『Precious』本誌をはじめ、テレビや広告など幅広く活躍する人気スタイリストの犬走比佐乃さんに、大人の女性に必要なファッションについて教えていただく連載。今回のテーマは、通年活躍する犬走さんのフェイバリットアイテムのひとつである「デニムパンツ」。永遠の定番だからこそシルエットやスタイリングにこだわり、常に洗練を心がけたい着こなしの現在地を、すべてご自身の私服でお届けします!
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「紺色のパンツ感覚で着こなす」、デニムパンツ選びのポイントは!?
![デニム_1,大人コーデ_1,夏コーデ_1](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/b/720mw/img_fbe53a3bad3956e6f2ad81e18b13388c991615.jpg)
犬走カジュアルに欠かせないボトムスのひとつがデニムパンツ。この連載でも、さまざまなデニムパンツを取り入れたコーディネートを披露していただいていますが、共通するのは「濃い目の色味」、そしてダメージなどが入っていないクリーンな佇まいであるということ。今年犬走さんのデニムパンツコレクションに加わった「サードマガジン」のワイドパンツも、カジュアルながらどこかにきちんと感が漂う大人っぽい雰囲気です。
「いつも同じようなことを言っておりますが、“もうデニムパンツは買わない”と思っていたんですよ(笑)」(犬走さん)
「サードマガジン」は、オリジナルに加え、バイヤーが海外から買い付けた厳選ブランドのアイテムやヴィンテージ、古着まで幅広くラインアップするオンラインのセレクトショップ。すべてのアイテムを試着できるショールームが代官山にありますが、犬走さんはたまたま立ち寄ったデパートのポップアップで見つけて即購入したそう。
「これは『とりあえず…』という感じで試着してみたら、緩やかなワイドシルエットが綺麗で厚みも程よく、体のラインを拾いすぎないのが気に入って。デニムパンツというよりネイビーのパンツ感覚ではけるかなと思い、つい購入してしまいました。ハイウエストのデザインも今年らしいですよね」(犬走さん)
ワイドデニムを大人っぽく夏っぽく着こなす!犬走流コーデ2例
■1:ブラックのデザインカットソーで、気負わずカジュアルアップ!
![デニム_2,大人コーデ_2,夏コーデ_2,パンツ_1,ワイドパンツ_1](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/3/720mw/img_33cc46f5fa727f2a3c924ab8a8a5edf3936534.jpg)
盛夏のデニムパンツスタイルは暑さに負けて、ついシンプルになり過ぎてしまいがち。でも、ディテールに少し主張を効かせた進化系カットソーを合わせれば、引き算コーディネートでも着映えます。
「トップスをインにすることでデニムパンツのシルエットの美しさが際立ちますし、縦長のラインが強調されるのでスタイルアップ効果も期待できます」(犬走さん)
■2:体が泳ぐポンチョ風白シャツで、涼感と洗練度を高めて
![デニム_3,大人コーデ_3,夏コーデ_3,パンツ_2,ワイドパンツ_2](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/9/f/720mw/img_9f989c8dd6f8d7c1f0afa947ac974364810599.jpg)
「ヴァレンティノ」らしいラグジュアリーなモード感が漂う、ビッグシルエットの「白シャツ」。シャツの中で体を泳がせ、ドラマティックなデニムスタイルに!
「夏の白シャツ+デニムパンツは、見た目も着心地も涼感が大切。個性的にデザインされた白シャツを主役に据えれば、軽やかに涼しげに、洗練美を演出できます」(犬走さん)
濃い目の色味、クリーンなイメージのデニムパンツを「紺のパンツ感覚で」着こなす犬走カジュアル。シンプル過ぎない「着映えトップス」を取り入れて、ワンランク上の大人デニムスタイルに挑戦してみませんか?
※私物に関しての各ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
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- PHOTO :
- 田中麻衣(小学館)
- WRITING :
- 岡村佳代
- EDIT :
- 谷 花生