2023年2月24日、「彼はやり始めたことをまだ終えていない」と2024年の大統領選について、夫であるジョー・バイデン大統領の出馬を明確に示唆したジル・バイデン大統領夫人。さらに夫人自身も再選について大賛成であると語り、「いったい何回言えば信じてくれますか?」と年を取りすぎて大統領職を続けられないという疑問を払拭しました。

バイデン大統領は2期目の終わりには86歳、夫人は77歳に。多忙を極める職務には体力だけでなく強靭な精神力も必要ですが、夫人に関していえば、そのタフさはお墨付き。ファーストレディとなったいまもその活動と共に、ノーザンバージニア・コミュニティカレッジでライティングの教授を務め、二足の草鞋を履き続けています。複数の学位と博士号を持つ、知的でアクティブな71歳の装いを紐解いていきましょう。

■1:視線を奪う華やぎ感!ロング&リーンなオフショルダードレス

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メイクもネイルも控えめに、華やかなドレスとの調和が見事。

2023年2月5日、ロサンゼルスで開催された第65回グラミー賞には「ソング オブ ザ イヤー賞」のプレゼンターとして登場。アメリカンブランドの、ゴールドのスパンコールで植物モチーフが施されたカスタムメイドのドレスを披露しました。ジュエリーはドロップタイプのイヤリングと結婚指輪のペアでミニマムに抑え、バランスをとっています。

■2:ウクライナカラーのミディ丈コートで敬意を表して

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左からジル夫人、ゼレンスキー大統領、バイデン大統領。

2022年12月21日、夫のジョー・バイデン大統領とワシントンD.C.でウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領をホワイトハウスに迎えた際の一枚です。ウクライナの国旗カラーと同じ、ブルーのコートは大きなボタンとスクープネックが特徴。片側にだけあしらわれたブラックのベルトがプレイフルなアクセントを添えています。

■3:ネイビーで端正に!プライベートなスニーカーコーデ

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クラシックなブロウヘア&ヌードカラーのリップがトレードマーク。

2023年1月11日、皮膚がんの治療を受けるためにウォルター・リード国立軍事医療センターへ向けてホワイトハウスを出発する姿をキャッチ。クロップド丈のパンツにスニーカーを合わせた軽快な装いです。珍しいカジュアルスタイルながら、シャツにジャケットを羽織ることできちんと感をキープ。ネイビーを軸としたドライな配色でシックに着映えています。


アメリカ大統領夫人「ジル・バイデン」が公私で見せた着こなしをご覧いただきました。多様なデザイナーのなかから自分で選びたいからスタイリストを起用しないー。そんなジル・バイデン博士のスタイルは、大統領夫人として、教育やがん撲滅活動に取り組みながら、教授も務めるアクティブさが垣間見られる多彩さです。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子