1846年、スペインで創業。150年以上の歴史を歩んできたラグジュアリーブランド、ロエベ。2014年には、長らくブランドのアイコンとして使われてきたロゴや、定番アイテムをモダンにアレンジするなど、新たなブランドイメージを発信してきました。

左がジョナサン・アンダーソン/Jonathan Anderson & Stefano Tonchi
左がジョナサン・アンダーソン/Jonathan Anderson & Stefano Tonchi

その斬新なクリエーションを率いてきたのが、2014年にクリエイティブ ディレクターに就任したジョナサン・アンダーソンです。

そのルックスから、“イケメン”デザイナーとしても名を馳せる彼は、1984年生まれの32歳。イギリスの名門、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業し、自らのブランド『J.W.アンダーソン』は世界中の有名セレクトショップでも取り扱われるなど、ファッションデザイナーとしても華々しい経歴の持ち主です。

カサ ロエベ マドリード
カサ ロエベ マドリード

2016年11月には、ジョナサンのストアコンセプトが反映された旗艦店、『カサ ロエベ マドリード』が、スペイン・マドリードにオープン。

ロエベのオフィスも入居する、まさにブランドのコアともいえる建物に、新たな命が吹き込まれました。

カサ ロエベ マドリードに併設されたフラワーショップ
カサ ロエベ マドリードに併設されたフラワーショップ

アートにも造詣が深いジョナサンらしく、店内にはさまざまな作品やインテリアが置かれ、ロエベの製品を見事に引き立てています。

さらに、イギリスの教育者であり、フローリストでもあった、コンスタンス・スプライの写真から着想を得たフラワーショップを併設。ジョナサンの独自の美学が反映された、唯一無二のストアとなっています。

フレグランス「LOEWE 001 Man/Woman」50ml ¥13,000、100ml ¥14,200(いずれも税抜)
フレグランス「LOEWE 001 Man/Woman」50ml ¥13,000、100ml ¥14,200(いずれも税抜)

また、ジョナサンが初めて手がけたフレングランス『LOEWE 001』も、11月に発表されたばかり。こちらは日本のロエベ ブティックで購入できます。

「Man」と「Woman」、2タイプある『LOEWE 001』は、まるで男女の「会話」のようなフレグランス。それぞれの香りが重なることでお互いを引き立てる!という、なんともセンシュアルなフレグランスです。

ファッションのみならず、建築やフレグランスにもその手腕を発揮しているジョナサン・アンダーソン。彼がつくり上げる新しい世界観のロエベに、今後も期待が高まります!

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クレジット :
文/難波寛彦