100年以上にわたり「ローマ」という街にインスパイアされたウォッチメイキングを続けてきた「ブルガリ」。ラグジュアリーウォッチ界の未来に向けて、自ら旗振り役となってスタートさせた新作時計の発表イベント「ジュネーヴ・ウォッチ・デイズ 2023」(2023年8月29日〜9月2日)では、「自然がもつ類まれな二面性」をテーマに、機械式のメンズウォッチとエレガンスを極めたジュエリーウォッチ、3つのコレクションから6モデルの新作を発表しました。
なかでも、ひと際そのクリエイティビティ、そしてクラフツマンシップの非凡さを発揮したのが、古代ローマからの長い眠りから目覚めたアンティークコインを主役に据えた‟モネーテ カテーネ”です!
ローマンハイジュエラー「ブルガリ」を体現するエレガンスと官能美!
「ブルガリ」、そしてジュエリー好きな女性ならもちろんご存知であろう“モネーテ”。イタリア語で“モネーテ”とは「コイン」。古代ギリシャ、ローマ時代からジュエリーに取り入れられてきたコインがデザインの主役を演じる「ブルガリ」の象徴的なクリエイションのひとつで、1960年から受け継がれてきました。
使用されているのは、ローマの街で発掘された「本物」のアンティークコイン! ネックレスやリングなど「ジュエリー」としてのイメージが強いモチーフですが、創業者一族のひとりであるニコラ・ブルガリが1966年に初代の“モネーテ”ウォッチを生み出して以来、これまでは主に、いわゆる「ハイジュエリーウォッチ」にたびたび取り入れられてきました。
しかしそれらの多くは、ごく限られた顧客のみが目にすることができるユニークピースで、こうして「新作」としてモネーテをあしらったウォッチを発表するのはとても珍しいこと。それだけに今回の新作は、ウォッチ界、ジュエリー界で大きな話題となっています。
華やぎのなかに本格ムーブメントを宿す、稀代のジュエリーウォッチがここに!
今回発表されたのは、シンプルな‟モネーテ カテーネ”と、ふたつ並んだダイヤルが異なるタイムゾーンの時刻を表示する“モネーテ カテーネ デュアルタイム”の2モデル。
いずれも貴重なアンティークコインをカバーにあしらったシークレットウォッチで、豊潤なプロポーションを描くチェーンブレスレットがこの上なくグラマラス! このチェーンブレスレットは、1940年代から「ブルガリ」が培ってきた偉大なヘリテージの一部であり、1960年代に作られた初代の“モネーテ”のジュエリーにも採用されていたものです。
そしてその艶やかな佇まいの内側で確かな時を刻むムーブメントは、「ブルガリ」の高い時計製造技術の粋を集めて製作された、世界最小の円形手巻きムーブメント“ピコリッシモBVL100”。
アンティークコインとたっぷりとしたボリュームのゴールド、そしてダイヤモンドの輝きが三位一体となって無敵のオーラを漂わせるジュエリーウォッチであると同時に、時計界の至宝といえる極小ムーブメントを宿す本格機械式ウォッチでもある‟モネーテ カテーネ”、そして“モネーテ カテーネ デュアルタイム”。この新たな名品ウォッチは、改めて「ブルガリ」の一流の美学を印象づけました。
■1:八角形のケースに2列のチェーンブレスレットが連なる‟モネーテ カテーネ”
■2:ふたつの時刻を知らせる“モネーテ カテーネ デュアルタイム”
長い歴史のなかで「ブルガリ」が大切に継承してきたヘリテージと希少なサヴォアフェール。それらを高い次元で融合させ、新たに表現した至高のシークレットウォッチは、「時を刻むローマン ジュエラー」の真価を雄弁に語ります。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト