カジュアルの代表格であるデニム素材。パンツではなく、スカートやワンピースで取り入れることでいつもと違う上級オーラ漂うカジュアルスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。その新鮮さがモード感に繋がり、デニム素材もぐっと都会的な印象に。

■1:マリー・ダンカーは…大胆スリットのIラインデニムスカートでヘルシーにきめて

黒の細ベルトとダークブラウンのクラッチバッグを携え、配色をシックに。
黒の細ベルトとダークブラウンのクラッチバッグを携え、配色をシックに。

2023年2月末、ドイツのハンブルクでスナップされた、マネージメント会社『ENTOURAGE』を手掛けるインフルエンサーのマリー・ダンカー。ミニマルな着こなしが絵になるのは、大胆スリットがモダンさを叶えるデニムスカートがあるからこそ。すっきりとしたIラインと深めのフロントスリットでもセクシーになりすぎないのは、親近感のあるデニム素材のなせる技。そこにフィット感のある黒カットソー、華奢ストラップのヒールサンダルを合わせ、引き締めながらフェミニンムードを上乗せ。きれいめアイテムで作るIラインコーディネートでも抜け感があるのは、やはりリラックス感のあるデニム素材の存在があるからです。

■2:グレース・ガネムは…相棒白シャツにはワンピースを合わせモダンに

一見ドレッシーな装いも、デニム素材があるからこそデイリーに馴染みます。
一見ドレッシーな装いも、デニム素材があるからこそデイリーに馴染みます。

2023年2月24日、ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされた、インフルエンサーのグレース・ガネム。春の定番ルックである、白シャツとブルーデニムパンツの相思相愛な組み合わせも素敵ですが、定番だけにややマンネリするときもありますよね。そんな場合におすすめしたいのが、白シャツとデニムワンピースの組み合わせです。彼女のようなストラップレスタイプのワンピースを重ねれば、エレガンスとデニムならではの気負わないムードが両立され、こなれ感たっぷり。白とブルーの色合わせも、フレッシュな春の空気によくマッチしています。パステルトーンで統一したイエローのバッグ、ブルーのポインテッドトゥパンプスを加え、季節感を助長。

■3:クリッセル・リムは…黒デニム×コルセットでカジュアル感を抑えめに

コーディネートにマッチする、辛口モダンな小物と赤リップを添えて。
コーディネートにマッチする、辛口モダンな小物と赤リップを添えて。

ミラノ ファッションウィーク中にスナップされた、元祖ブロガー、そして働く親とその子供たちのためのビジネス『ブーモ』を手掛けるクリッセル・リム。彼女が選んだデニムワンピースは、グレース・ガネムとは異なるプルオーバーのボリュームスリーブタイプでした。袖にボリュームがある場合、ブルーだとややキュートに傾きすぎることもあるので、シックな黒を選ぶことでスタイリッシュさを獲得。さらにボトム部分が膝丈のIラインなので、メリハリバランスが取れています。また黒デニムだからこそ、モードスポーティな趣を醸すことに成功。こちらのコーディネートの肝になるのは、デニム素材をクラスアップしてくれるモードな黒レザーのコルセットベルトです。レースを想わせるカットアウトのディテールが程よくフェミニンなので、ワンピースとも相性ばっちり。


スカートやワンピースのデニムスタイルを3選ご紹介しました。慣れ親しんだ素材だからこそ、ときにはパンツ以外のアイテムで取り入れることで、新鮮さ、冒険心を味わってみてはいかがでしょうか。デニム素材だからこそ、トゥーマッチにならないのも高ポイント。是非、ご紹介した着こなしを参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香