台座から解き放たれ自由を得たダイヤモンドが、キラキラと微笑むようにケースの中で舞い踊る“ハッピースポーツ”。この、まさに「唯一無二」の意匠で、メゾンを象徴するアイコンとして世界の女性を魅了し続けてきたジュエリーウォッチが、今年、誕生から30年というアニバーサリーイヤーを迎え、さらに魅力的な新作の数々を発表しました。
よりモダンに、エレガントに！ コレクション史上最小の25mmケース
今回まず最初にお届けするのは、コレクションで最小となる新しいケース径、25mmサイズの“ハッピースポーツ”です！
1993年に誕生してから実に30年もの間、時代と共鳴しながら毎年のように魅力的な新作を発表し、世界中の女性たちを虜にしてきた“ハッピースポーツ”。時刻を見るために時計に視線を落とすたびに、ケースのなかで自由に楽しげに舞い踊るジェムストーン── これほどまでに「微笑み」を誘う、幸福感に満ち溢れたジュエリーウォッチはほかにはないでしょう。
そんな“ハッピースポーツ”の25mm径の新モデルは、現行モデルで最小サイズの30mm径から5mmもコンパクトになったぶん、よりジュエリーウォッチとしての雰囲気が色濃く漂い、表情も引き締まった印象に。そう、フェミニンでありながらも強い意志を秘めた凛とした佇まい、コレクションの哲学である「ジョワ・ド・ヴィーヴル（生きる歓び）」を体現する幸福感は、現代を生きる理想の女性像を映し出しているかのようです。
30年前、メゾンの共同社長兼アーティスティック・ディレクターであるキャロライン・ショイフレが、「文字盤とサファイアクリスタルの間で、台座から解き放たれたダイヤモンドが自由に舞い踊る」まったく新しい発想のジュエリーウォッチをつくると決めたとき、誰もが「そんなことは到底無理だろう！」と反対したそうです。しかし彼女は強い意志と情熱をもって奔走し、数々の課題や問題点をひとつずつクリアしていきました。
そうしてようやく誕生した“ハッピースポーツ”は、ムービングダイヤモンドというジュエリーウォッチの既成概念を覆す意匠だけではなく、時計製造史上初めてステンレススティールとダイヤモンドを組み合わせたことでも大きな衝撃をもたらしました。
それから30年──時代は流れ、現在では40mm径前後のジェンダーレスサイズの時計を女性が当たり前につけこなすようになり、ひとつのスタイルとして確立されました。そんななか、コレクションの歴史のなかで最も小さいサイズの新モデルのリリースは、鮮烈なインパクトを放ちます。
「サステナブル・ラグジュアリー」を体現するデイリージュエリーウォッチ
今回発表されたのは全部で7バリエーション、新たなサイズでリデザインされたケースに使われている素材にも注目です。ステンレススティールは80%のリサイクル素材から生成された「ショパール」独自の「ルーセントスティール」製、或いは生産や流通の過程を明確にした「エシカルローズゴールド」を使用し、「サスティナビリティ」という企業精神を貫いています。
また、おそらく“ハッピースポーツ”コレクション初となるダブルループストラップをまとったモデルも登場し、非常に多彩なバリエーションを展開！ 働く女性の日常に寄り添い、常に「Be Happy！」と微笑みかけてくれるようなジュエリーウォッチが出揃いました。
ムービングダイヤモンドの躍動感と呼応するダブルループストラップ
ケースが25mmとなったことで、バランスよく組み合わすことが可能になったダブルループストラップを装着したモデルは5タイプ。程よいカジュアル感と差し色効果を大人の女性の手元に添えてくれます。
ベゼルダイヤモンドの輝きと響き合う、リッチなアリゲーターストラップ
ベゼルにダイヤモンドをセットした2モデルには、ミッドナイトブルーカラーのアリゲーターストラップが組み合わされ、華やぎと知性が共存する優美な佇まいに。働く手元にも、少しドレスアップした夜のお出かけにも、着こなしをさりげなく格上げしてくれます。
女性たちが日々、無限に創造し続ける「ジョワ・ド・ヴィーヴル（生きる歓び）」と、誰にも何にもとらわれない自由なスピリットを表現する“ハッピースポーツ”。ジュエリーウォッチ史に燦然と輝く名品は、これからも幸福な物語を紡いでいくことでしょう。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT ：
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト
