表紙キャラクター大政 絢さんの “花上手になりたい!”

雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが、「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わる人気連載「“花上手”になりたい!」。

今回は、「花の美しい瞬間をシェアしたい気持ちが芽生えています。センスアップの秘訣は?」との大政さんのリクエストに、フラワーショップ「POINT NEUF(ポワンヌフ)」主宰の川口昌亮さんが、意外性のある視点で楽しむテクニックを伝授してくださいました。

川口 昌亮さん
「POINT NEUF(ポワンヌフ)」主宰
フランスでのアーティスト活動を経て、フラワーショップ兼アトリエ「POINT NEUF」をオープン。ファッション・フォトグラファーとのコラボレーションも精力的に行い、花を媒体にしたクリエイションに関わる。ショップは完全予約制。

This Month's Flower:「写真に映える創造性に富んだ花の見せ方」

今月から「POINT NEUF(ポワンヌフ)」主宰の川口昌亮さんが、意外性のある視点で花の楽しみ方を伝授します。

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Flower Data:バラ「チアフル」・「ビロングトゥー」試作品種|「今回用いた花器は、ガラス作家・おおやぶみよさんの作品。小さなサイズでも安定感のあるタイプが重宝します」(川口さん)

AYA's Question:「花の美しい瞬間をシェアしたい気持ちが芽生えています。センスアップの秘訣は?」(大政さん)

「以前は、切り花を花瓶に生けるので精一杯でしたが、この連載を通してさまざまなアプローチで花に向き合えるようになりました。部屋で飾っておしまいにせず、花の魅力をたくさんの人に伝えたいと思うように。写真に収めたときにアピール力を発揮する花の見せ方を知りたいです」(大政さん)。

Florist's Answer:「花瓶に生けるだけでなく、大胆な配置を。さまざまな角度から花の魅力を伝えるように」(川口さん)

「常識にとらわれず、多様な花の魅力を伝えるように配置してみてはいかがでしょうか。今回はバラを題材にしましたが、花瓶を小さいものにして、花そのものが自生しているかのようなイメージで。バラはスッと伸びる茎や瑞々しい葉も魅力のひとつ。長いままにして、花びら以外の美しさも伝えたいもの。

また、撮影する間だけ、花器の隣に添えるようにアレンジすると、新鮮味が生まれるはずです。線を生かす部分と、面で魅せるパーツのコントラストをつけるように。あえてバラの背面を見せるという遊び心を効かせても」(川口さん)。


「切り花は高さを揃えてバランスよく花器に入れるのが習慣になっていましたが、発想の転換でアート写真に変貌を遂げるとは! 個性を引き出す見せ方で、花の魅力を共有できたらうれしいです」(大政さん)

問い合わせ先

POINT NEUF

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PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
川口夏希、池永裕子(Precious)
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