反転するケースの表と裏で異なる表情を見せ、時にふたつの時間を刻むという、まさに唯一無二の意匠をもつ“レベルソ”。優美な角形のフォルムやエレガントな佇まいから、このタイムピースをきっかけに本格機械式時計の魅力に開眼したという女性も多い、時計史に刻まれる名品です。その“レベルソ”から、今回、初めて胸元を飾るハイジュエリーウォッチが誕生しました!

宝飾、時計製造ともに至高を極めた、名品の最高傑作がここに!

時計_1,高級時計_1,名品_1,ジュエリーウォッチ_1
“レベルソ・シークレット ネックレス”の文字盤側を表にした状態。身につけたとき、ひとからは逆さまに見える文字盤は、手にとって視線を向けると正位置で自然に時刻を知ることができるという設計。
  •  

2023年はすでにお届けした「ヴァン クリーフ&アーペル」「ピアジェ」からも、胸元を飾るペンダントタイプの作品が発表されていて、どうやらジュエリーウォッチの潮流のひとつのようです。

伝統的にジュエリーメイキングにおいても高い技術力とクリエイティビティを誇る「ジャガー・ルクルト」もまた、芸術的なまでに美しいタイムピースを創造しました!

“レベルソ”はもともと、「激しいポロの試合に耐えうる時計を」という紳士たちのリクエストから誕生しましたが、ラグジュアリーウォッチメイキングにおける「女性らしさ」表現手段のひとつとして、1931年のオリジナルモデル誕生直後からフェミニンでエレガントなデザインも展開。その豊かなバリエーションのなかには、コルドネ(フランス語で「細い紐」という意味)ブレスレットを装着したモデルや、ブローチやハンドバッグ クリップ、ペンダントに変身させたりできるモデルもありました。

時計_2,高級時計_2,名品_2,ジュエリーウォッチ_2
1930年代に発表された“レベルソ”のコルドネモデルのオリジナルは、ブラックのテキスタイルブレスレット。

そして2023年、メゾンが培ってきた創造的かつ偉大なヘリテージをまた異なる次元へと高め、“レベルソ・シークレット・ネックレス”という壮麗なハイジュエリーウォッチを生み出したのです!

時計_3,高級時計_3,名品_3,ジュエリーウォッチ_3
“レベルソ・シークレット ネックレス”のデザイン画。

圧巻の輝きのなかに、自社製ムーブメントを宿す名門の矜恃

ダイヤモンドを施した繊細なリンクとポリッシュ加工オニキスビーズを編み込んだしなやかなチェーンから、壮麗なジェムセッティングを施した“レベルソ”のケースが揺れるこのソートワール(ロングネックレス)ウォッチ。圧倒的な美と輝きに目を奪われますが、ケースの直線的な形状を強調する水平方向のゴドロン装飾、ケースサイドから継ぎ目なく伸びているように見える三角形のラグといった“レベルソ”のデザインコードは忠実に継承されています。

時計_4,高級時計_4,名品_4,ジュエリーウォッチ_4
文字盤側(写真左)からケースを反転させると、ホワイトダイヤモンドとブラックオニキスによって複雑な幾何学模様が描かれたケースバック(写真右)が時計の顔を優雅に隠す。「レベルソ・シークレット ネックレス」¥54,560,000(参考価格/2週間ごとに変動) ●ケース:ピンクゴールド×ダイヤモンド×オニキス ●ケースサイズ:縦36.78×横18mm ●チェーン:ピンクゴールド×ダイヤモンド×オニキス ●ムーブメント:手巻き

「時計としての真価」であるムーブメントは、マニュファクチュールの誇りである手巻きの自社製キャリバーを搭載! こうしたペンダントタイプのジュエリーウォッチにはクオーツムーブメントを割り切って搭載しているメゾンが多いなか、「ジャガー・ルクルト」の気高い矜恃はひと際輝いて映ります。

時計_5,高級時計_5,名品_5,ジュエリーウォッチ_5
時計製造、ジュエリーメイキングのいずれも、スイスのル・サンティエにある自社工房内で行われている。

そして、圧巻のジェムセッティング! しなやかなチェーンを形成する数百連もの小さなリンクのそれぞれに、滑らかにセットされたダイヤモンド。このような極小のパーツを扱うには、卓越したテクニックを要するため、特に厳格なプロセスを要します。このタイムピースのジェムセッティングに費やされた時間は、なんと300時間!


まさに、「ハイジュエリーと高級時計のマリアージュ」によって実現した夢のタイムピース。“レベルソ・シークレット ネックレス”は、新たな時間のまとい方を優雅に語りかけてくれます。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ジャガー・ルクルト 

TEL:0120-79-1833

関連記事

この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿