2023年3月27日、毎年恒例のモナコ王室によるチャリティイベント「ローズ・ボール」がモンテカルロで開催されました。1954年にグレース・ケリーが創設した本イベント、第67回を迎えた今年のテーマは「ボリウッド」。発案したのはグレース公妃の娘である「カロリーヌ・ド・モナコ」です。シルバーに、ピンクの縁取りがユニークなアクセントを添えるミディドレスで、煌びやかに登場した彼女。テーマに則したゴージャスなコスチュームに身を包んだゲストたちのなかでも、ホストを務めたシューズ・デザイナー、クリスチャン・ルブタンと並び、ひと際視線を集めていました。
長年コレクションのフロントロウで磨いた、一流の審美眼をもつ66歳の、エレガンスを極めた装いを紐解いていきましょう。
■1:清々しいホワイトコーデに赤を効かせて華やぎ倍増
フレンチブランドのクルーズコレクションに出席。ロゴトップスにカットワークのロングスカート、ツイードのジャケットを羽織っています。軽やかな白の上下に赤のジャケットでフェミニンなコントラストを効かせて。レイヤードしたパールのロングネックレスが華やかな艶めきを添え、リゾートらしさもありながら品格が光るスタイリングに仕上げています。
■2:ミニマルに着映える洗練ジャンプスーツにゴールドで迫力をプラス
モンテカルロで毎年開催される国際ジャンピング大会(国際障害馬術競技会)には、クリームトーンのジャンプスーツで登場。ゆったりとしたシルエットに、柔らかなドレープがなんとも優雅でフェミニン。大きなVに開いたカシュクールの胸元には、チョーカーとネックレス、手元にもゴールドを散りばめてグラマラスなスタイルを完成。
■3:モノトーンのパフスリーブで大人可愛いパンツスタイルに
2022年の同大会には黒地にモノトーンのプリントが施された、半袖ブラウスとパンツの装いをチョイス。パフスリーブが女らしいブラウスは腰にかかるほどの短め丈で、裾をアウトして着るのにちょうどいいバランスです。白パンツにはセンタープリーツが入り、サンダルのコーディネートでもカジュアルになりすぎません。チョーカー、イヤリングで顔まわりにモダンな輝きをプラス。白のウォッチとボリュームあるリングの手元に、リュクスな存在感が光ります。
モナコ公女「カロリーヌ・ド・モナコ」の上流シックな着こなしをご覧いただきました。母はグレース・ケリーで、自身は3回の結婚を経験…、となかなかに波瀾万丈な半生ですが、それも魅力のひとつに変えてしまう圧倒的なエレガンスの持ち主。ユネスコ親善大使としての活動や公務で披露するセンス抜群な装いは、これからもおしゃれのインスピレーションを与えてくれそうです。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子