フェミニンなスカートの装いなのにどこかピリッと引き締まってかっこよさが光るロング丈&Iシルエット。いまトレンドの辛口エレガンススタイルが簡単に実現できます。

■1:サラ・ジョーは…存在感十分な深めのスリットでワークスタイルを女性らしく演出

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レースアップのブーツからソックスをのぞかせて、足元にボリュームづけを。

アーティストやモデルとして活躍するサラ・ジョーが2023年4月、N.Y.でキャッチされたときの着こなしです。短め丈の白シャツにカーキのロングスカートを合わせて、シルバーのライダースジャケットを羽織っていました。細身のIラインのロングスカートはフロントに深くスリットが入って、脚のラインを強調できることですっきりスマート見えに。歩くときの脚さばきもよく、ボリュームタイプのショートブーツと相性抜群です。メリハリのついた白×カーキは、清潔感もありながらシャープさをもたらします。黒いバッグとブーツが引き締め役として有効です。

■2:フェリシア・エイカーストロムは…抜け感やベルト使いでオール黒でも軽やかかつリッチに

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素足にシンプルなローファーを投入。潔いベーシックさがかっこよさをアピールしています。

2023年8月上旬、コペンハーゲンでSNAPされていたのは、デジタルインフルエンサー、フェリシア・エイカーストロム。深めV開きのニットと長めのスリット入りスカートを黒でまとめていました。全身を黒でまとめても、胸元とスリットの肌見せによって軽やかさをもたらしていて重たく見えません。このコーディネートで注目したいのは、ベルトでウエストマークしたアレンジです。着こなしと同じ黒でなじみながらも、バックルのゴールドでさりげなくリッチさを漂わせています。これがアンティークゴールドで控えめなことも、逆に秋らしくシックなニュアンスに。まさに計算し尽くされたオール黒コーディネートに仕上がっていて、さすがです。

■3:エミリー・シンドレフは…印象に残る着映えが実現する白デニムですっきり切れよく

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ミニバッグだけにピンクを取り入れて、モノトーンの装いの華やぎに。

ファッションスナップの常連、インターネットセレブリティのエミリー・シンドレフは、N.Y.で見かけられていました。カットソーとデニムスカートに白を投入し、アウターとしてオーバーサイズのジャケットを羽織って、クールに。白で統一したインナーとスカートは女性らしさが光り、同じ色が一直線につながり縦長ラインを強調しています。デニムがハリのある素材で、体型を拾わないところもストンと落ち感のよさをアピール。ウエストの高めの位置にベルトをつけていることでも、脚長効果をもたらしています。あえてジャケットの丈をゆったりとヒップ下まで隠れるものにして、旬のリラックスムードに。ピンストライプのメンズ風ジャケットが女性らしいアイテムとのテイストミックスになって新鮮です。


Iラインスカートを着こなした3人のファッショニスタをご紹介しました。スリットや色合わせ、ベルトのアレンジによってよりスタイルアップさせていて、お手本にしたいポイントが満載です。ぜひかっこよくはきこなして秋のおしゃれをアップデートさせてみてはいかがでしょうか。

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EDIT&WRITING :
佐野有紀