甘いカラー代表格であるピンクも、シックな黒を掛け合わせればぴりっと引き締まり、マチュアなムードを醸すことができます。大人ならではの、都会に映えるピンクワンピースのコーディネートをさっそくチェック!

■1:ヘイリー・ビーバーは…センシュアルなワンピースをモダン小物でシックに味付け

シューズはフラットタイプをセレクトすることで、適度な抜け感を。
シューズはフラットタイプをセレクトすることで、適度な抜け感を。

2023年6月17日、夫のジャスティン・ビーバーとNYの街中に現れたモデルのヘイリー・ビーバー。しなやかに落ちるスリップドレスはピンク! なめらかな光沢感でそれ1枚で着映え力抜群です。センシュアルなワンピースながらも、レザーショルダーバッグやチェーン付きスリングバックシューズといった端正な黒小物を掛け合わせることで、甘さを中和しながら程よいスパイスを加味。デザインの異なるネックレスをレイヤードしつつ、スリークなまとめ髪とフープイヤリングの合わせ技を活用すれば、ドレッシーな雰囲気にまとまります。

■2:シャニーナ・シャイクは…くすみピンクのジャケットドレスと黒小物できりっと見せる

ミニワンピースとミドルブーツのバランスが絶妙です。
ミニワンピースとミドルブーツのバランスが絶妙です。

第76回カンヌ国際映画際に参加するために、カンヌに訪れていたモデルのシャニーナ・シャイク。ピンクのワンピースといえど、ジャケットドレス、そして落ち着いたくすみピンクなら、甘さよりも上品さが漂っています。ダブルボタンやくびれた構築的なシルエットが、洗練ムードを演出。そこに真っ白なハンドバッグを加えつつ、ヘアをコンパクトにまとめることで聡明に。足元にきれいめシューズを持ってくるのも素敵ですが、シャニーナはあえてタフな黒ワークブーツを迎え、タフなアティチュードをアピール。足元に重厚感が生まれ、コーディネートを格好良く、そして今っぽく導くことに成功しました。

■3:グレース・ガネムは…カラーを盛り込んでポジティブムード満載に

レザーやサテン、スウェードなど異素材ミックスにすることでリズミカルに。
レザーやサテン、スウェードなど異素材ミックスにすることでリズミカルに。

2023年7月2日、パリの街中でスナップされたインフルエンサーのグレース・ガネム。先にご紹介した二人は穏やかなトーンのピンクを選んでいましたが、グレースは夏に映えるブライトピンクのワンピースをセレクトし、高揚感を獲得しました。甘さのあるカラーですが、すとんとしたストレートラインならスタイリッシュさを両立することができます。そこにぱきっとした鮮やかなオレンジ小物、赤のフープイヤリングをプラスし、プレイフルなポジティブコーディネートへ。カラー×カラーがポップに傾きすぎないよう、バッグは黒とのバイカラーをセレクト。この小面積の黒があるだけで、鮮やかなワントーンコーディネートがたちまちモードにまとまります。


解放感のある夏にしっくりとくる、ピンクワンピースの大人コーディネートをお届けしました。黒という頼れるカラーを掛け合わせることで、糖度を抑えシックにまとめてみてはいかがでしょうか。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香