今、個性あふれる日本のホテルが面白い!今訪れたい、「デスティネーション・ホテル」|この秋は、自分の希望がかたちになった場所へ

あぁ、旅に出たい。やっと自由にどこへでも行ける、という解放感と共にこの秋、旅への熱は、ますます高まっているのではないでしょうか。

日本の風土を味わう一棟貸しや、地域密着型リゾート、心躍る体験型施設や日本初上陸のラグジュアリーホテルまで。今、世界が注目する「デスティネーション=目的地」は日本のホテル、といっても過言ではありません。豊かな自然や絶景を堪能しに、そこでしか味わえない食を求めて、アートや建築を愛でに、ひとり静かな時間を過ごしに…。

今回はそのなかから、東京・八重洲の「ブルガリ ホテル 東京」の絶景ルーフトップバーをご紹介します。

東京・八重洲「ブルガリ ホテル 東京」の絶景ルーフトップバー

ブルガリ ホテル 東京
全面ガラス張りで、店内とシームレスにつながった屋外テラス。東京のど真ん中にいるとは思えないほど、自然を感じる開放感溢れる空間。景色はもちろん、飛び交う外国語と心地よい音楽に、日本にいるのを忘れてしまう。

ここでしか出合えない絶景と絶品カクテルに酔いしれる

今年4月、東京駅前「東京ミッドタウン八重洲」上層階にオープンした「ブルガリ ホテル 東京」。ハイジュエラーの世界観を伝える五つ星ホテルが日本初上陸とあって、瞬く間に話題となりました。

1階ロビーで'60年代、'70年代の色鮮やかなブローチを描いたスケッチを眺めながらレセプションのある40階へ。廊下の壁にはブルガリの代表的モチーフのひとつであり、日本の伝統的な「孔雀紋」を思わせる扇形デザインの美しいモザイクが施され、ギャラリーにはこのホテルのシンボル、松の木と富士山がモチーフの「マウント・フジ ブローチ」が燦然と輝く…。随所に、ブルガリの歴史と哲学、美意識を実体験できる贅を尽くした空間に圧倒されますが、なんといってもおすすめは最上階の「ブルガリ バー」。

ブルガリ ホテル 東京のバー
バーカウンターの壁には、「ガーデン オブ ワンダーズ」を表現したガラスモザイクが。

ハンドメイドのボタニカル柄モザイクで彩られた華やかな壁が印象的なバーカウンターと、イタリアと日本の家具が配されたモダンな店内、ゆずやレモンなど柑橘系の植栽が取り入れられた開放的なテラスと、ワンフロアをすべて使った広々とした空間は、まさに大都会の天空のオアシス!

特筆すべきは、圧巻の夜景。皇居の向こうに煌めく新宿副都心のビル群、左手には東京タワーや麻布台ヒルズ…など、ここからしか眺めることのできない絶景を肴に酔いしれたら、そのままベッドへダイブできるのも、ホテルステイの醍醐味といえるでしょう。

ブルガリ ホテル 東京のバー
シグネチャーカクテルのひとつ『GIARDINO(ジャルディーノ)』¥3,600は、イタリア語で「庭園」の意。発酵レモンが香るジンベースのカクテルです!

ちなみにこちらのバー、12時からオープンのうえ、メインダイニングを監修する3つ星シェフ、ニコ・ロミート氏のバーフードも充実。天気がいい日は富士山も望めるとあって、夜景だけでなく、昼間や夕景も別格。バーを目当てにステイを計画してみるのも一興では?


【DATA】東京・八重洲「ブルガリ ホテル 東京」

ブルガリ ホテル 東京
 
ブルガリ ホテル 東京
 

住所/東京都中央区八重洲2-2-1
TEL:03-6262-3333
¥250,000〜(1室1泊料金、税・サービス料別)

●おすすめの過ごし方
アート、インテリア、食、ホスピタリティなど、「ブルガリ」の世界観をあらゆる場所で体験して。また、バー室内の家具にも注目。バースツールは「フレックスフォルム」のためにアントニオ・チッテリオがデザインしたもの。ライトは「フォンタナアルテ」。

関連記事

PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
田中美保、古里典子(Precious)