2023年3月1日、スペイン・アリカンテで開催された授賞式で披露したフューシャピンクのアンサンブルをはじめ、2月20日以降の公務はほぼピンクのアウトフィットで登場しているレティシア王妃。王室に入る前はジャーナリストとして活躍しており、知性をたたえたシャープなルックスをもつ王妃。近寄りがたいほど整った表情に、甘いピンクが柔らかさを添えて、優しげなムードを漂わせていました。そんなハッピーカラーの装いのなかから、春らしく淡いトーンのものをピックアップ。エイジレスな50歳のピンクスタイルを紐解いていきましょう。
■1:ピンク×フローラルプリントで春気分を満喫
2023年2月23日、マドリッドで開催されたアートフェアのオープニングには、スペインブランドのシャツドレスで登場。光沢のある生地とパステルピンクで春らしい華やぎ感のある1着です。さらに可憐なムードを盛り上げるのが、イタリアンブランドの花柄バッグ。エレガントなトップハンドルのデザインを選び、子どもっぽくなるのを回避しています。左右でカラーの異なる色石をあしらったイヤリングで顔まわりに輝きを加え、上品さのなかに程よい遊び心を感じる装いを完成。
■2:可憐なピンクワントーンを上質シルクでクラスアップ
2023年2月6日、アンゴラのルアンダにある空港に到着した際は、ペールピンクのセットアップで。シルクの光沢がカラーの美しさを引き立てています。リラックスフィットなシルエットのパンツは飛行機での長時間移動にぴったり。スクエアなフォルムのショルダーバッグと、ポインテッドトゥのパンプスでキリッと切れ味を加え、品格あるスタイルにまとめています。
■3:淡いピンクと好相性なホワイトでソフトな印象に導いて
2023年1月25日、マドリッドの王宮でペドロ・サンチェス首相と外交団を歓迎。絹のようなボウタイブラウスとライトピンクのシフォンマキシスカートのコーディネートです。スイートなピンクにホワイトを合わせることで、フェミニンさのなかに清潔感溢れる、凛としたムードをプラス。足元はスカートと同じトーンのパンプスを選び、マキシ丈をバランスよく演出しています。
スペイン「レティシア王妃」の心ときめくピンクの装いをご覧いただきました。シックでクールな装いも難なく着こなす王妃ですが、甘い色をまとっても洗練されたムードをキープしているのが印象的です。大人に柔らかさを灯すピンク、王妃を参考にこの春取り入れてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子