リラックスした装いが市民権を得た今、デニムを高い頻度でローテーションしている人も多いかもしれません。大人ならではの品格を保ちつつ、ルーズな「ワイドデニム」で今っぽさを取り入れていた3人の着こなしをチェックしていきましょう。
■1:ダーヤ・バラニクは…オーバーサイズな迫力シルエットを楽しんで
2023年1月31日、デンマークのコペンハーゲンでキャッチされたエディター兼ブロガーのダーヤ・バラニク。黒と白のチェック柄のツイードジャケットに黒のウールのロングコートを着用。襟が重なるうえ、ビッグなショルダーでボリュームある上半身を、ルーズなワイドデニムでバランスをとり、今っぽくまとめています。これがスキニーデニムならボトムが小さくてアンバランス、かつ古臭い印象に。ジャケットのインナーにTシャツを選び、抜け感を足しておしゃれなカジュアルミックスを完成。
■2:アレクサンドラ・ペレイラは…裾広がりなフォルムを重ねてプレイフルに
パリファッションウィークに登場した、スペインで大人気のインフルエンサーのアレクサンドラ・ペレイラ。ダークブラウンのトリミングが効いたキャメルのコートに、クロップト丈のワイドデニムを合わせて。ともに裾に向けて緩やかに広がるシルエット。ルーズなワイドデニムは、短めのレングスなので軽快に着こなせます。足首にフィットする、ベージュのポインテッドブーツがベストマッチ。コートと同系色の品格バッグで、グッとデニムスタイルのエレガンスを高めています。
■3:タム・マクファーソンは…ドレッシーなジャケットをルーズなデニムでカジュアルダウン
2022年10月4日、ファッションブロガーのタム・マクファーソンをパリでスナップ。シルバーのクリスタルで刺繍が施された黒のロングジャケットに、淡色のワイドデニムをコーディネート。クチュール感のあるジャケットにゆるっとしたデニムが今どきなムードを吹き込み、洒落感高いミックステイストに仕上げていました。デニムはかなりビッグなラインですが、これくらい明るい色味なら軽快に着こなせます。インナーのTシャツはウエストインでバランスよく。足元はゴツめのスニーカーを選びエッジーに仕上げています。
ファッション賢者たちの「ワイドデニム」コーデをお届けしました。今年新しいものに更新するならおすすめの新鮮なシルエット。ぜひ取り入れて、今どきなコーディネートをお楽しみください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子