急な雨で濡れシミができてしまっても、ほかの色より安心できる「黒」を取り入れることで、梅雨の日でもお洒落して気分を高めるのはいかがでしょうか。ご紹介する3人のセレブやファッショニスタたちの巧みな黒コーディネート、そして雨の日ならではの髪型について解説します。

■1:ジェニファー・ロペスは…黒を基調としつつ爽やか白トップスで季節感を捉える

小物は微光沢感のある黒レザーをセレクトし、黒同士の間延びを回避。
小物は微光沢感のある黒レザーをセレクトし、黒同士の間延びを回避。

2023年5月28日、LAの街中でキャッチされた歌手、俳優のジェニファー・ロペス。定番モノトーンコーディネートは、こだわりのアイテムで今っぽさを両立していました。黒のスラックスは、ローライズをセレクトすると今季らしさが漂いあか抜けます。真っ白なトップスを加えれば、黒を基調としながらも重くならず、初夏らしい季節感を漂わせることに成功。梅雨シーズンには肌寒さを感じることも多いので、黒カーディガンを重ね防寒対策。クロップド丈ならスタイルアップ効果が高まり、さらにローライズパンツとのバランスも絶妙で絵になります。湿気でも気にならないよう、ヘアはすっきりポニーテールにして、額をしっかり覗かせると明るく生き生きとした印象に着地し、気分も晴れやか。

■2:エリーゼ・ソーホーは…水はねしても気にならないミニ丈ワンピースを活用

ロゴ入りブレスレットとゴールドブレスレットを重ねづけし、リズムをプラス。
ロゴ入りブレスレットとゴールドブレスレットを重ねづけし、リズムをプラス。

2023年5月9日、ハンブルクでスナップされた、アパレルブランド『HEY SOHO』を手掛けるエリーゼ・ソーホー。地面からの水はねが気になる梅雨には、ミニ丈ワンピースを取り入れることでストレスを解消。シンプルなカットソーワンピースながらも、シックな黒、そしてすとんと落ちるボックス型なら幼い印象に傾かず、大人らしく着こなすことができます。そこに黒で統一したレザーハンドバッグとショートブーツを加え、カジュアルなワンピースをクラスアップしました。仕上げに黒コーディネートのアクセントとして、ホワイトフレームのサングラスをオン。髪型は広がりやうねりが気にならないようストレートにしておけば安心。

■3:エルザ・ホスクは…フィット&フレアのレディな黒ドレスで雨の日でも高揚感を獲得

ジュエリーを身につけないことで、黒のエレガンスを引き出して。
ジュエリーを身につけないことで、黒のエレガンスを引き出して。

2023年5月27日、第76回カンヌ国際映画祭に参加するために、カンヌに訪れていたモデルのエルザ・ホスクをキャッチ。憂鬱になりがちな雨の日も、こんな素敵なブラックドレスに身を包めば、高揚感で満たせそうです。フィット&フレアのシルエットが美しいベアワンピースは、トップス部分とスカート部分が素材切り替えになっており、一枚でメリハリを演出することができます。雨の日にロング丈のスカートやワンピースを取り入れる場合、地面から離れている丈感が安心。そこに黒の太レザーベルトを加え、モードなエッセンスを。さっと肩にかけられるバッグ、フラットシューズを加えれば、適度な抜け感が宿ったレディスタイルが出来上がりです。ヘアスタイルは、まとめ髪で湿気による広がりを抑えつつ、トップをふんわり引き出し華やかさを両立。


雨の日に参考にしたい、セレブやインフルエンサーたちの黒コーディネートをご紹介しました。ファッションが与えてくれる高揚感で、梅雨を乗り切りましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香