コーディネートのメリハリを高めてくれる柄を取り入れれば、リズムが生まれて軽やかさを演出することができます。街中で映える、春のモノトーンコーディネートをご紹介します。

■1:リサ・エイケンは…柄×柄の上級テクニックもモノトーンならうまくいく

スタイリッシュな着こなしにマッチするよう、ヘアはミニマルにまとめて。
スタイリッシュな着こなしにマッチするよう、ヘアはミニマルにまとめて。

『Vogue.com』のエグゼクティブファッション&ビューティーディレクターを務めるリサ・エイケンを、ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。春に着こなすモノトーンは、黒ではなくグレーを基調とすることで重く見えるのを回避。コーディネートが楽々きまるセットアップは、シャツジャケットとスラックスできちんと感が演出できる頼もしいアイテムです。淡いチェック柄のセットアップに、ゼブラ柄のパンプスを合わせさりげなく柄×柄にすれば、定番モノトーンを上級に格上げすることに成功。仕上げにチャンキーチェーンストラップがジュエリー代わりになる黒バッグをプラスすれば、モダンさが倍増します。

■2:オリヴィア・パレルモは…シアートップス×白スカートで軽やかさを高める

足首が見える絶妙丈のスカートをセレクトし、抜け感をプラス。
足首が見える絶妙丈のスカートをセレクトし、抜け感をプラス。

NYの街中を歩いているところをキャッチされた、ソーシャライトのオリヴィア・パレルモ。個性の宿る、モードエレガントが得意な彼女ならではのモノトーンスタイルを披露しました。白スカートの軽快さが高まるのは、黒トップスで重心を上に置いているから。さらにシアー素材のトップスなので、黒も重くなりません。また爽やかなドット柄があるからこそ、クリーンさが高まっています。これだけでも素敵ですが、パイソン柄のベルトとスタッズシューズを合わせ、辛口ムードをトッピングしたのはさすがの一言!

■3:ジャスミン・サヴォイ・ブラウンは…フェミニンなギンガムチェックはちらりと覗かせ大人らしく

膝丈スカートを選び素足を見せると、抜け感に繋がって良バランスです。
膝丈スカートを選び素足を見せると、抜け感に繋がって良バランスです。

2023年3月6日、出演する映画『スクリーム6』のワールドプレミアのため、NYのミッドタウンに現れた俳優のジャスミン・サヴォイ・ブラウン。春らしさ漂う、フェミニンなギンガムチェック柄を活用していました。ともすれば甘さが強く出過ぎる柄も、シャツとタイトスカートのセットアップ、さらに白黒のディテールなら大人コーデにしっかりマッチします。インには白シャツを、アウトにはグレーのスプリングコートを合わせ、奥行きを演出。さらに白靴下と黒ローファーの合わせ技で、軽快なプレッピームードを演出。


柄がアクセントになる、春ならではの軽快な「モノトーン」コーディネートの作り方をご紹介しました。柄を取り入れるだけでなく、黒、白、グレーの分量感を調整したり、素材をうまく活用することで季節感が高まるので、是非参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香