子ども服ブランド「マリー・シャンタル」の創業者でクリエイティブデザイナーのギリシャ「マリー・シャンタル王太子妃」。2023年3月、自身のブランドで、5月6日のイギリス国王戴冠式を記念する限定コレクションを発表しました。これは同じくロイヤルであるチャールズ3世へ、彼の特別な日を祝うための彼女らしいギフト。自ら金の馬車と王冠のモチーフを描き、イギリス君主へ祝福の気持ちを表現しました。

マリー・シャンタル王太子妃は、子ども服デザイナー以外に絵本作家、イラストレーターとしての顔も。その才能豊かなキャリアもさることながら、父親はDFSグループの創業者、姉は石油王の先妻であり、妹はダイアン・フォン・ファステンバーグの息子の元妻。娘はモデルとしても活躍するマリア=オリンピア王女…と彼女を取り巻く華やかすぎるメンバーにも世界中が関心を寄せています。夫は父親の取引先の紹介で出会ったパウロス王太子。美男美女揃いの5人の子ども達も話題です。生まれながらのエレガンスをたたえた54歳のドレススタイルを、スナップから紐解いていきましょう。

■1:絵画のようにアーティスティック!着映え効果抜群なフローラルガウン

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シックと華やか、対照的な装いのふたり。

2023年4月27日、ニューヨークで英国版ヴォーグの編集長であるエドワード・エニンフル主催のチャリティイベント「プリンスズ ・トラスト・ガラ」に娘のマリア=オリンピア王女と出席。アテネ生まれのデザイナーによるフロアレングスの花柄ドレスは視線を奪う華やかさ。クラッチバッグは、2人ともマリア=オリンピア王女とフランスのデザイナー、オランピア・ル・タンとのコラボレーションのもの。ポエティックなドレスと合わせておとぎ話のプリンセスのような装いにまとめています。

■2:白黒プリントが印象的!ユニークフォルムのバッグでモード感を漂わせて

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美しくブロウされた艶髪が清潔感を高めています。

2023年3月9日、同じくニューヨークで開催された「2023 ADAPT・リーダーシップアワード」にはオーストラリアブランドのドット柄ミディドレスで登場。タイのついたネックと共布のベルト、フリルがエレガントな一着です。大きめドットでコントラストの効いたプリントが、コンサバなミディ丈をモダンに昇華。イギリスブランドのコロンと丸いバッグでスパイスを効かせて、きちんと感とエッジーさのバランスが絶妙な着こなしに仕上げています。

■3:ゴールドベルトで洗練をプラス!程よい肌見せで華やかに

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パールのブレスレットで手元にまろやかな輝きを。

2022年の「プリンスズ ・トラスト・ガラ」にはデコルテや袖にレースがあしらわれたミディドレスで。さりげない透け感で上品さをキープしつつ、シックな黒にフェミニンさを添えています。細ベルトでウエストをマークしバランスよく。ゴールドを選んだことで華やぎ感をグッとアップしています。


ギリシャ「マリー・シャンタル王太子妃」の優雅なドレスの装いをご覧いただきました。ロンドン出身、幼少期を香港で過ごし、スイス、パリ、ニューヨークで学んだプリンセス。洗練された着こなしとともに、そのグローバルで華麗なライフスタイルにもインスパイアされますね!

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子