ピエール・エルメ・パリの「ノエルコレクション 2023」を実食レポート｜“味覚の旅”を楽しむケーキがずらり！

21世紀のパティスリー界を先導する第一人者ピエール・エルメ氏のパティスリーである「ピエール・エルメ・パリ」。クリスマスを寿ぐ「ノエルコレクション 2023」の予約が、2023年10月13日（金）から開始されます。

日本上陸25周年のクリスマステーマは「デスティネーション：旅の行先」。味覚での旅行を楽しむツアーは造形アーティストのジャンパオロ・パーニ氏とのコラボレーション。スタンプによるグラフィックアートを作り出すパーニ氏の作品からインスパイアされた旅情を誘うコレクションになっています。

Precious.jpライターが試食したレポートと共にご紹介します。

オンライン販売アイテムも！ピエール・エルメ・パリの「ノエルコレクション 2023」５選

「ビュッシュサレント」縦17×横9×高さ8cm ￥7,830

柑橘が香る「ビュッシュサレント」。サレントは、イタリアの地形をブーツに見立てたときに踵部分にあたる位置にある街。地中海に囲まれ温暖な気候である異国への憧れが、新鮮な風味となっているビュッシュです。

ライム風味サブレブルトン、ライム風味シャンティクリーム、ライムとオリーブオイル風味のビスキュイ、ライムのジュレ、マンゴーのコンポート、ビスキュイジョコンドと続き、鮮烈なライムとマンゴーがたっぷりと使われています。フレッシュなマンゴーの香りとライムの軽やかな酸味が、爽やかでフルーティさを奏でます。

「チーズケーキイスパハン」直径15×高さ4cm ￥7,560

舞い散るバラが印象的な「チーズケーキイスパハン」。エルメの代表フレーバーであるイスパハンを、2023年のクリスマスではチーズケーキとして表現しています。イスパハンはイランの地名であり、イランはバラの一大産地。ひと口頬張ると、そんなエキゾチックな場所へと誘われるケーキです。

滑らかなローズ風味チーズクリーム、ライチ入りフランボワーズのコンポート、フランボワーズ風味ビスキュイ、ローズ風味のベイクドチーズケーキ、サブレで幾層にも香る、香りを楽しむケーキでした。「ピエール・エルメ・パリ」ファンなら必食ですよ。

「フロコンオルフェオ」直径14×高さ10cm ￥7,560

ビターなブラックチョコレート、アラグアニをヘーゼルナッツと合わせた「フロコンオルフェオ」。ビスキュイショコラ、ガナッシュアラグアニ、ガナッシュモンテアラグアニ、ヘーゼルナッツプラリネクリームが層をなし、深みのあるチョコレートケーキになっています。

微細なプラリネのシャリ感を楽しみながら、チョコの濃厚さを楽しめる味わいで、チョコ好きの方には全力でおすすめしたいケーキでした。

「ビュッシュアーリア」縦23×横9.5×高さ9cm ￥18,360

青山ブティック限定で販売されるのは、“テーストマップ（味覚の地図）”を表現した「ビュッシュアーリア」。ジャンパオロ・パーニ氏のデッサンがそのままデザインに取り込まれていて、見ているだけで旅へと誘われるような一品です。

ピスタチオのフレーバーがパートサブレ、パウンドケーキ、プラリネ、クリームと形を変えて様々な食感をもたらし、オレンジフラワーの風味がつけられたマスカルポーネクリームが全体を引き立てます。

「フロコンオルフェオ」縦19×横7×高さ6.5cm ￥7,290（送料込み）

“旅するアントルメノマドコレクション”からクリスマスバージョンとして「ノマドプレジールシュクレ」が登場。公式オンラインブティック限定の冷凍商品なので、店舗へ行けなくてもエルメのビュッシュを味わえます。

ダコワーズやパイになったヘーゼルナッツと、ミルクチョコレートのガナッシュやシャンティからなり、香ばしさと柔かな口溶けが楽しめます。上品な甘さはどなたにも喜ばれる味です。

さまざまなフレーバーとハッとするデザインに仕上げられている「ピエール・エルメ・パリ」のクリスマスケーキ。エルメファンはもちろん、今までにないケーキを食べてみたいという方にはおすすめのクリスマスケーキです。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

この記事の執筆者

東京都在住。東京農業大学卒業後、自然体験活動に従事。2016年よりフリーランスライターに。ライフスタイル、エンタメ、レシピ作成記事などを執筆。自然環境、農林業、環境問題に明るい。好きなもの：散歩、コーヒー、アイス、チョコ。

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