カンヌ国際映画祭のシーズンになると、各国のセレブたちがシャルル・ド・ゴール国際空港に降り立ちます。ここぞとばかりにパパラッチが待ち構えているのが恒例だから!? なのか、映画祭に参加するセレブたちはみな、リラックス感がありながら、こなれた装いに身を包んでいます。なかでも大人が参考にしやすい着こなしを3つ厳選しました。

■1:エル・ファニングは…ボディラインを拾わないワンピースとスニーカーはオールホワイトで清楚に

オールホワイトにマッチするよう、バッグやスーツケースもベーシックカラーで統一。
オールホワイトにマッチするよう、バッグやスーツケースもベーシックカラーで統一。

第75回カンヌ国際映画祭に参加すべく、シャルル・ド・ゴール国際空港に到着した俳優のエル・ファニング。締め付けのないゆったりとしたワンピースと歩きやすいシンプルスニーカーを合わせていました。ボディラインを拾わないシルエットのワンピースは、程よくとろみのある素材をセレクトすることで品の良さを演出。さらにクリームホワイトなので、しなやかさが倍増しています。一見シンプルながらも、胸元のカットIラインで程よいモードも獲得することに成功。そこにクラシカルな白のローテクスニーカーを加え、清楚かつ軽やかなオールホワイトコーディネートを完成させました。

■2:ビアンカ・ブランドリーニは…きりっとした黒の上下だからこそ白スニーカーのキレの良さが高まる

程よく素肌を見せることで、ストイックな白黒配色に抜け感をオン。
程よく素肌を見せることで、ストイックな白黒配色に抜け感をオン。

同じく第75回カンヌ国際映画祭のシーズンにキャッチされた、ソーシャライト、そしてモデルや俳優として活躍するビアンカ・ブランドリーニ。程よいゆとりがあり、飛行機での移動にもぴったりなシャツとパンツの組み合わせは、黒をセレクトすることできりっと印象を引き締め。同じカラーが間延びしないよう、シャツの袖をブラウジングしたり、ボタンの開け方を工夫すると立体感が宿ります。フライトの相棒となるスニーカーは、黒合わせだからこそキレの良さが引き立つ真っ白をセレクト。ミニマルなアイテムと色選びなので、レザーのメッシュトートバッグや総柄のスーツケースを取り入れ、トータルで見たときのバランスの良さを意識していました。

■3:デニス・タントゥッチは…カジュアルなデニムパンツとスニーカーは爽やかシャツでクラスアップ

爽やかブルーの上下を、黒のバッグで引き締めて。
爽やかブルーの上下を、黒のバッグで引き締めて。

第74回カンヌ国際映画祭に向け、シャルル・ド・ゴール国際空港に降り立ったイタリア出身の俳優、デニス・タントゥッチ。動きやすいカジュアルアイテムの代表である、デニムパンツとスニーカーを活用した装いでした。ワイドシルエットでストレスフリーなデニムパンツは、プレーンなノンウォッシュタイプでカジュアルになりすぎるのを防止。そこに色の繋がりが良いきれいめ水色シャツを合わせ、クラスアップを図りました。足元もスニーカーでカジュアルなので、機内バッグはマチュアなムード漂う黒のレザーショルダーバッグをセレクト。バンブーハンドルやネオンカラーバンドがアクセントになり、立体感が高まっています。


セレブたちの「機内コーデ」をご紹介しました。快適かつこなれた印象の装いを、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香
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