日本古来の「左馬(ひだりうま)」って、なんのこと?

明日、7月31日『トゥインクルレースの日』です。これは、1986(昭和61)年のこの日に、日本初のナイター競馬として「「トゥインクルレース」が開催されたことにちなんで制定されました。東京・品川区の大井競馬場で行われるトゥインクルレースなどは、大人のデートコースとしても人気です。ということで、本日は「夜」「馬」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「烏夜」ってなんと読む?

「烏夜」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:烏(からす)は黒いことから「闇夜」を表現する言葉です。

<使用例>

「烏夜から一転、競馬場の周辺は明るくきらめいているわね」

かな2文字です。
かな2文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 烏夜(うや) です。

「烏」の音読みに「ウ」がございます。
「烏」の音読みに「ウ」がございます。

「烏合の衆(うごうのしゅう)」「烏龍茶(うーろんちゃ)」などでお馴染みの「烏」の読み方ですが、「烏夜(うや)」、読めたでしょうか? さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「左馬」って何?

日本古来の「左馬(ひだりうま)」とは、何を指した言葉でしょうか? 以下の選択肢の中から選んでください。

1:気の荒い人物

2:一攫千金のもうけ話

3:縁起をかついだ図柄

「左馬(ひだりうま)」とは…?
「左馬(ひだりうま)」とは…?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 3:縁起をかついだ図柄 です。

画像のような「馬」という漢字を左右反転した図柄を「左馬(ひだりうま)」と呼びます。

「左馬(ひだりうま)」が縁起よいとされる由来の説は複数ございます。よく言われるものだけでも、「うま」を逆さに読むと「まう(舞う)」で、「めでたい席に付きものの舞と繋がり、福を招く」という説や、「馬は左側から乗ると倒れないとされるから」という説、また、「本来、馬は人が引くものであるが、逆になっていると人を引いてくる(=招き入れる)となり、商売繁盛につながる」という説などなど…。

和服の帯の意匠としてこの「左馬(ひだりうま)」が染められているものも見たことがございます。競馬デートにコーディネートしたら粋ですね!

*** 

本日は、7月31日『トゥインクルレースの日』にちなんで、「夜」「馬」という字の入った日本語から、

・烏夜(うや)

の読み方と、

・左馬(ひだりうま)

の意味、言葉の背景などをおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会/『天童と将棋駒』(山形県天童市)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/photo AC
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ILLUSTRATION :
小出 真朱