身長156cmのインテリアエディターDが、おすすめのアイテムを実際に体験しながらレポートする本連載。今回は、デンマークではとてもポピュラーな家具ブランド「スカゲラック バイ フリッツ・ハンセン」から、大理石とオーク材と真鍮の取り合わせが秀逸な『ジュト キャビネット』をご紹介します。
大理石と真鍮の素材使い、細くて長い丸脚が、上質感があるのに軽快な印象を空間に与えるデザイン。設置しやすく取り入れやすい浅めの奥行きもあいまって、今までにないバランスのいいキャビネットに仕上がっています。インテリアに新鮮なリズムと快適さを添えてくれる、注目の収納家具です。
待望の「フリッツ・ハンセン」の家具に合うモダンなキャビネット登場!
『ジュト キャビネット』は、気取ってないのに上品な世界観に整えてくれる、程よくコンパクトなサイズ感のモダンなキャビネット。今や大人気ブランドとなった「フリッツ・ハンセン」ですが、正直これまでは収納家具があまり揃っていませんでした。同ブランドの家具をお持ちのみなさんにとっても、そうでない方にも自信をもっておすすめできるアイテムです。
細やかな配慮と堅牢な作りで毎日を快適に整えてくれるデザイン
『ジュト キャビネット』の奥行きは39cmと浅めなので、設置する場所を選びません。また上質な大理石の天板があることで、ちょっとした床の間のように美しいものを飾るコーナーを作ってくれます。
屈んで物を出し入れするキャビネットの場合、取手が天板よりも出っ張っていると思わぬ事故が起こりがち。また、棚板の高さ変更ができる仕様かどうかもチェックポイントです。
もちろん変更できるのが一概にいいというわけではありません。長く使える堅牢性という点では、あらかじめ収納する物のサイズについておおよその見当をつけておけば、棚板が固定されているもののほうが安心とも言えます。
デザインしたのは注目の若手デザイナー、トーマス・ジェンキンス
イギリス出身のトーマス・ジェンキンスはデザイナーとして業界で経験を積んだ後、2010年に自身のスタジオを設立。材料の使用法、工芸技術、工業的な生産方法に特に興味をもっているのだそう。
日常使用に焦点を当てた細やかな収まりは、工業デザイナーたる所以ですね!
今回は、デンマークブランド「スカゲラック バイ フリッツ・ハンセン」から登場したおすすめの収納家具、『ジュト キャビネット』をご紹介しました。その軽やかな見た目を支えるデザインとものづくりの確かさを、ぜひショールームで実物に触れて感じてみてください。
問い合わせ先
-
フリッツ・ハンセン 東京
営業時間/11:00~19:00
TEL:03-3400-3107 - 住所/東京都港区南青山2-27-14 1・2F
関連記事
- カジュアルすぎないデンマークのアウトドア家具で、日々の暮らしにも余暇の要素を取り入れる!
- アフターコロナ時代にインテリアはどう変わる?「ミラノデザインウィーク」で感じたネクストトレンド4選
- 巨匠、ル・コルビュジェが嫉妬した天才「アイリーン・グレイ」とは?原画を基にした新作ラグコレクションと名建築の今
- TEXT :
- 土橋陽子さん インテリアエディター
公式サイト:YOKODOBASHI.COM