昨年、25回忌を追悼するニュースが流れたダイアナ元妃(1961年〜1997年)。あまりにも衝撃的な不慮の死から長い年月が経過しましたが、その瑞々しい笑顔と華やかな装いはいまなお変わらず、世界じゅうから愛され続けています。それまでのコンサバなロイヤルファッションに変革をもたらし、スタイルアイコンとして不動の位置を築いた元妃。トレンドも取り入れ、ちょっと冒険、なアイテムも自分らしく着こなしてしまうセンスの持ち主です。このたびは、リラックス感漂う夏の休暇コーデをピックアップしました。

■1:ジャンプスーツは…ゴールドメタリック小物を効かせてリッチ感を高めて

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ダイアナ元妃とチャールズ国王の手を握る、幼いウィリアム皇太子が可愛い!

1987年8月10日、マヨルカ島でスペイン王室とともに休暇を過ごした際のスナップです。ほんのり透け感のある夏らしい素材のジャンプスーツにゴールドのベルト、イヤリング、フラットシューズを合わせて煌めきをトッピング。襟付きで、パンツにはセンタープリーツがあしらわれたきちんと感のあるデザインながら、広めに開いた襟元や軽やかな生地がバカンスの心地よさを漂わせます。

■2:レオパード柄スイムウェアは…お揃いのサロンを合わせて洒落感アップ

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この島はヴァージン会長のリチャード・ブランソンが所有。

1990年4月11日、イギリス領ヴァージン諸島のネッカー島で息子のウィリアム皇太子とハリー王子、妹の子供たちと。レオパードプリントのワンピース水着に、お揃いのサロン(ラップスカート)を巻いて、こなれたリゾートスタイルを披露しました。辛口な柄もスポーティに着こなして、迫力あるかっこよさに導いて。水着単独でなく、カバーアップをまとうことでリゾート慣れしたこなれた雰囲気に仕上がります。

■3:優雅な最愛ホワイトは…モチーフニットをレイヤードしてカジュアルダウン

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品よく爽やかな王子たちのお揃いファッション。

1986年8月16日、休暇のためアバディーン空港に降り立った3人。よちよち歩きのハリー王子に手を引っ張られ、タラップでよろける、なんとも愛らしいシーンを切り取った一枚です。襟元にフリルがあしらわれたブラウスに、ミディ丈のプリーツスカートをスタイリング。真夏でも涼しいスコットランドの気候に配慮してか、ネイビーのロングニットを重ねています。腕と裾にストライプがあしらわれたニットは、フロントにポロプレイヤーのモチーフが。優雅なホワイトコーデをスポーティなアイテムで軽快にまとめています。


イギリス・ダイアナ元妃の夏のバカンスコーデをご覧いただきました。品のよさとエッジーさがミックスされ、いま見てもコピーしたい魅力に溢れる元妃のスタイル。ぜひ今夏の休暇ファッションに活用してみてはいかがでしょうか。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子