イギリス・エドワード王子と結婚し王室入りする以前は、敏腕PR担当者としてメディア業界で働いていたソフィー妃。姑であるエリザベス女王のお気に入りだった、というのも思わず納得してしまう、どんな人にも愛される、柔和なムードのもち主です。妃が支持される理由のもうひとつが、コンサバだけれど洗練されたファッション。決して悪目立ちせず、でもクラシカル過ぎず。その絶妙なセレクトから、周りの空気を正確に読み取るシャープなバランス感覚もうかがえます。今回はエメラルドグリーンの海に囲まれた美しい風景に映える、ワンピーススタイルを紐解いていきましょう。

■1:ベルトやウェッジソールで白ワンピースをスッキリとした印象に

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ピジョン島国定公園にて。

2022年4月28日、エリザベス女王のプラチナジュビリー祝賀行事の一環として行われた、カリブ海ツアーの7日目。白地に躍動感ある花柄がカラフルに描かれた、ソレール ロンドンのワンピースで登場しました。ティアードスカートがロマンティックなふんわりシルエットをベルトで引き締めています。足元はウェッジソールサンダルでバランスアップ。合わせる服を選ばないメタリックカラーに、赤いペディキュアでフェミニンなアクセントを添えて。

■2:キャップスリーブで華奢なショルダーラインを演出

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ユネスコの世界遺産に登録されている火山ピトン山へ。

カリブ海ツアー6日目、セントルシアのスーフリエールではボートに乗船。ピンク&オレンジの小花柄ワンピースは、風に揺れるスカートの裾がロマンティック。シャープなVネックとコインのネックレスでモダンさを添えて、プリントの甘さを中和。白のエスパドリーユを合わせて軽やかに仕上げています。

■3:端正カラーリングで甘テイストを大人仕様に

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左の手元にカポションのあしらわれたバングルをW使いし、こなれ感をプラス。

2022年4月25日、セントジョンズのサー・ヴィヴィアン・リチャーズ・スタジアムにて。ふんわり広がった袖と共布ベルトのリボン結びが特徴的なスカイブルーのワンピースを着用。ウェッジソールのエスパドリーユで足首にリボン、かごバッグには花モチーフ…と甘いディテールをリピート。糖度過多になってしまいそうなところを、グレーとブルーのドライな配色で、大人に似合うスタイルにまとめています。


イギリス・ソフィー妃がカリブ海ツアーでまとった、ミディ丈ワンピースの着こなしをご覧いただきました。国内の公務で見せる装いよりもリラックスした、風通しいいムードが南国の風景にぴったり寄り添います。足元はフラットではなく、ウェッジソールを選ぶことでほんのり緊張感を。大人に似合う上品なリゾートスタイル、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子