2023年の「カルティエ」はこの上なくエキサイティングです! Precious世代にはたまらないニュースで溢れています! 特に角形ウォッチの永世名品“タンク”ウォッチは、まるで枯れることのない泉のようなクリエイティビティで、目移りしてしまうほど魅力的な新作がズラリと出揃いました。106年もの歳月を経て蘇った“タンク ノルマル”、“タンク アメリカン”のリニューアルに続いて今回フォーカスを当てるのは、“タンク フランセーズ”と“タンク ルイ カルティエ”。それぞれ新たなバリエーションが登場し、コレクションを拡充しました。

ステンレススティールにダイヤモンドをまとった“タンク フランセーズ”

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ケースとブレスレットが一体化した“タンク フランセーズ”は、“タンク”ファミリーのなかでもモダンでシャープな印象。Ryan Hopkinson  (C) Cartier

まずは、“タンク”ウォッチの数あるコレクションのなかでも、Precious世代から絶対的な支持を集め続けている“タンク フランセーズ”。2023年1月に電撃リニューアルを果たし注目を集めましたが、今回、待望のダイヤモンドベゼルモデルが加わりました!

そう、「ステンレススティール×ダイヤモンド」は、働く女性からの需要が非常に高い組み合わせ。1月のリニューアル発表時には、“ダイヤモンドベゼルのステンレススティールモデルがあったらいいのに!”というPrecious世代の声が私にもたくさん届きました。そのニーズの高さを、「カルティエ」はきっと最初から承知していたのでしょう。リニューアル第一弾から間を置かず、世界の女性たちの声に応えました!

本来カジュアルなステンレススティールというメタルに、ジュエリーウォッチのエレガンスを授けるダイヤモンドセッティングは、ケースの縦枠にシュッと一列に。その輝きが“タンク フランセーズ”の直線的なシルエットの美しさを引き立て、さらなる洗練を漂わせる美貌のタイムピースに仕上げました。

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「タンク フランセーズ」左 SM/¥1,240,800(予価)・右 MM/¥1,425,600(予価) ●ケース:ステンレススティール×ダイヤモンド ●ケースサイズ:左/縦25.7×横21.2mm・右/縦32×横27mm ●ブレスレット:ステンレススティール ●ムーブメント:クオーツ ※2023年9月発売予定 Antoine Pividori  (C) Cartier

“タンク ルイ カルティエ”は、「色」と「モチーフ」でモダンに進化!

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ラッカー仕上げのダイヤルとイエローゴールドのケース、リュウズのサファイアカボションのブルーが、鮮やかなカラーコントラストを描いて。Ryan Hopkinson  (C) Cartier

現在展開している限定モデル以外の“タンク”ファミリーのなかで、もっともクラシックなスタイルを継承している“タンク ルイ カルティエ”。2022年に発表した、レッドやチャコールグレーといった「色」をまとったモデルに続いて、今年もカラフルなバリエーションと独創的なモチーフが施された新作をリリースしました!

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イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドが織りなす幾何学模様が文字盤を彩る。Ryan Hopkinson  (C) Cartier

1919年、“タンク”ウォッチの始祖である“タンク ノルマル”が登場した2年後、創業者の孫であり3代目当主でもあるルイ・カルティエがオリジナルモデルに手を加え、より縦長に、そして角に丸みをもたせたフォルムにリデザインして誕生した“タンク ルイ カルティエ”。自らの名を冠したモデル名からも、ルイ・カルティエの思い入れの深さが窺われます。

その完成度の高いケースのピュアなラインを再解釈し、カラフル、或いはグラフィカルな文字盤でモダンなムードにアップデイトした新作には、メゾンが誇る手巻きメカニカルムーブメント「キャリバー1917 MC」を搭載。「1917」 ── そう、それは「カルティエ」が“タンク”ウォッチの制作をスタートさせた年にオマージュを捧げるムーブメントです。縦33.7×横25.5mmというサイズ感も絶妙で、パートナーと共有して楽しむことができるジェンダーレスウォッチがここに誕生しました!

■1:イエローゴールドケースと瀟洒に響き合うワインレッド&グリーン

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「タンク ルイ カルティエ」LM 各¥1,900,800(共に予価) ●ケース:イエローゴールド ●ケースサイズ:縦33.7×横25.5mm ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:手巻き ※2023年9月発売予定 Vincent Wulveryck  (C) Cartier

■2:スリーカラーゴールドのグラフィカルなモチーフが至高の個性を演出

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「タンク ルイ カルティエ」LM  各¥1,940,400(共に予価) ●ケース:左/イエローゴールド・右/ピンクゴールド ●ケースサイズ:縦33.7×横25.5mm ●ストラップ:アリゲーター ●ムーブメント:手巻き ※2023年9月発売予定 Lucas Horenburg  (C) Cartier

伝説のモデルの復活、名品のリニューアル、そして新たなバリエーションの誕生 ── 圧巻のウォッチメイキングでさらなる高みへと華麗なる飛躍を見せた2023年の「カルティエ」。もちろん、ジュエラーのエレガンスを華やかに開花させたジュエリーウォッチの新作も登場しています。こちらも追ってお届けいたしますので、どうかお楽しみに!

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

カルティエ カスタマー サービスセンター

TEL:0120-301-757

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この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿