２月（56歳）第58回 グラミー賞授賞式
2017年６月（57歳）トニー賞授賞式
2017年10月（58歳）ブリタニア賞授賞式
2019年８月（60歳）『The Boxer － La nostalgia del poeta』ローマ リーディング
「現在」の写真３選
2017年にセクシュアルハラスメントで告発されて以降、俳優活動からは距離を置いていたケヴィン・スペイシー。主演作からも降板するなど、波乱の数年間でした。ケヴィン・スペイシーを取り巻く問題はまだ解決の目処が立っていないようですが、映画出演に向けての動きもあるよう。ハリウッドを代表する名俳優の今後に注目です。
2023年１月（63歳）イタリア トリノにて
2023年１月（63歳）Stella Della Mole Award
2023年１月（63歳）ドラマ『The Man Who Drew God』フォトコール
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- Getty Images
