2023年 Precious 3月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

2023年3月号表紙
Precious』3月号(2023年2月7日発売)の表紙、カバーモデルは大政 絢(Precious専属)

今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、大人気スタイリストの高橋リタさんが配色テクニックを駆使した、最旬カラーパレットの着こなしが全順位を席巻! 春の訪れが早い今年だからこそ、明るい日差しと調和する「ベージュ」や「ブライトカラー」など、“普通なのに特別”な装いに共感した読者が多かったようです。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

【10位】ブルーのニット×カシミアシルクの大判スカーフ

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スカーフ[縦140×横140cm]¥187,000・ピアス¥156,200・時計¥196,800/本体セット価格(エルメスジャポン)、ニット¥93,500(コロネット〈ムーレー〉)[Precious2023年3月号71ページ]撮影/生田昌士(hannah)※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますので、予めご了承ください。

昨年のビッグトレンドとなったグリーンに続き、今年は品よく爽やかなブルーのカラーパレットにも注目です。そんな鮮やかなブルーのニットに合わせたのは、寒色と暖色がバランスよく配合されたカシミアシルクの大判スカーフ。

さりげなくひと巻きするだけで絶妙なカラーハーモニーを奏でる一枚を取り入れた着こなしは、「シンプルなニットがスカーフひとつでスタイリッシュに変わる」と好評でした。

【9位】ベージュのシャツ×イエローのスティックパンツ×白のバッグとローファー

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シャツ¥30,800(カオス丸の内)、パンツ¥63,800(ドゥロワー 二子玉川店)、バングル¥425,700・リング¥473,000(TASAKI)、バッグ¥204,600(JIMMY CHOO)、靴¥125,400(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)[Precious2023年3月号58ページ]撮影/小林美菜子

「意外性のある色合わせが素敵」と反響を呼んだのは、ベージュに2色を組み合わせる「ベージュ・トリコロール」テクニックのスタイリング。イエローと少量の白がフレッシュさを加速させる着こなしです。

スモーキーなベージュのバンドカラーシャツに、パキッとしたミモザイエローのスティックパンツを合わせて溌溂と。バッグと靴で加えたポイント使いの白が、“一服の清涼剤”のような爽快感を加えます。

【8位】白のパフスリーブシャツ×モカベージュのハイウエストパンツ

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パンツ¥176,000・シャツ¥176,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、イヤリング¥495,000・ブレスレット/指先側から¥1,210,000・¥924,000(ポメラート)、バッグ¥696,300(ヴァレクストラ ジャパン)、靴¥181,500(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)[Precious2023年3月号56ページ]撮影/長山一樹(S-14)

髙橋リタさんが「この春気になるベージュ」のひとつにあげたのは、ほんのりビターなモカベージュ。クリーンな白と相性がよく、品格漂うミカドシルクのパフスリーブシャツと、モカベージュのハイウエストパンツでつくる潔いバイカラーは、遠目にも映える迫力が。

フラット靴もパンツと同色で揃えてすっきりと仕上げた着こなしには、「シンプルだけど洗練されている」「きちんと感があってスタイルがよく見える」などの声が寄せられました。

【7位】ベージュのトレンチコート×エッグシェル色のボウタイブラウス×黒スティックパンツ

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コート¥434,500・ブラウス¥187,000・イヤリング¥99,000・バッグ¥478,500・靴¥143,000/すべて予定価格・パンツ¥106,700/参考価格(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉[Precious2023年3月号45ページ]撮影/生田昌士(hannah)

「自然体のかっこよさを感じる」「揺れる素材感が印象的」などのコメントと共に票を集めたのは、透き通った春の光に照らされた街に似合うトレンチコートのスタイル。春先の定番ともいえるトレンチのルックを新しく更新する鍵は、エッグシェル色のボウタイブラウスにあります。

クリーンな白よりもまろやかでニュアンスのある絶妙カラーのブラウスを合わせることで、トレンチコートや黒のスティックパンツといった手持ちのアイテムがイメージ一新! こなれたムードへと変身します。

【6位】ベージュのボウタイブラウス&パンツ×黒バッグ

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ブラウス¥198,000・パンツ¥132,000・バッグ¥328,900(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ピアス¥432,300・ブレスレット¥1,111,000・リング¥440,000(ブルガリ ジャパン)[Precious2023年3月号53ページ]撮影/長山一樹(S-14)

「上品なムードが好き」「知的でかっこいい」と支持されたのは、素材の特徴や色味の微差でベージュの掛け合わせを楽しむ着こなしでした。

落ち感が美しいベージュのタイブラウスは、今季のワードローブの核としたい一着。シンプルでありながら、なめらかな艶や風に揺れるボウタイが華やぎ感をもたらします。一段暗めのベージュパンツを合わせれば、センスが際立つワントーンスタイルが完成! 全体がぼんやりしないように、黒のショルダーバッグで引き締めるというテクニックも要チェックです。

【5位】グレージュのカーディガン&ニット×アプリコット・オレンジのパンツ×白スニーカー

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カーディガン¥34,100・ニット¥27,500(スローン)、パンツ¥78,100(ドゥロワー 二子玉川店)、サングラス¥33,000(プロポデザイン)、イヤリング¥737,000・ブレスレット¥1,056,000・リング¥407,000(ポメラート)、バッグ¥2,267,100(デルヴォー・ジャパン)、靴¥100,100(トッズ・ジャパン)[Precious2023年3月号46ページ]撮影/生田昌士(hannah)

リタさんが「差し色として優秀なカラーのひとつ」とピックアップしたのは、品のよさと陽気なムードを運ぶオレンジ。華がありつつ肌なじみがよく、いつものコーディネートに鮮度をもたらします。

「カジュアルでも上品に見える」「オレンジの取り入れ方が新鮮」と評価された着こなしには、アプリコット・オレンジのパンツを投入。冬から春へとゆるやかにシフトするこの時期、定番カラーのグレイッシュなベージュを重たく見せない配色としておすすめです!

【4位】ブルーのタートルニット&スティックパンツ&パンプス

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ニット¥107,800・パンツ¥63,800(ドゥロワー 二子玉川店)、イヤリング¥539,000・リング/指先から¥418,000・¥693,000(ポメラート)、バッグ¥460,900/参考価格(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴¥141,900(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)[Precious2023年3月号66ページ]撮影/生田昌士(hannah)

「インパクトのある爽やかさ」と多くの読者がその色合いをお気に入りの理由にあげたのは、春の空やそよ風を連想させるブルーで全身まとめたワントーンコーデ。鮮やかな色合いでも寒色系なら派手に見えないので、ブライトカラー初心者にもおすすめです。

近似するターコイズブルーを重ねた「カマイユ配色」で、表情もシャキッとクリアに。全身バランスがすっきり見えるロング&リーンなシルエットを意識した、サイドスリット入りリブニットとスティックパンツの組み合わせもポイントです。さらに耳元と手元に添えたスカイブルートパーズのジュエリーが、クールな配色に奥行きを生んで。

【3位】ヘーゼルナッツ色のニット×バニラ色のクロップドパンツ×カスタード色のバッグ&ローファー

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ニット¥102,300・パンツ¥75,900(ウールン商会〈ペセリコ〉)、サングラス¥58,300(グローブスペックス エージェント〈アーレム〉)、ピアス¥638,000(メシカ ジャパン)、時計¥4,048,000(ヴァシュロン・コンスタンタン)、バッグ¥806,300(デルヴォー・ジャパン)、靴¥137,500(J.M. WESTON 青山店)[Precious2023年3月号57ページ]撮影/長山一樹(S-14)

ベーシックなアイテムの組み合わせながら、計算された淡色コーディネートでどこか余裕のある佇まいに仕上げた着こなしは、「シンプルなのにセンスを感じる装い」「さりげない配色バランスがさすが」などの回答が。

イタリアンジェラートのフレーバーのように、ヘーゼルナッツ色のニットにバニラ色のクロップドパンツ、カスタード色のバッグ&靴を合わせて。手元で存在感を放つ時計のストラップも、ニットと合わせた色味でまとめれば、リラックス感がありつつも隙のない装いの完成です。

【2位】パウダーピンクのニット×フューシャピンクのパンツ×ピンク系のスカーフ

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スカーフ¥68,200・ピアス¥729,300・ブレスレット¥1,672,000・リング¥1,309,000(エルメスジャポン)、ニット¥49,500・パンツ¥55,000(ドゥロワー 二子玉川店)[Precious2023年3月号50ページ]撮影/生田昌士(hannah)※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますので、予めご了承ください。

子供っぽくならず、マチュアな雰囲気で楽しみたいピンクは色調の吟味がマスト。青みや黄みの属性を見極め同じベースで揃えると美しいカラーリングにまとまります。「全身ピンクでもしっくりなじんでいる」「春らしくて明るい気分になる」と反響を呼んだ着こなしは、青みを帯びたピンクでスカーフとニット、パンツを統一。

馬のシルエットをファンタジックに描いた「エルメス」のカレ『シュヴァロスコープ』の艶も、顔色をトーンアップさせる鍵に!

【1位】エクリュ色のジャケット&パンツ×プラチナ・グレーのジレ×白スニーカー

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ジャケット¥422,400・ジレ¥355,300・カットソー¥147,400・パンツ¥167,200(ブルネロ クチネリ ジャパン)、イヤリング¥869,000・ブレスレット¥803,000・リング¥682,000(フレッド)、時計¥891,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、バッグ¥240,900(JIMMY CHOO)、靴¥93,500(J.M. WESTON 青山店)[Precious2023年3月号49ページ]撮影/生田昌士(hannah)

「かっこいい!」と絶賛する読者が多数を占め、『Precious』3月号の好きなコーディネート1位を獲得したのは、シャープなジャケット&パンツの着こなし。トラッドスタイルこそモダンな配色が鍵になるという、リタさんのスタイリング流儀が光ります。

最大のポイントは、パウダリーなトーンに太陽の光とシンクロするような煌めきのあるプラチナ・グレーを加えて、凛とした清々しさを演出したテクニック。エクリュからライトグレーの淡い色同士の配色が、クリアなスパンコールの煌めきによってモダンに仕上がります。

「ジャケットにジレを合わせるメンズライクなスタイリングに惹かれた」「パンツ丈とスニーカーのバランスも絶妙」「アクセサリー感覚のミニバッグも効いている」など、随所に散りばめられたコーディネート術に着目した方も多くいらっしゃいました。

以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』3月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?

現在発売中の『Precious』4月号は、創刊19周年記念<春のおしゃれブラッシュアップ特集>新しい季節は、「軽やかな服」、「軽やかな着こなし」。軸となるエレガンスを保ちながら進化を止めないおしゃれを、「軽やか」という言葉にのせて提案します。自由なマインドをのせて「楽しんで着る」ジャケット、笑顔と会話が生まれるチャーミングな「トーキングピース」小物、潔い丈でおしゃれに歯切れのよさを生む「クロップドトップス」など、しなやかな気分でチャレンジしてみてください。そのほか、〈別冊付録〉Special Book 鈴木保奈美の「現在」、「エルメス」と夢のリゾートへ、「パンプス復活」、「高級感」のある肌の育み方、“脱・黒”アイメイクで、顔印象を更新!、永瀬 廉さんスペシャルインタビューなど、充実のラインナップです。

ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。

 
Precious 4月号 <春のおしゃれブラッシュアップ特集>新しい季節は、「軽やかな服」、「軽やかな着こなし」
2023年4月号表紙
 
【内容紹介】「エルメス」と夢のリゾートへ/「パンプス復活」/楽しんで着る「ジャケット」/「高級感」のある肌の育み方/“脱・黒”アイメイクで顔印象を更新!/永瀬廉、ほか 〈別冊付録〉Special Book 鈴木保奈美の「現在」、WAKO JEWELRY BOOK
2023年3月7日発売 ¥1,100(税込)

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。


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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious3月号』小学館、2023年
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