ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティンの夏メニュー「エスターテ 2023」
東京・銀座のブルガリ銀座タワー9階に位置する「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」で、夏のコースメニュー「エスターテ 2023」がお目見えしています。
「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」は、洗練された空間で、日本産の食材を主役にイタリアの伝統料理をモダンに解釈したメニューを楽しめるリストランテです。
エグゼクティブシェフのルカ・ファンティン氏は、レストランでの体験がより充実するようにと、メニューの構成にもっとも心を砕いています。
「料理を提供する順番やメニューの構成は、映画のストーリーがより面白くなるように、あるいは演説で、どのような流れで主張がなされるかで印象が変わるように、私が最も気を配っている点です。私たちの料理はひと皿の世界観ではなく、最初から最後まで、それぞれのメニュー、そしてその間に流れる空気感までもが調和した旅なのです」
そう語るルカ・ファンティン氏が贈る夏のメニュー「エスターテ 2023」をご紹介します。
ガストロノミックなイタリアと日本の旅路
まず、コースは「シマアジのカルパッチョ」からスタート。独特で豊かな味わいのシマアジ、パプリカ、ドライトマトと松の実のピューレで彩られており、夢のような地中海の夏を連想させるひと皿でコースが始まります。
次のひと皿では、国産の白エビとズッキーニで食感と風味のコンビネーションを楽しんで。イタリアを代表する夏野菜、ズッキーニのピューレに、夏ならではの新鮮な白エビを合わせ、ズッキーニの花のフリットをトッピング。シンプルでありながら、贅沢な味わいで、この後に続く、ウニのスパゲッティへの前奏曲のようなお料理です。
続く「スパゲッティ・モノグラーノ・フェリチェッティ ウニ」では、ムール貝、アサリ、ウニを混ぜ合わせ、スイートトマトとレモンを加えてソースを仕上げ、パスタと合わせました。
ルカ・ファンティン氏は「日本の食材を使い始めた14年前、これ程までに滑らかな舌触りのウニを食べたのは初めてで、食感を追求することに意識を注ぐきっかけをくれた食材です」と語ります。ウニを中心に、さまざまな海の恵みをベースにして出来たソースは驚くほどの深みとリッチな味わいです。
このコースのもう一つのハイライトは、「クラシックは決して色褪せない」というルカ・ファンティン氏が考えるパルミジャーノ・レッジャーノを使った伝統的なラヴィオリです。森のイメージを表現した茸と、木々の香りを感じさせるポルチーニのソテーを添えて、自家製チキンコンソメと共に。
メインの前の「甘鯛とジャガイモのクレーマ」は、イタリアで定番の白身魚とジャガイモの組み合わせからヒントを得たひと皿。甘鯛の調理法に日本料理の技法を取り入れ、さらなる旨味を追求した、イタリア料理に新しい食感を提案した一品です。
メインディッシュは、「赤牛のフィレ 茄子」です。茄子や香味野菜などを長時間煮込んだソースを、カットした茄子に塗り、焼き付けていきます。本来の旨味以上のおいしさをまとった茄子は、今までにない一面を見せる隠れた主役です。この茄子は、赤牛のフィレと共に提供され、赤牛の柔らかくもさっぱりとした味わいに、茄子の旨味がよく合います。
この旅の締めくくりには、地元の食材への爽やかな賛辞を表す桃のドルチェを。イタリアのカクテル、フレッシュなベリーニにインスパアされたドルチェは、スパークリングワインと共に提供されます。季節と地元の生産者の方々の情熱が生み出す桃のテクスチャーは、このドルチェのインスピレーションそのものを表しています。
イタリアと日本の豊かな食材、そしてルカ・ファンティン氏のアプローチによって、私たちを地中海の夏へと誘ってくれる夏のコースメニュー「エスターテ 2023」をご紹介しました。
まるで音楽や映画のように美しくノスタルジックなストーリーを構成する「エスターテ 2023」を「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」でお楽しみください。
「エスターテ 2023」予約方法
- イル・リストランテ ルカ・ファンティンHPより
- 公式インスタグラム（プロフィールのリンクより予約ページへ進めます）
- TEL：03-6362-1270（レストラン予約専用番号、11：00～17：00受付）
「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」詳細
- ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン
- 住所／東京都中央区銀座2-7-12
- 営業時間／17：30-20：00（L.O.）日・月休み ※ディナー営業のみ
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
