日本画や美術工芸品に彩られたミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」は、2023年9月22日(金)に、自然派イタリアンの第一人者・植竹隆政氏による「RISTORANTE “CANOVIANO”」のセカンドブランド、「CANOVIANO CAFE(カノビアーノ カフェ)」をオープンしました。

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大きなガラス窓一面に広がる緑と、北欧風の内装で明るい店内

コース仕立てのメニューを提供する「RISTORANTE “CANOVIANO”」と違い、「CANOVIANO CAFE」は、バターやクリームなどの動物性油脂や、にんにく、唐辛子などは極力使わず、オリーブオイルや野菜など自然の味わいを大切にしたイタリアンが、アラカルトで気軽に楽しめるレストラン。

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パスタランチ ¥1,980 

オープンに先駆けて行われたメディア向けの試食会では、7品のメニューが登場。野菜たっぷり、こだわりが詰まったイタリアンを、Precious.jpライターが実食レポートします。

身体が喜ぶ自然派イタリアン!「CANOVIANO CAFE」のメニュー7選

■1:シェフが30年作るスペシャリテ「縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ」

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「縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ」¥1,320

植竹シェフが30年近く作り続けているというスペシャリテの「縞海老とカラスミの冷製カペッリーニ」。北海道産の縞海老の甘みとカラスミの塩味のバランスがよく、フルーツトマトとイタリアのオリーブオイルを合わせたソースが絡んで、抜群のおいしさです。

バター、にんにく、唐辛子などを極力使わず自然の味わいを大事にする料理という話がありましたが、スペシャリテをいただいて納得! 素材の旨みが存分に味わえるお料理です。

■2:溶けるようなフワフワ食感「すりたて生ハム」

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「すりたて生ハム」¥1,320 
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試食会当日は、シェフ自ら生ハムをカット

新しく導入したスライサーでカットされた「すりたて生ハム」は、味が濃く一番おいしいとされているスネ部分のもの。

塩分はまろやかで、脂身と肉のバランスがよく、口に入れた瞬間溶けるようなふわふわ食感。あっという間に完食してしまいました。

こちらも、ディナーのスペシャリテとして登場しています。

■3:唯一無二のアヒージョ「塩サバと生姜の“にんにくを使わない”アヒージョ」

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「塩サバと生姜の“にんにくを使わない”アヒージョ」¥1,100

本来にんにくとオリーブオイルで食材を煮込む料理ですが、ここではにんにくを使わない「アヒージョ」。

「生姜とオリーブオイルは非常に相性がいい」と話すシェフの言葉通り、にんにくが入っていなくても物足りなさなどは感じず、むしろ入っていない方が、じゃがいも、塩サバ、ブロッコリーの味が引き立つような感じすらしました。

じゃがいもと塩サバはヨーロッパでは定番の組み合わせだそうですよ。こちらは、ディナーの温かい前菜メニューのひとつです。

■4:函館ぶりを使った「本日のカルパッチョ 季節野菜のサラダ仕立て」

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「本日のカルパッチョ 季節野菜のサラダ仕立て」¥1,430

サラダメニューからは、「本日のカルパッチョ 季節野菜のサラダ仕立て」を試食させていただきました。この日は、函館のぶりのカルパッチョと季節野菜の組み合わせ。カルパッチョというと薄切りの魚介類がお皿に並ぶイメージがありますが、そんなイメージを覆すような厚切りのぶりが登場しました。

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厚く切られた函館のぶり

トロッとしていて風味豊かなぶりは、食べごたえもあり大満足。魚と野菜それぞれのおいしさを堪能できるシンプルな味付けです。

■5:熟成させたモチモチ生パスタ「和牛ボロネーゼと秋茄子のカサレッチェ」

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「和牛ボロネーゼと秋茄子のカサレッチェ」¥1,540

「カサレッチェ」とはイタリア南部のシチリア州生まれのショートパスタで、ナポリの郷土的な料理。

大きめにカットされた和牛のボロネーゼは、S字型になった断面のパスタによく絡み、なすはソースの旨みをたっぷり吸っているため、おいしさが口いっぱいに広がります。

淡路産の生パスタを1週間熟成させたというもちもちのパスタや、ソースに入っているキャベツのシャキシャキ感など、さまざまな食感も楽しめました。

ディナー時に注文できる4種類のパスタのうちのひとつです。

■6:香りにそそられるシグネチャーディッシュ「銘柄豚ロースの藁焼き」

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「銘柄豚ロースの藁焼き」¥2,530

「香り」をテーマに掲げたCANOVIANO CAFEのシグネチャーディッシュ「銘柄豚ロースの藁焼き」。藁を敷いたストウブ鍋で、鹿児島県霧島産の銘柄豚ロース、かぶ、ゴボウ、ししとう、などその時々の野菜がスモークされています。

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スモークされた肉の断面は綺麗な桜色

鍋の蓋が開いた瞬間、香ばしい香りがあたり一面に広がり、食欲がそそられます。脂身は少ないですが、豚肉はとても柔らかく風味豊か。五感を刺激される肉料理です。

ディナーのメインディッシュのメニューです。

■7:エスプレッソプリンと栗のマリアージュ「栗のカフェラッテ」

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「栗のカフェラッテ」(季節限定)¥1,100

最後はディナーのドルチェメニューより一品。シェフがイタリアで見た、カフェで一粒のマロングラッセを食べながらエスプレッソをおいしそうに飲む男性の姿が忘れられず、そこからヒントを得たという「栗のカフェラッテ」です。

ほろ苦いエスプレッソのプリンと、中に入っている栗の渋皮煮の上品な甘さが絶妙なバランス。食事でお腹がいっぱいでも食べたくなる、ディナーの締めくくりにふさわしい大人のデザートです。


一流ホテルのホスピタリティを感じながら、本格的なイタリアンを気軽に楽しめる「CANOVIANO CAFE」は、肩肘張らない会食や友人とのランチなど、さまざまなシーンで利用できます。ぜひ一度食べに足を運んでみてくださいね。

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WRITING :
篠原亜由美
EDIT :
小林麻美