白シャツを真夏に着るなら、ミニ丈のボトムを組み合わせて軽快さを強調してみませんか。定番のベーシックスタイルでも無難に見えず、印象的な着映えが楽しめるコーディネートテクニックをマスターしてください。

■1:キャロライン・ウィンバーグは…胸元の開きと裾のアレンジでモノトーンの装いを切れよく

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着こなしの黒と白をリピートしたローファーで品のいいトラッドニュアンスをプラス。

スウェーデンで活躍中のモデルキャロライン・ウィンバーグは、ストックホルムで見かけられていました。白シャツにラップタイプの黒ボトムを合わせたモノトーン配色でクールに。シャツは片側だけインしてウエストをちらっと見せているので、スマートさが際立っています。アシメトリーになったアレンジはもちろん、黒いボトムの分量が多く見えてスタイリッシュです。胸元の深い開き具合もすっきりと顔周りをすっきりと演出できます。肩かけしたボーダーニットが地味にならず、アクティブさが光るアクセントに。

■2:エミー・ベントゥリーニは…クラッシュドデニムで清潔感ある白シャツをモードに昇華

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足元は細めのヒールが女性らしいミュールを投入。鮮やかなイエローがインパクト十分。

スタイリスト、エミー・ベントゥリーニが2023年4月半ば、パリでキャッチされていたときの着こなしです。メンズライクなBIGシャツにダメージ具合がエッジィな膝丈デニムパンツを合わせていました。細身のシルエットのデニムはゆったりサイズのトップスを投入すると、バランスよく腰周りのカバー効果にも。蒸し暑い時期は、ボディにフィットせず風通しがいいBIGシャツが大活躍します。シャツの中に見せてもOKなインナーを着れば、彼女のようにボタンをたくさん外しても、涼しげなムードが際立つアレンジに。

首元にドット柄のスカーフを結んで、華やかニュアンスを加えたのも大正解です。

■3:ジャクリーン・ゼルウィスは…肌見せできる短かめ丈にはなじみのいいベージュのボトムが最適

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ボーイズライクなスニーカー×白ソックスでヘルシーさをアピール。

ドイツ出身のファッションブロガー、ジャクリーン・ゼルウィス。2023年5月半ばにベルリンでSNAPされたときには、短め丈の白シャツにベージュのカーゴスカートを愛用していました。袖丈は長め、フロントのカッティングによってウエストの上を肌見せしていても、肌の色にしっくりとなじむベージュのボトムなら抵抗なく着こなせます。スカートの下からアンダーパンツのようなアイテムのウエスト部分をちら見せさせたテクニックも、スポーティーさを強調できてさすがです。

胸元にはチェーンネックレスで女性らしさを加味しつつ、足元はスニーカーで軽快さを。このテイストミックスがこなれたバランスを生み出すので、ぜひ参考にしてみては。


定番の白シャツをミニ丈のボトムで夏らしくまとめた3人の着こなしをご覧いただきました。シンプルでもどこか着映えポイントをつくり出し、涼感も漂うアレンジは見習いたいポイントが満載です。ぜひいつもの白シャツを新鮮な夏仕様に仕上げてみてはいかがでしょうか。

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EDIT&WRITING :
佐野有紀