【目次】

永福ってどこにあるの?「場所」

永福は閑静な住宅街です。1~2階建ての低層住宅が並ぶ第一種低層住居専用地域が多いのが特徴です。
永福は閑静な住宅街です。1~2階建ての低層住宅が並ぶ第一種低層住居専用地域が多いのが特徴です。

永福があるのは、東京都杉並区の南側で1丁目から4丁目まであります。この周辺は「大宮八幡宮」や「万歳山永福寺」など、寺社が多くて自然も豊富。「大宮八幡宮」は東京の重心「東京のへそ」にあるといわれています。散策をしていると、ここが渋谷から7kmほどの距離にある都心だということを忘れてしまいそうなくらい静かな住宅地です。永福の南側は世田谷区に接しています。

永福の近くにある善福寺川の川沿いは遊歩道になっています。春には桜、秋には紅葉が楽しめるスポット。善福寺川には700本の桜の木があるそうです。ちょうど散策をした頃(春)には、カモが気持ちよさそうに泳いでいました。
永福の近くにある善福寺川の川沿いは遊歩道になっていて、春には桜、秋には紅葉が楽しめるスポット。善福寺川沿いの「善福寺川緑地」と「和田堀公園」の敷地内には700本の桜の木があり。ちょうど散策をした初春には、カモが気持ちよさそうに泳いでいました。

エリア内には、善福寺川と神田川の2本の川が流れています。善福寺川は杉並区内を大きく蛇行している川です。この蛇行に沿って「都立 善福寺川緑地」と「都立 和田堀公園」が整備されていて、とても緑の多い公園です。南側に流れる神田川は、「井の頭恩賜公園」内にある井の頭池を水源とし、のちに善福寺川に合流して、中央区の両国橋辺りでさらに隅田川に合流する川です。 「築地本願寺和田堀廟所」や曹洞宗寺院の「龍泉寺」があったりと、この川の周辺にも寺社がたくさんあります。

永福の「最寄り駅」

永福町駅前には、「京王リトナード永福町」があります。スーパーマーケットや薬局、パン屋など必要なものがそろっているので買い物に便利。また、駅前には商店街もあります。
永福町駅前には、「京王リトナード永福町」があります。スーパーマーケットや薬局、パン屋など必要なものがそろっているので買い物に便利。また、駅前には商店街もあります。

最寄り駅は、永福2丁目周辺だと京王井の頭線の永福町駅、そして永福3丁目辺りは同線の西永福町駅です。井の頭線とは、渋谷駅と吉祥寺駅を結ぶ路線です。吉祥寺や下北沢など、この沿線にある駅周辺は住みたい街としてとても人気が高いです。

下高井戸駅は世田谷区にあります。この辺りが世田谷区との境界です。下高井戸は、江戸時代に整備された甲州街道にある宿場でした。日本橋から出て、内藤新宿に続く2番目の宿場です。
下高井戸駅は世田谷区にあります。この辺りが杉並区と世田谷区との境界です。下高井戸は、江戸時代に整備された甲州街道にある宿場でした。日本橋から出て、内藤新宿に続く2番目の宿場です。

そのほかには、南へ下っていくと京王線や東急世田谷線の2路線が通る下高井戸駅や、京王線の通る明大前駅も利用できます。明大前駅は、京王線と井の頭線の交差駅です。明大前駅には、「明治大学和泉キャンパス」があります。

永福の「地図」

永福の「歴史」と「由来」

「都立 和田堀公園」は善福寺川沿いにある公園です。「和田堀公園」内の高台には、旧石器〜弥生時代とみられる「大宮遺跡」があります。水の豊富なこの辺りには、大きな集落があったようです。
「都立 和田堀公園」は善福寺川沿いにある公園です。「和田堀公園」内の高台には、旧石器から弥生時代とみられる「大宮遺跡」があります。水の豊富なこの辺りには、大きな集落があったようです。

かつて、この周辺は永福寺村と呼ばれていました。明治22(1889)年に和田、堀之内、和泉、永福寺の4つの村が合併されて和田堀内村(わだぼりのうちむら)と呼ばれるようになりました。そして大正15(1926)年、「大宮八幡宮」を中心とした一帯の地域は和田堀町となります。そして、昭和7(1932)年、杉並町と井荻町、和田堀町、高井戸町が合併して杉並区となります。この後、昭和8(1933)年に現在の井の頭線が開通して、この永福周辺も住宅地として発展していきました。

「大宮八幡宮」は善福寺川沿いにある「和田堀公園」の隣にあり、住所は大宮2丁目です。この写真は正参道ですが、左右にはたくさんの樹木があって心が洗われるような、気持ちのよい場所です。
「大宮八幡宮」は善福寺川沿いにある「和田堀公園」の隣にあり、住所は大宮2丁目です。この写真は正参道。左右にはたくさんの樹木があって、心が洗われるような、気持ちのよい場所です。

「大宮八幡宮」は、旧和田村の鎮守なのだとか。そのため「和田八幡宮」とも呼ばれていました。かつては武蔵国三大宮のひとつ「多摩の大宮」と呼ばれていたそう。緑豊かでとても大きな神社です。

永福の「由来」とは?

「万歳山永福寺」は曹洞宗のお寺です。永福寺駅からは徒歩で7分程度の場所にあります。隣には「永福稲荷神社」があります。こちらは、享禄3(1530)年に「永福寺」境内の鎮守として創建されたと言われています。
「万歳山永福寺」は曹洞宗のお寺です。永福寺駅からは徒歩で7分程度の場所にあります。隣には「永福稲荷神社」があります。こちらは、享禄3(1530)年に「永福寺」境内の鎮守として創建されたといわれています。

地名は永福1丁目に「万歳山 永福寺」があることに由来しています。「万歳山 永福寺」が創建されたのは大永2(1522)年のことだそう。本尊は十一面観音像で、脇侍の不動・毘沙門両像と共に、鎌倉期の仏師・快慶の作だと言われています。

明治期より前は、「万歳山永福寺」周辺が永福寺村と呼ばれていました。この永福寺村という地名はとても古くからあり、永禄2(1559)年に北条氏康が作成した「小田原衆所領役帳」にはこの地名が既に載っていたのだとか。つまり、江戸時代より前から「永福」が使われていたのです。そして、天正18(1590)年、豊臣秀吉軍の攻撃による小田原城落城の際に、北条家代々の家臣であった安藤兵部丞が、当時の住職を頼ってこの地に来て「万歳山永福寺」の檀家となり、この寺の付近を開拓したといわれています。

永福の3つの「魅力」

■1:寺社も緑も多いエリアです

「大宮八幡宮」は、永福町駅から徒歩で10分程度の場所にあります。神域が広大なので「大宮八幡宮」と名付けられたそう。
「大宮八幡宮」は、永福町駅から徒歩で10分程度の場所にあります。神域が広大なので「大宮八幡宮」と名付けられたそう。

「大宮八幡宮」は、千年の歴史があり、境内の広さは約1万5千坪もあります。緑の深い森の中にある神社で、この神社周辺の住宅街はとても落ち着いた雰囲気です。「大宮八幡宮」は東京の重心「東京のへそ」の位置にあるのだそう。「子育厄除八幡さま」としても親しまれています。旧境内地からは、弥生時代の祭祀遺跡や族長の住居跡も発掘されていて、この場所は昔から聖域だったのだとか。

都立和田堀公園
「都立和田堀公園」は隣にある「都立善福寺緑地」と共に防災公園としての機能があります。この辺りは、善福寺川の氾濫で自然に池ができるような地形だったそうです。

「大宮八幡宮」の近くには「都立和田堀公園」があります。野球場や陸上競技場、子どもが遊べる広場や、バーベキュー場などがあり、近隣住民の憩いの場になっている公園です。「和田堀池」という池があり、カワセミが生息しています。また、「大宮八幡宮」がある和田堀周辺や、上で紹介した「万歳山善福寺」周辺は建蔽率が40%以下の風紀地区と指定されているため、庭のあるゆったりとした住居が並んでいるのも特徴です。

■2:車移動が便利な場所にあります

「甲州街道」は、新宿駅から調布駅あたりまでは京王線と並行している道路です。江戸から八王子を経て甲府を結んでいた江戸時代の「甲州街道」を継承している路線で、とても長いのが特徴的。さまざまな道路と交差しています。
「甲州街道」は、新宿駅から調布駅辺りまで京王線と並行している道路です。江戸から八王子、甲府を経て下諏訪宿で中山道と合流していた江戸時代の「甲州街道」を継承している路線で、さまざまな道路と交差しています。

永福の北部は「方南通り」と接し、方南通りは「井の頭通り」に合流します。そして南部は「甲州街道」に接しています。甲州街道の上には、「首都高速4号線」が通っていて遠出にも便利。そのほか、「環七通り」や「環八通り」といった幹線道路に近いので、車移動がとても便利なエリアです。

■3:駅周辺は商店街もあって買い物に困りません

下高井戸駅前は、どこか懐かしさのある昭和レトロ商店街の風景が広がっています。
下高井戸駅前は、どこか懐かしさのある昭和レトロ商店街の風景が広がっています。

下高井戸駅は、新宿や渋谷からだと10分程度。「都会もすぐそこ」の駅前には、京王線の線路を挟んで東西に活気のある商店街があります。駅前すぐには「下高井戸駅前市場」があり、鮮魚店や唐揚げ屋さん、お惣菜やバナナジュース屋さんなど、昔ながらの雰囲気のあるお店が並んでいて、ちょっとしたお買い物に便利です。

また、永福町駅からは、電車で10分程度で吉祥寺駅まで行くことができます。吉祥寺は住みたい街としても人気が高く、ショッピングが楽しめる百貨店や、話題の飲食店などがあり賑わいのある街です。また、そのほかに音楽の街として知られるJR中央線の高円寺駅にもバスで簡単に行くことができます。

***

杉並区永福は、東京の中心地にありながらも、たくさんの緑が残されていて、散策が楽しいエリアでした。駅周辺には商店街もあり、買い物に不便を感じることもなさそうです。そして、新宿や渋谷から10分程度という利便性の高さもいいですよね。都会らしさと、自然の豊さと、下町っぽい温かさと、全てを兼ね備えているこの街に住んでみたくなりました。

参考:杉並区ホームページ
     永福寺ホームページ
   大宮八幡宮ホームページ
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
柳堀栄子
WRITING :
柳堀栄子